〜永遠亭〜
「永琳!居るか!」
かなり焦った秋人の声が永遠亭に響き渡る。
「ど、どうしたの!?」
永琳は霊夢を抱えた秋人を見て驚くが、もっと驚くのはそのあとだった。
「永琳、、こいつも見てやってくれ」
そう言って秋人の後ろに着地した麗華が右脇に抱えていたのは右腕が切断された血まみれの妖斗だった。
「ッ!?優曇華、てゐ!」
「「はい!師匠!」」
二人とも何故か永琳に呼ばれ後ろで敬礼をしている。
「優曇華は私と一緒に妖斗を!てゐ達は霊夢を!」
「はい!」
そうして二手に別れたのだが、、
「てゐ、永琳の部屋にある分厚い本を取ってこい」
「えっ?わ、わかったうさ」
襖を開けタッタッタッと走って行った。
数分後、てゐ戻ってきたのだが、、
「てゐッ、、、、本はどうした?」
「そ、それがなかったうさ」
「は?なかった?」
「そううさ」
そこで秋人は気付くことになる、、奴の、リスクの言っていたあの''代わりに面白い情報が入ったから''という意味が解けたのだ。
それと同時に秋人は青ざめる、、
「お、おい秋人どうしたんだ?」
「、、しょ、、う、われた」
「は?なに?」
「再生の書を持ってかれたッ!」
「なにッ!?アレを持っていかれだと!?じゃっ!まさか奴の言っていた代わりの面白い情報ってのは」
「、、あぁ間違いなく再生の書だ、、」
「、、あの野郎、、ぶっ殺してやる、、」
今まで猫を被っていたかのように態度が急変しいつもの口調も外れている麗華にてゐとその他の兎達はビビり倒していた。
だが直後秋人から信じられない言葉が、、
「、、まっ別に奪われても良かったんだが、、」
すると麗華はその秋人の一言に一瞬固まった。
「は?それは、、どういう」
「ん?あぁ実はあれな〜」
秋人がそう言いかけた時の子だった。
「主ッ!持ってきたぞ!」
「おっ!ナイスタイミングだ白蛇」
突如現れた白蛇だが麗華はその白蛇が持っているものに目がいく。
「お前!?それはまさか、、」
すると白蛇はニヤッと笑うと
「そのまさかじゃよ禍津、
「じゃ、じゃあっちは、、奴が本物だと思って持ち去ったのは、、」
麗華が驚愕の顔をしそう言うと秋人は
「あっちはただの自滅魔法仕込んだ爆弾、、んでこっちのが本物さ、今頃奴はあの方とやらの前で開いて自爆してるだろうよ。てかアイツも馬鹿だな俺は昔っからサラ以外信じてない程警戒心だけ強かったのにその俺が罠を仕掛けてないわけ無いだろに」
そう言って秋人再生の書を開いた。
「取り敢えず、奴の毒を打ち消す方法を探すぞ」
「あ、あぁ」
麗華は直ぐに取り掛かった。その結果
「あったぞ!、、それだな。てゐ!今から言うものを揃えてくれ」
「り、了解うさ!」
「よし、まず抗生物質を頼むそれと永琳に頼んでおいた回復薬、あとは試験管と注射器!」
「わ、わかったうさ!」
てゐとその他兎達はそれぞれ別れ目的を直ぐに取りに行った。そのあいだ秋人らはと言うと
「さてと、、」
秋人はまずピンセットを製造し、それで霊夢の腹部に刺さっている針を抜いた。
そうして数十秒後、、
てゐ達が帰ってきた。
「もっ持ってきたうさ!」
てゐが持ってきた試験管を麗華に持たせると、秋人は一本のナイフを製造しそれを左手首に当て
「」サッ
左手首を浅く切りつけ一滴の血を試験管へと落とすとそれに更に回復薬、粉状にした抗生物質、白蛇に持ってこらせた
「待て秋人!」
「あ?どうしたよ」
「材料にはお前の血とは一言も書いてないぞ」
麗華が秋人にそう言うと秋人は少しダルそうに
「お前知らねぇのかよ、、」
「は?なにを、、」
「、、ここに書いてあるものの調合には全て共通してあるものがいる、、それが、、」
「お前の血液、、というわけか」
「そうだ」
「でもなんでそんな事を、、」
麗華がそう言っているあいだにも秋人は調合を終え、てゐに注射の指示をしていた。
「簡単さ、、サラも俺以外の奴を信じてはいなかった。だからこの秘密を俺にしか教えなかった、、もし自分達が裏切られ殺され、敵にこの再生の書が渡ったとしても
「な、なるほど、、」
「まぁ結局俺とサラはお前を含めた他の奴らを心までは信じてなかったのさ、、っとこれでよし。あとは様子見だは」
「そうか、、ありがとう秋人」
「なんのなんの、俺の娘でもあるしな」
そう言って秋人は再生の書を片手に立ち上がると
「白蛇、永遠亭周りの警備を強化してくれ。また奴が来るかもしれん」
「うむ、、そのつもりじゃ。それからイーグルも幻想郷の空を飛んで警戒に当たらせてるのじゃ」
「すまん、助かる」
「困った時はお互い様じゃ。主も前に言っとったろ」
「まぁな、、さて俺は妖斗のところに行くかな」
「、、よしこれでひとまず大丈夫ね」
「えぇそうですね」
妖斗は切断された右腕を動かすし動作を確認する。
「永琳先生ありがとうございます。おかけで助かりました」
「えぇ、、それよりも、、」
永琳先生は暗い顔を見せるその時だった。
「霊夢なら大丈夫だぞ」
「「「えっ?」」」
思わずみんな縁側の方を見た。
するとそこには大きくて分厚い本を持った秋人さんの姿があった。
「あ、秋人それはどういう、、まさか」
「あぁ解毒した」
「そう、なら良かったわ」
「、、それだけで終わりなら良かったんだがな」
「えっ?何かあったの?」
「、、ついにリスクまで出てきやがった、、こりゃ全面戦争だな」
秋人さんがとても不吉なことを口にした、、全面戦争?あんな化け物と全面戦争?そもそも勝てるのか?俺は一瞬思考が偏った。
「紫、、居るか?」
秋人さんがそう言うと秋人さんの後ろから独特な音を立てながらスキマが開いた。
「、、秋人、、霊夢は、、」
「大丈夫だ、もう解毒して今は眠ってる」
「そう、、で私は何をすれば?」
「頼みがある、、幻想郷中の妖怪、亡霊、神全て博麗神社に集めてくれ、、それとウチの嫁は出来れば。俺の家に泊まれるように荷物も、、話があるあるからな」
「分かったわ、、知らせておく」
「あぁ頼む、、」
そう言って秋人さんは一度部屋をあとにした。
誰もが思った、、これはただ事では済まない、、幻想郷史上類を見ないほどの異変だということを、、
〜旧橘邸〜
「はぁ、、不味いな」
秋人は頭を抱えながらいつのも縁側に居た。
「流石の死神様もお困りのようだな」
当然上からそう聞こえた。
「、、何の用だ破壊神、茶化にしたなら今すぐ帰れ」
「おいおい、ひでぇな人がせっかく情報持ってきてやったのに」
「はいはい、、んでその情報とやらは当てになるんだろうな」
「、、あぁかなりな」
「なら聞こう」
すると破壊神はさっきのチャラけていた雰囲気から一転真顔になり深刻そうに言った。
「ハッキリ言う、、今回の件全部''アステラ''が関わっている、、」
「なん、、だと?」
秋人は更に頭を抱える。
「さっき俺の部下が奴に伝言を頼まれたそうだ」
「なに?伝言だと?」
「あぁ、、だが、、ここで暴れるなよ?これでも俺も相当ムカついたんだからよ」
破壊神がそう言うと秋人は少し首を傾げ
「あのあまりキレないお前がムカついた?マジでどう言う内容なんだよ、、」
「、、取り敢えずお前はここで暴れないと約束するか?」
「、、あぁ」
そう言うと破壊神は
「では聞く覚悟があるか?」
と聞いてきた。
秋人は少々ウザそうに
「あるからはよ言えや」
秋人がそう言ったのを確認したように破壊神はその重い口を開いた。
「お前にアステラ・ミリダスからの伝言だ、、
''10億年前貴様の嫁達のサラ・シルフィードと禍津神を罠にはめ殺したのは俺だ。今度もお前に対する復讐のため俺の正義が貴様の嫁達に下る。その現場をとくとよく見よ''
これが俺の偵察に行かせていた部下が持って来た文書だ。だから俺はお前に覚悟を、、」
そう破壊神が告げようとした時だったのだが、、
既に秋人はもう破壊神の前におらず縁側を出て庭に立っていた。
そして
ドカーンッ!!
と轟音を立て秋人右側の木が一部を残し吹き飛んだ。
「だから言ったのによぉ、、」
縁側で呆れている破壊神には目もくれず秋人は叫んだ。
「ぶっ殺してやるッ!!!ぜってぇ殺すッ!何がなんでも殺すッ!奴と奴に加担した奴ら全て殺すッ!!!」
その叫びの際の力は秋人の持つほぼ全ての力の9割の力だった。
それは幻想郷全土に響き渡り各場所で時空がスキマの様に裂け、大地が悲鳴を上げ、空気には殺気、妖力や魔力といった力の9割の力が解放され、それにより大妖怪を初めとした各妖怪、霊、悪魔、人間達を震え上がらせた。
「、、気は済んだか?」
「、、正直まだだがこれ以上やったら結界に支障が出る、、それだけは避ける」
「、、そうか、俺もサラには良く世話になったからな俺もイラッときて部下の前で破壊の衝動がでた」
「、、お前もか、、いやそうか」
秋人と破壊神が縁側に腰をかけて話しているとそこに麗華が来た。
「お、おい!秋人これはどういうことだ!?」
そしてそれと同時に白蛇も出てきた。
「主ッ!?何があったのじゃ!」
「、、ちょいとイライラしてやった。後悔はしていない」
「「後悔はしろッ!」」
それぞれ一瞬の間のあと白蛇が口を開いた。
「、、それにしてもイライラし過ぎじゃないかの?」
庭の前に
「秋人、、さっきお前が出した力は幻想郷中に響いたぞ」
「、、だろうな9割出したからな」
「、、9割、、ね」
「秋人、、一体何があったんだ?」
「、、それは、、」
そう秋人が言いかけた時だった。
突如スキマが開き紫が出てくる。
「あ、秋人何があったの!?」
紫が取り乱し聞いてくるので白蛇があの
「、、あ、秋人な、なにがあったの?」
「すまんな紫、、イライラしてやった反省はしていない」
「えっ?えっ?」
紫も思わず首を傾げる。
「、、にしてもこれはやり過ぎだろう、、一体何があったんだ破壊神」
「、、禍津おめぇにとっては特に胸糞悪い話だぞ」
「、、それで?内容はなんだ」
そういった時だった。秋人は不意と紫をお姫様抱っこすると
「キャッ」
紫も突然お姫様抱っこされ可愛らしい声が出る。
「俺は紫を連れて取り敢えずみんな集まっているであろう博麗神社へと行く。お前らはあとから来いよ」
そう言って秋人は腕の中でワタワタしている紫をより一層抱きしめ博麗神社へと飛んだ。
「、、それで破壊神秋人に何を言ったんだ?」
「、、奴からの、、このリスク達が襲ってきた時の首謀者アステラからの秋人に対する伝言だよ」
「、、奴からの伝言だと?内容は?」
「内容はこうだ、、
'10億年前貴様の嫁達のサラ・シルフィードと禍津神を罠にはめ殺したのは俺だ。今度もお前に対する復讐のため俺の正義が貴様の嫁達に下る。その現場をとくとよく見よ''
、、だとよ」
「、、それは秋人がキレるわけだ」
「同感じゃ、、主があそこまで力を出したのはあのサラを殺された時じゃったの」
「あぁそうだな、、、、それにしてもアステラは殺さねばな」
「、、俺もそのはずだ。昔はよくサラに世話になってたからな」
「、、主の敵は我の敵じゃ。何があろうと寝返ったりはせぬ」
三人はより一層団結したのであった。
〜博麗神社〜
「、、秋人そろそろ離してくれないかしら?恥ずかしいのだけれど、、」
「、、悪い」
秋人はさっきまでお姫様抱っこで抱えていた紫を下ろした。
「、、あの大妖怪八雲 紫がお姫様抱っこされてたぞ、、あの男相当ヤバいやつじゃないのか?」
と、ヒソヒソと人間や悪魔間で話されていると、嫁達のいる場所から美結が立ち上がり悪魔達の方へと歩みを進めると
「、、知らないようなので一応言っておきますね。今私達の前にいらっしゃるあの御方は''極魔王様''ですよ?悪魔ならもちろん分かりますよね?」
とこれまた恐ろしい笑顔を放ちそう言った。
一方悪魔達はそれを聞いた瞬間表情が凍り皆が秋人を見る。
「なんだ?おめぇらやんかコラ」
「「「「ヒッ!」」」」
パシッ
突然秋人はたたんだ扇子で紫からパシッと頭を叩かれた。
「痛ッ、、」
「そこまで痛くないでしょう?というか今から協力しようと言うのに震え上がらせてどうするのよ、、」
「まぁ、、何となく」
「まぁいいわ、、それでみんなには集まってもらった訳だけも、、ほら秋人さっさと言いなさいな」
「あいよ、、今回は集まってもらったのはこの幻想郷が下手すれば消えちまうからだ」
「「「「「「「「「「はい!?」」」」」」」」」」
「どこから、、まぁ最近俺とそこに居る俺の嫁たちが攻撃を受けてな、、そんでそいつらがまた強敵揃いだから下手したら幻想郷が飛ぶ、、だから何か結界に異常があったりとかなんかおかしいと思ったら連絡くれ、、幸い霊夢に連絡くれれば麗華を通して俺の耳に入るからよろしく。まぁ俺の話はそんだけだ、、あっお前ら俺の嫁に手出すんじゃねぇぞ?そんときは魔界にまで送ってやるからな、、」
パシッ
「、、さっきから痛てぇんだか?紫」
「そんな事言わないの、、あっ忘れてたわ私も言うことがあったのよ」
みんなそれぞれが紫が何を言うか考えていたのだが、、それは全部外れるとこになる。
「、、私が娘のように可愛がっている霊夢に手を出したら殺すわよ?」
ドカッ!
「痛ったーい、、何するのよ霊夢、、」
お祓い棒で頭を叩かれた紫は頭を抑えて抗議している。
「何が''私が娘のように可愛がっている''よ!アンタが賽銭箱の底にスキマ開いてお金取ってるの知ってるんだからねッ!」
それを言われると紫は笑顔のまま固まり扇子で口を隠して
「こ、この子ったらな、何をいるのかしら?」
と言っいつつ秋人の後ろに隠れる紫であった。
「もうッ!母さんからも言ってやってよ!」
そう呼ばれ母:麗華出陣
「、、お前ら私の大切な娘である霊夢に手を出したら旦那である秋人共々殺しにかかるぞ、分かったか?」
「「「「「、、はい、、」」」」」
「ちょっと!?母さんまで同じこと言ってるの!?」
「ん?あぁそうだが?何が悪いか?」
「悪いに決まってるでしょ!?そもそもそんなこと言って私の貰い手居なくなったらどうするのよ!」
「ん?何言っているんだ?お前には妖斗が居るだろうに、、」
「、、ッ!///か、母さんは何言ってんのよ!」
「そ、そうですよ麗華さん!霊夢だって俺みたいな奴とくっつけられちゃ困るでしょ!」
突然の妖斗の言葉に皆黙る、、みんなこう思っただろう
((いや、、今の霊夢の反応から察せよ、、))
と、、
そんな中藍が口を開いた。
「あ、そうそうウチの橙に手を出したら旦那である秋人と一緒に絞めるからな?」
ほぼ全ての者が思っただろう、、
((コイツら全員親バカかよ、、))
と、
そしてそんな茶番は直ぐに終わりを告げ、本題へと戻る。
「、、さてと、茶番はこれくらいにしてそろそろ本題へと戻るかね、、」
「そうね、それで今幻想郷で起こっていることについてなのだけれど、、秋人説明をよろしく」
「あぁ、、」
「今回は幻想郷で色々なことが起こって件についてだが原因は主に俺にある」
皆が黙る。大体の予想はついていたのだろう、、
すると突然質問が飛んできた。
「説明の途中スマンが秋人さん質問がある」
「なんだ?というか誰だ?」
秋人がそう言うと人混みから身長175くらいの一本下駄に山伏装束を身にまとい、腰には一本の刀を持った白狼天狗が出てきた。
「すまん、名乗り遅れた俺は
「で?なんだ?白狼天狗」
秋人がそう言うと凪は少し睨みながらも
「名を名乗ったんだから名で呼べよな、、まぁいいそれで敵の人数は?規模は?戦力はどのくらいだ?」
凪は真剣な眼差しでそう聞いた。
「、、人数は多分14人、一人一人が高い戦闘能力を持っている。一気に攻められば俺と破壊神、禍津、白蛇でも厳しいくらいだ」
皆の顔があおざめる、、
それもそうだろう幻想郷を裏で操るサイキョウと言われる秋人がそう言ったのだから、、
「、、もしかしてアイツが居ればこんなこと簡単に解決していたのに、、」
麗華が拳を握りしめそう言った。それを聞いていた文が聞きに入った、、とても危険な話の話題を振ったのだ。
「、、あ、あのその方を呼べば解決出来るのでは?」
文がそう言った直後場の空気が突如として変わった。
「あ、文今その話はッ、、」
麗華がそう言いかけたが、、先に秋人が言った。
「、、あぁいれば良かったな、、居れば」
「お、おい秋人」
だんだんと周りの空気がピリピリとし一瞬無意識で殺気が出たが秋人は再びコントロールして抑えつけ止めた。
「、、スマンがその話はなしにしてくれ」
「、、は、はい」
ビビり倒す文に後ろから扇子で天魔が文の頭を叩いた。
「痛ッ、、て、天魔様?」
扇子を片手に天魔は腕を組みつつ
「なんじゃ?ジャーナリズムじゃったか?それは分かるかもしれんが、、秋人にはやめておけ、、文お前さんが死ぬことになるぞ?」
そうちょっとジト目で睨まれ、怒られいた。
「、、はぁ、、ちょいと席を外す破壊神、禍津あとは頼んだ」
そう言って秋人は博麗神社の中へと消えていった。
「、、たっく、、まぁいいか。それでだが今さっき死神の行っていた14人の的だが、、最低全員が神を殺す程度の力を持っている。なんせ奴らは太古の昔にその世界を支配していた''忌み子''だ。まぁ知らない奴がほとんどだとは思うが、、」
破壊神がそういった時パチュリーや美結、神奈子、諏訪湖、永琳達が驚いた。
「、、忌み子、、だと?」
神奈子が口を開け驚き、その他の者達は青ざめた顔をしていた。
その表情を見た他のものもヤバイということを察したのだろう、、皆の顔が険しくなる。
「、、じゃ、じゃ極魔王様は忌み子だったんですか?」
美結がそう質問してくる。それに対し破壊神と禍津は
「、、そうだな」
「、、そうだろ、じゃないとあの力は考えられない」
「、、忌み子に勝てるのは忌み子のみ、、神々でも太刀打ちの仕様がなく、悪魔達でもその凶暴さに手を出さない、、」
パチュリーがボソッとそう呟いた。
「、、パチェそれどういうこと?」
思わず隣にいたレミリアが聞いた。
「、、古い文献に書いてあったのよその一文だけ、気になって調べたらその忌み子という者達が昔、オリュンポス十二神、サタンやルシファーを初めとした有名な悪魔、堕天使達とも交戦をしほとんどの神々や悪魔達が返り討ちにされた、、そういう古い言い伝えと文献を見つけたの、、でもそれが本当だったなんて、、」
レミリアでさえ苦笑いが出た、オリュンポス十二神達とも交戦しているのもが目の前にいるのだから、、
「よく知ってんな、、というかあの時の戦いを見たやつは皆殺しにしたと思ったんだがなぁ、、まさか言い伝えがあったとは」
「、、だな、正直あの時天照まで出てきたからちょいとキツかったなぁ」
と破壊神と麗華の一言に皆が押し黙る。
それを察知してか麗華は、、
「、、なんだよ。言っておくが秋人の方が私達の数倍ヤバかったぞ」
「「「「「「「えっ」」」」」」」
皆から驚きの声が出た。
「だってなぁ、、あのオリュンポス十二神のうちポセイドーンとハーデースをいっぺんに両方ノックダウンさせたからなぁ、、」
「、、そう言えばそうだったな、、あの時は本当に驚いた」
もう皆苦笑いしか出ない。
「んーまぁでもなんだかんだ言ってるアイツは色々と恨み勝ってるからなぁ」
「恨みを買ってる?」
パチュリーが気になり聞き返す。
「あぁ、、まぁここでは言わんがかなりの数をな」
「「「「「、、、、」」」」」
「まぁでも逆に言うとそうしてまで護りたかったものがあったのさ」
破壊神がそう言うと龍希がそれに食いついた。
「、、おいおい待てよ、その言い方だともう今は無いみたいじゃないか?」
「「……」」
2人は黙り込む。
それを察したのか龍希が言った。
「、、まさか、、今は無いのか?その護りたかったもの」
麗華が重い口を開いた。
「、、もう無いな。アイツが自分の命さえ捨ててまでも護りたかった奴は、、もうこの世には居ないよ、、」
皆察したのだろう。口に手を当てまずいことを聞いたように目を伏せた。
「、、死んだのか?その護りたかったものは」
「、、死んだよ。、、
「、、殺されたって、、その人ってまさか」
パチュリーが何かに気付いた様にそう言いかけたところで、、
「、、サラ・シルフィード、、俺の嫁だよ」
秋人が出てきた。
「、、そ、その、、すまんな」
龍希が謝る。
「いやいい、、それよりパチュリーお前が忌み子について知っていたとは以外だな」
「えぇ、、気になって調べてたの。まさか貴方があの伝説の
「ホントによく調べてんなぁ、、証拠になりそうなやつは全部燃やすか殺したんだがなぁ」
「パチュリー様、その神速の死神というのは、、」
咲夜が気になりパチュリーに質問した。
「、、神速の死神。古い文献にその事についてよく書いてあったわ。神殺しの死神、悪魔殺しの死神、その死神は神々よりも速く移動し首を刈り取る、、目を付けられたら最後絶対に生きて帰れない、、」
「ホント色々と別名があるなぁ死神、、」
「うるせぇ破壊神、てめぇこそ色々あるだろうがよ」
「あ?お前よりはねぇよ」
「おん?なんだと?やんのかコラ」
「殺ってやらぁかかってこい死神」
秋人と破壊神が険悪なムードになる中隣で麗華は額をピクピクさていた。
「お前らいい加減にしろッ!」ゴンッ
「痛ッ」
「ひでぇなぁおい」
と二人とも麗華の拳骨をくらって大人しくなった。
「、、まぁとにかくだ、奴らには気をつけてくれ。会っても戦闘なんてしようとするな、取り敢えずは逃げろ、、死にたくなかったらな」
「じゃこれで話は終わりだ!解散!」
麗華が声を張り上げてそう言った。
皆さんおはこんばんにちは作者です。
お待たせして申し訳ない、、今回は詰めに埋め込んで約8800文字程あります…(ヽ´ω`)
長く書きすぎましたね、、まぁ正直どこぞの無意識娘に取り憑かれたように自分も無意識のうちに書いてましたはい。
まぁそんな訳でこの作品を暇つぶし程で読んでくれれば私としても幸いです。
では、次回もよろしくお願いします。