東方 幻想録   作:秦霊

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第56話 会談のための交渉

〜旧橘邸〜

アレから会議が終わり俺は死神を家へと連れ帰ったのだが、、

 

「サラお姉様〜サラお姉様〜」ギュウウ

「あ、あのですから私はサラ様じゃなくてシルフィードと申します」

「絶対嘘でしょ…だってサラお姉様と同じ匂いだもん…」ギュウウ

「えっ…え〜そそうなのですか?ですが私はサラ様ではないんですよ、、申し訳ございません」

と、このようにさっきからずっと死神はシルフィードにくっついているのだ、、それに対しシルフィードもかなり困惑を見せている。

 

「…死神そろそろ離れてやれよ…シルフィードも困ってるだろ」

「むぅ、、離れない」

「はぁ、、すまんシルフィードしばらくしたら離れると思うから相手してやっててくれ」

「は、はい分かりました」

 

サラオネエサマ~、モウゼッタイニハナサナイカラネェッ!

ヘッ!?アッチョットマッテクダサイ、キャァァド、ドコサワッテルンデスカッ!?

 

と、和気藹々(?)と騒いでいる。…主に原因は死神だろうけどな

 

騒いでいるのを見ながら茶を飲む。

風呂も入ったのでそろそろ寝ようかとする頃不意にインターフォンが鳴った。

 

ピンポーン

「はーい今行きます〜」

それを聞いた俺のメイド…多分凛だろう、玄関へと客人を出迎えに行った。

 

「秋人に用があってきたが、、アイツは居るか?」

「いらっしゃいます、どうぞこちらへ」

凛?は居間にいる俺は元へと誰かを連れ近づいてくる。

まだそれが誰は分からんが、神の類であるとこは間違いないだろう、、なんせ神力が違うからな。

 

スゥー

 

襖を開ける音がすると同時に俺は襖へと視線を向ける。

「旦那様、お客様をお連れ致しました」

 

「やぁ秋人、さっきぶりだな」

そこには紅い服、赤紫色のスカートを着た加奈子が襖の戸の近くに立っていた。

俺は飲んでいた茶を口から離しテーブルへと置く。

 

「よぉ加奈子、さっきぶりだな。取り敢えずまぁ座れ」

首をクイッと動かし前のソファーを見ながら加奈子にそう言った。

「お言葉に甘えて」

そう言い加奈子は俺の前へと腰を掛けた。

 

「んで?俺の家に来てどうした?」

「ちょっと相談、、と言うかまぁ…私達は今月中に異変を起こそうと思っている」

 

コトッ、、

 

不意に凛がお茶の入った湯のみを加奈子の前に置き、一礼をして再び席を外した。

「、、お茶とは有難いが、、そんなに話し込むこともないんだがなぁ」

「まぁいいだろ、ウチのメイドがせっかく入れたんだ飲んどけ」

「ふっ、そうだな、そうするか」

加奈子は軽く微笑するとお茶を口にした。

 

「…美味いな」

「だろ?んで、お前の話とやらの続きを聞こうか」

 

秋人がそう言うと加奈子は持っていた湯のみをコトッとテーブルへと置く。

「…それで話の続きだが、、今の私達には信仰が足りない。それは分かってくれるよな?」

「あぁよく分かってるぜ」

 

信仰が足りない事をハッキリと秋人が言うと加奈子は苦笑いした。

「…そんなにハッキリ言われると悲しくなってくるんだが…」

 

「だってなぁ、、それが真実じゃないか」

「…まぁそうなんだが……それは兎も角そこで信仰集めに関してだが、紫に頼んで私達の社を移してもらう、そこまでは話が着いたんだが、、」

すると加奈子はそこで顔をしかめた。

「着いたんだが、なんだ?」

「、、社を建てる場所を決めようと思って幻想郷中を回った結果、私達は妖怪の山の頂上付近の湖に決めたんだよ」

「それで?」

 

俺は片手に湯のみを持ち少し飲みながらそう答えると加奈子が口を開いた。

「妖怪の山は天狗達の土地だから天狗の長と話がしたい。…そこで天狗達の長の旦那である秋人に話の場を設けてもらうべくここに来た」

 

…と加奈子は決め顔で言っているが…わかって頂きたい…今現在もう既に時計の針は22時を回っているということに…

「…お前…そんなに決め顔して言ってるが、今何時だと思ってんだよ」

「ん?分かっているぞ、亥の正刻(午後10時)だろ?」

「…だろ?じゃねぇんだよ!俺もう嫁と寝たいの!頼むから寝させてくれよ!と言うかそろそろ寝ようと思ってた時に来るなよ…次の朝方に来いよ」

「ウグッ…お前なら多分大丈夫だろうと私は踏んでいたんだがなぁ…」

と、肩を落としながら暗い顔をしていた。

 

「…大丈夫じゃねぇよ…まぁ取り敢えず天満には俺から話しておく、話す席を設けたらお前のところに連絡を送る。それでいいだろ…取り敢えず今日の所は帰れ」

そう言うと加奈子の顔はパァァと明るくなった。

「ありがとうッ!頼むよ!じゃ私はこれで帰るからね」

「おうよ…凛ーッ!客が帰る玄関までよろしく頼んだ!」

俺がそこそこ大きな声で名を呼ぶとすぐ様サッと襖を開け一礼をし、「どうぞ、こちらでございます」と言って玄関まで加奈子を送って行った。

 

(さて、加奈子も帰ったし俺もそろそろ寝ようかねぇ…)

 

〜寝室〜

寝室へ向かい床へ着こうとすると不意にフォーンとスキマの開く音がする。

「どうした紫、布団に入りに来たのか?」

俺は布団を少し整えながらそう言うと、ふと背中に柔らかい感覚を感じる。

ギュッと背中にくっついてきた紫はクルリと一回転し俺を巻き込んで布団へと入った。

「たっく、今回は大胆なやり方だな」

「ふふふっこういうのも嫌いじゃないでしょ?」

「まぁな…」

「ふふふっ」

そう少し微笑しながら紫は俺の上に乗った状態でゆっくりと目を閉じ、くっついてくる。正直紫がここまでしてくるのは珍しいことだ。普段は布団にスキマを開きスっと入ってくるのだが今回大胆にもこういう行動をとったのだ何かあったのだろう…

 

「どうしたんだ?お前がここまで大胆な行動してくることなんて滅多にないじゃないか」

秋人がそう質問すると紫はゆっくりと微笑み「たまにはこういうのもいいでしょ?」そう言ってゆっくりと秋人の腕の中で眠るのであった。




お久しぶりです…そしてあけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
…年越したあとの数十日は色々と忙しく小説が書けませんでした…本当に申し訳ないっす。
、、とまぁ…こんな作者ですけど暇つぶし程度に自分の小説を呼んでもらえると助かります。
では、短いですが今年も1年よろしくお願いします!!
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