東方 幻想録   作:秦霊

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第61話 大方確定した最悪の真実

〜幻想郷外・???〜

「ふふふっ…ふははっ」

暗い闇の中で僕は不気味に笑う。

 

「何がそんなにおかしいのですか?」

「あっごめんごめん君のことじゃないよ」

僕は彼女の機嫌を損ねまいと弁解する。

 

「そうでございますか…そう言えば、いつ正義をあの男に執行なさるおつもりですか?《アステラ様》」

「そうだねぇ…そろそろ仕掛けようと思うよ。それに正面戦闘じゃ奴には勝てないし、罠を貼らないとねぇ。ということで《ピュロボルス》を先行で潜り込ませてくれ」

「はい、アステラ様承知致しました」

 

コツっコツっと彼女の足音が遠のいていくのを確認し、一息つく。

 

「ふぅ…にしても奴に正義の執行を下す?…我ながらよく言ったものだね…僕はただ()()()()()()()()()()()()()だけの私欲に過ぎないというのに…」

 

そう呟いた僕の声は暗闇の部屋に虚しく反響するだけだった。

 

 

 

〜幻想郷・旧橘邸 庭園〜

「たぁ!オラッ!」

「攻撃の隙が大きいですね…もっと考えて動いてください」

 

そう妖夢さんに言われ剣をいつもの小ぶりに振りで隙を作りそこに回転加え大きな一撃をお見舞い…するつもりだったのだが…

 

スッ

 

妖夢さんの楼観剣は俺の喉元を突く寸のところでピタリと止められていた。

「無駄な動きが多過ぎます。それでは体力だけが減って自滅するだけですよ。…弱い相手になら良いでしょうが香蓮さん、増してや秋人レベルになると直ぐに隙を突かれて殺されますよ」

そう言いつつ妖夢さんはゆっくりと楼観剣を腰の鞘へと戻した時だった。

 

「帰ってきたら庭が騒がしいと思ったら、なーにやってんだか」

「秋人、もう帰って来てたのね」

「まぁなぁ、紅魔館までだしそれに紫に送り迎えして貰ったからな」

「お久しぶりです秋人さん」

「おう、なんだ?わざわざお前ら家の庭で訓練とはなぁ」

 

そう言いながら秋人さんはゆっくりと縁側の柱に背中を預け胡座をかく。

「はぁ、俺もそろそろ体動かさねぇとなぁ」

「…身体動かすって何やるの?」

その瞬間、非常ーに嫌な予感がした。

 

「んーじゃ取り敢えず禍津の所にでも行くかー」

「はぁ…やっぱり」

やっぱり…と溜息をこぼす妖夢さんの隣で本気に溜息を零したいののは俺だと言いたい…

 

 

 

〜幻想郷・博麗神社〜

「…という訳で禍津、久々に素手で戦うぞ」

麗華さんはあからさまに嫌な顔をしていた…それもそうだろう、いきなり来て「禍津、今から殴り合いするぞ」って言ってきたのだから

 

「まぁ取り敢えず要件は分かった…だが何故私なのだ?」

「一番暇そうだったからだな」

「おい、ちょっと待て。今私は暇なのではない…霊夢を愛でているのだ!」

 

クワっ!と目を見開いて麗華さんはそう言った。

 

 

「霊夢を愛でるのはいいがそれは後にしてくれ、それと霊夢を愛でたいのはお前だけじゃないからな」

「は?それはどういう…」

麗華がそういった時だった。秋人は突然としてその名を呼んだ。

 

「だよな〜紫〜」

フォーンっと開いた時空のスキマから上半身だけ出し扇子で口元を隠した紫が現れた。

 

「ふふふっ、えぇそうね」

そう言いながら紫は麗華の膝の上に乗っている霊夢の頭へと手を伸ばした。

 

「…紫、いつからそこに」

「「数分前から居たわよ(居たぞ)」」

秋人と紫が同時にハモリそう言った。

「…本当か?」

麗華が再度質問をする…

 

「なんだ?気づかなかったのか?」

「…」

「はぁ…マジか…まさかここまで鈍っているとは…」

秋人は紫の存在も感じ取れなかった麗華を見るやいなや頭を抱えた。

 

「…お前はやっぱ特訓だわ…まぁそういうことで…」

スーッと息を吸っている秋人を見た麗華はなんとなく察し青ざめた。

 

「おい!待て!お前本当やつをr「破壊神!!ちょっと降りてこい!!」…ってもう遅かったか…」

 

秋人が叫び数秒、当然としてやつは現れた。

「…何の用だ?死神」

そう、秋人が呼んだのは破壊神こと本名 ライアン・シュバルツである。

 

「あー久々によ、体動かそうと思ってな…それに禍津が娘に入り浸って鈍ってる」

「うぐっ…」

「…なるほど、でもよぉここで殺り合うのか?」

 

ライアンは苦笑いをしながらそう言った。

「そうだな…なら魔界よりの煉獄はどうだ?あそこなら基本的に建物は存在しないし、魔界へと繋がる門は俺が作ったから頑丈だからな」

「よし、いいなその案乗った」

 

「ちょ!ちょっと待て!なんで殺り合う事前提なんだ!?いくらなんでも気が早すぎるだろ!」

禍津は必死に膝の上の霊夢を抱きしめる。

 

「…お前が怠けてるからだろ」

「うぐっ…」

「つーわけで行くぞー」

秋人の強制的決定により魔界の門が開く。

右手を差し出し構えると詠唱を始める。

 

「《我は初代魔王、原初より魔界を統べるもの。我が命ずるデモーネンヴェルト…》」

突如として黒い霧が集まり出した。

 

「な、なに!?一体何が!」

そう妖斗が言った時だった。突如として黒い霧が晴れたかと思えば、黒い霧が立ち込めていた場所に禍々しい大きな門が聳え立っていた。

 

「な、なにこれ…」

その沈黙の中、第一声を放ったのは麗華の膝の上に乗っていた霊夢だった。

 

そしてその後に秋人が言葉を紡ぐ。

「《…解錠》」

 

ガコンッ!

 

っと大きな音を立て異彩を放つ禍々しい門が解錠されゆっくりと開いて行く。…徐々に開いていく扉の隙間から見えたものは…

 

「ヒッ!」

 

黄色の大きな一つの瞳だった。

 

門が完全に開くとその大きな邪神はゆっくりと膝を着き始め、頭を垂れ始める。

「久しいな《クザファン》」

クザファンと呼ばれた邪神は頭をゆっくり上げ喋り出す。

「お久しぶりです極魔王様、以前に魔界でお顔を合わせてもらった次第です。それで?今回はデモーネンヴェルトまでお使いになられてどのようなご要件でしょうか?」

 

 

「体が訛ってるんでな、破壊神と禍津と煉獄で殴り合いする」

「は、はあ…そうでございますか…殴り合い…ですか」

クザファンは少し引いたような声を出しながらそう言っていた。

「ん?なんだ?お前も観戦するか?」

「えぇっと…はい、拝見させて頂きます」

…こうして半ば強制的にクザファンは秋人達の喧嘩?を見る羽目となったのであった…。

 

 

 

〜煉獄〜

「…んで?霊夢、お前はあっちにいても良かったんだけどなぁ」

麗華が溜息をつきながらそう言っていた。

「いや!私は母さんの戦いを見るもん」

「あ、うん、分かった」

禍津はそう言うと秋人に視線を合わせた。それはまるで(下手なことやらかすなよ)と訴えている様だった。

 

「まぁ…霊夢はいいんだが、そこの死神と美結は何処から聞きつけて来たんだ?」

秋人は頭を抱えながらそう言うと美結、そしてシエルは同士に答える…

 

「「えっ?部下(眷属)ですけど…(だけど…)」」

 

そう言いながらニコニコと笑っていた。流石の秋人もこれには勝てない。

 

 

「まぁさて…ちょいと始めるかー」

「そうだな、ならちょっくらやるか!」

 

「オラッ!」

先に仕掛けたのは破壊神だった。その拳の一撃は秋人の大気拳にも似ている。大気を振動させその衝撃波を大気の波へと伝える。

「フッ!甘いぞ!」

破壊神の攻撃をスっと交わし秋人の得意分野でもある拳に速度を載せぶん殴る。

 

…が、そう上手くいくことも無く…

 

「そんなんが俺に通じると思ってやがるのかっ!!」

すぐさま破壊神も腕をクロスさせ防御形態へと入る。

そんな破壊神を嘲笑うように秋人はフッ、と静かに笑った一言言い放つ。

「分かってるさ」

 

秋人はフッと笑う瞬間右足でミドルキックを破壊神へと放つ。

 

バンッ!

 

そんな大きな音ともに破壊神は左へと吹き飛び少し遠くの崖へとぶち当たる。

 

「グッ…っの野郎ッ!こいつでも食らっとけ!」

壁から立ち上がると破壊神は縦に一回転しかかと落としを秋人の方へと放つ。

「オラッ!吹っ飛べッ!」

 

ドカーンッ!!

 

破壊神のかかと落としは衝撃波を放ち地面を抉りながら秋人へと向かって行く。

「って!かかと落としかよっ!神速ッ!」

 

神速を使い間一髪でかかと落としを避けたのだが…

「オラッ!」

「なっ!グハッ!」

 

土煙の中から突如として現れた破壊神に殴られ秋人も破壊神同様かなり遠くへと吹き飛ぶ。

 

 

そんな《初代極魔王》と《天界の至高と破壊の神》の戦いを見ていた禍津は頭を抱え、周りの者は絶句していた。

「な、なんだよ…あの戦い…おかしいだろ」

「……凄い…」

「…あれが初代極魔王様のお力」

などなど色々言っていた。

その戦闘を見ようと天界、そして魔界からも多くの天使や悪魔が来ては驚愕し見入っていた。

 

「っめッ!オラッ!」

秋人は破壊神まで一気に距離を詰め後ろに回り込み、回し蹴りをお見舞する。

「ッ!?」

あまりの速さに破壊神も反応が遅れかなり遠くへと吹っ飛び、後から遅れて土煙が立つ。

そんな彼らの戦いは神話の対戦そのものだった。

 

 

「いやー久々に運動したー」

「ホントだぜ、久々に暴れられたな」

「ん、私も久しぶりに秋人の戦いを見たから満足」

一通り暴れられた秋人と破壊神、そしてその戦いを観られたシエルはいつになく満足げニコニコとしていた。

…その一方周りの天使と悪魔は震え上がっていたがこんなことは気にせず、今度は麗華へと話をかける。

 

「よーし、ほんじゃ軽く動いたところで本題だ。さぁ禍津やるぞ」

「…はぁ、わかった」

溜息をつき面倒くさそうに返す。秋人のところへと行く前に麗華はギュッと霊夢を抱き締める。

 

自分の実の我が子のように…

 

「よし、母さんちょっと行ってくる」

「…うん、頑張って母さん。…死なないでね?」

霊夢に少し泣きそうな潤んだ目を向けられ麗華は後ろ髪を引かれた。

そしてゆっくりと霊夢の頭に手を置く…。

「あぁ、元よりお前という娘がいる時点で死にはしないよ」

 

霊夢の頭を撫でながらそう言った。

まるで本物の親が子をあやす様に…

 

霊夢は少し安心したのか、少し笑顔になり

「うん!」

…とだけ答えて麗華の背中を見送る。

 

 

「さぁ禍津、久々にやり合おうじゃねぇか」

「全く…まぁいい、私も体が訛りすぎているからな」

 

「さぁ始めよう秋人」

「言われなくてもその気だよ」

麗華は右足をゆっくりと引くと、中国拳法の構えを始める。

 

「母さーん、頑張ってー!」

麗華の背中の奥からは霊夢の声が聞こえてくる。それを聞いた麗華はゆっくりと微笑むと

「…私は霊夢が見てる前では負けられないんだよ」

 

「わってるよ、じゃ始めるぞ」

 

 

「フッ!」

麗華が一気に距離を詰めてゆく。秋人の前まで来ると左手を前に突きだし殴りにかかるが…

「おいおい!詰めが甘くなってるぞ!」

難なくそれを秋人は右手で掴み抑え込むと、

 

「そんなこと分かり切ってるさ!フッ!」

「なっ!」

左手を抑え込んだ、秋人の右手を掴むと、秋人の左脇腹へと蹴りを入れた。

 

ッバンッ!

 

麗華に蹴られた秋人はかなり速度があったのか、バンッ!という音ともにソニックブームを放ち遠くへと吹っ飛ぶが…

 

「ようよう!やってくれたじゃねぇか」

直ぐに尋常ならざる速さで麗華との距離を詰める。

「ッ!オラッ!」

「ッ!」

 

秋人の突然の回し蹴りに麗華は腕をクロスさせ咄嗟にガードを取る。

 

ドンッ!

 

…そんな音とともに麗華は後方へと吹っ飛ぶ。

 

 

「母さん!」

(…あの母さんが追い込まれてる!)

そう思った時は何故か咄嗟に体が動いていた。

(母さん!)

 

「っ!ダメだ霊夢!今は!」

必死に妖斗が肩を掴み止めにかかるが…

「離してっ!」

妖斗の手を振り切り麗華の方へと走って行く。

 

「待て霊夢ッ!」

「うるさい!わ、私が、母さんを!」

霊夢が妖斗にそう返した時だった。

「ッ!?霊夢!お前なんでここに!早くこの場を…」

 

スパッ…

 

「…おいおい、嘘、だろ…また、これか、よ」

「ッ!?妖斗!」

不意にどこからともなく飛んできた槍が妖斗の右腕を吹き飛ばした。

…それは元々は霊夢に当たるはずの槍。…咄嗟に妖斗が気づき庇ったのだ。

 

「…グッ!」

「お、おいおい!大丈夫か!」

ドクドクと千切れた右腕から滴る赤い血はジワジワと周りに広がってゆく。

…それを見た秋人は咄嗟に周囲を見渡した。

 

(…一体どこからッ!)

 

その間にもドクドクと血が流れ広がってゆく。

 

「あ、妖斗し、死なないで!ねぇ!死なないで!」

「か、母さん!あ、妖斗は大丈夫なんだよね!?」

「大丈夫だ、任せろ。私も大切な義理の息子を死なせはしないさ!…だろ秋人ッ!」

「あぁっ!紫っ!」

 

緊迫した状況だからこそ秋人は紫を呼ぶ。何故ならこの窮地を脱せれるのは彼女しかいないのだから。

 

「はいはーい?どうしたの?秋人」

そんな緊迫した状況だとはつゆ知らず何も知らない紫はのほほーんと返事を返していた。…のだが

「紫っ!こいつを早く永遠亭に!」

「っ!?わ、分かったわ!」

 

どうやら紫も今の現状を理解したようで慌てふためきながらも永遠亭にスキマを繋げる。

 

「ッ!?」

秋人はふと殺気を感じた。

「秋人ッ!第二派がっ!!」

シエルが叫ぶ…。

その間、秋人は感じていた…。

まるでかつて昔に味わったことのある危険なもの、危険な香り。

…秋人は考える前に体が動いていた。

 

「紫ッ!」

「…え?」

 

グチャッ!

 

…肉が引きちぎれる音が響く。

「…ッ!っの野郎が!」

「ッ!!秋人!左10時!」

「言われなくてもわってるッ!!!」

死神は秋人に槍の飛んで来た方向を確認し教える。

…そして秋人はシエルの報告自分の左足に刺さっている槍を直ぐに引き抜くと、槍を持った右手を大きく後方へ引き槍が飛んできたであろう方向へと速度を一気につけ放つ。

 

スパッ!バンッ!

 

「「「「「!?!!?」」」」」

突然として スパッ!と風を切る音が聞こえたと思った瞬間 バンッ! という大きな音を伴ったソニックブームを発生し周りには広範囲で土煙が舞う。

 

程なくして ドカーンッ! という音が周りに響き渡った。

「はぁ…はぁ…チッ逃がしたか…」

「…おい!死神!大丈夫か!?」

「秋人っ!!大丈夫ッ!」

「あぁ…俺はなんとかな…ッ!紫は!?」

「ケホッケホッ…なんとか大丈夫よ…」

「そうか…なら良かった…」

秋人は安堵の表情を見せるのだが、土煙が晴れると紫は秋人を見て、左足がかなり出血していることに気づいた。

 

「あ、秋人!貴方左足を怪我してるじゃない!」

「んぁ?…あぁそう言えばそうだったな…まぁ気にするなまだアドレナリンが効いてるから痛みは少ない」

「で、でも!」

「取り敢えず俺より妖斗の…」

 

フラッ…

 

「秋人ッ!(極魔王様ッ!)」

咄嗟に紫と美結が支えに入った。

(…クソッ!何故だ…今までこの程度じゃふらついたことなんて…まさか…)

 

秋人はふと自分の足を見た。

槍の刺さっていた左足は赤紫に変色をはじめていた。

…その隣に居たシエルも気が付いた様だ。普段見せない驚きの顔を見せていた。

「「ッ!?」」

 

スパッ!

 

咄嗟に秋人は自分の左足を腰にかけてある禍津神威で切り落とす。

「「「「「!?!?!?」」」」」

「秋人っ!貴方なにを!」

「きょ、極魔王様!?」

 

紫と美結が隣で驚いているとその隣の麗華は ハッ! とした顔をした。

 

…どうやら気付いたようだ。

 

「…お前、まさかそれ…」

「…お前は気付いたようだな、多分そのまさかだぜ」

「おい!死神どうし…」

ライアンまでもが秋人の切った足を見て同じことを思ったのだろう、顔色が心配から驚きへと一転した。

 

「…なっ!お前そりゃぁまさか!」

「…あぁ多分そうだろう」

「あ、秋人早く永遠亭に!スキマは繋いであるから!」

紫は緊迫した様子で秋人に話をかける。それもそうだろう…なんたって愛してやまない自分の旦那が左足を自ら切ったのだから…

 

「あぁ、わかってる。禍津、破壊神、死神後で永遠亭まで来てくれ。話はその後しよう」

「了解した(わかった)(ん、)」

 

フォーン

 

「…不味いことになったな…」

「えっ?」

「…いや気にしないでくれ」

「…極魔王様後で私たちにも情報提供をお願い致します」

「分かっている…」

 

 

〜煉獄〜

「…畜生!アイツ生きてやがったな!」

「…アイツ、よくも秋人を…許 さ な い」

破壊神がイライラしている隣でシエルはハイライトオフしていた。

 

「…どうやらその様だな、破壊神取り敢えず天界までの案内頼めるか?私は霊夢を幻想郷まで送らなきゃならない」

麗華は霊夢を護るために破壊神へと提案を出す。

「…それもそうだな、ついて来い案内する。…それとクザファン…だったか?」

 

「はい、そうでございます。破壊神様」

「…取り敢えず魔界に戻れ、そんで死神の弟子のアルトに報告しとけ。()()()()()()()()()()()()()()()()とな」

「っ!分かりました。すぐ報告致します」

クザファンも普段は見せない驚き顔を見せ、ゆっくりと頭を下げ、命令を聞きいれた。

やがてゆっくり頭をあげると魔界の門の方へとゆっくり歩いて帰って行く。

 

「…ひとまずお前らを天界に案内する。…ついて来い」

「…あぁ、助かる」

「…取り敢えず私は秋人の所に行ってくる」

「おうわかった、ロリ神気をつけてな」

「…ライアン、私を舐めてるの?」

「そんなつもりじゃねぇよ、不意打ちと尾行に気をつけろって話だ」

「…わかってる」

そう言い残すとシエルは霧を纏い、紅色の霧と共に姿を消した。

 

(…この世界は一体どうなって行くの?)

霊夢は麗華の手を引かれ天界へと行く道の途中にそう思うのだった。




どうもおはこんばんにちは作者です。
年号が平成から令和へと変わりましたね。
まぁと言ってもこれと言って変わることはないので今後も作品の投稿はちょくちょく続けて行くつもりであります。
さて!今後もこの作品をよろしくお願いします。m(_ _)m
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