「…嫌な予感がするな」
俺は赤い雲も眺めながらつぶやく
「どうなさいます?旦那様」
「……戦闘準備だ、香蓮みんなに五分で支度しろと伝えろ」
「承知しました」
そう言い家の中へ戻る。数分後武装したメイド達と白蛇が出てきた
「よし、来たな。これよりこの赤い雲の発信源へ向かう各自注意しろ」
「了解した(しました)」と声が聞こえたあと白蛇が俺に一つの刀を差し出してくる…
「主、念には念をだ、持っていけ」
そう言い持ってきた刀は、刀の鍔から鞘を刀が抜けないように鎖で巻いて封印してあるものだった。これは遠い昔、俺が二度と使わないように封印した刀である。
もう封印はあまり解きたくはないのだが…もしもの時のためだ…
「……念には念を…か、わかった一応持っていくことにする」
そう言って俺は刀の紐を肩にかけ刀を背中に回し、腰の位置で固定する。そしてもう1本の刀を脇差を差す位置に固定する
「よし、行くか…」
ここがあの赤い雲の発信源…デケェー館だなー
そう思いながら門へと近づくと人が倒れていた…
「おい!お前大丈夫か?」
そう声をかけると「なんとか、大丈夫です…」と返してくれたため一旦は安心する…
「よし、動くなよ…今治療してやるから」
「それとお前達、白蛇は俺と行動。お前達は周囲警戒を頼む!」
「承知しました」
そう言うとメイド達は散開して周囲警戒をしている
「ヒーリングオブゴッド」
そう唱えチャイナ服を着ている門番を助ける
「私の名前は「紅 美鈴」と言います!先程はありがとうございました!」
と言ってきた、まぁ感謝してるみたいだしいいかー
「えっと、貴方は?」
「ん?あぁー言い忘れていた…すまないな、俺の名前は「橘 秋人」だ、よろしく」
「はい、よろしくお願いします!」
「んで早速だが、助けたついでに聞きたいことがある…」
「はい、なんでしょう?」
「この赤い雲の発信源はここだな?」
「はい、いかにもそうです」
「んじゃこの赤い雲起こした本人の所に案内してくれ…なんだか嫌な予感がするんだ」
「わかりました、こちらです」
そう言って館内へはあっさりと入れてくれた。
しばらくながーい廊下を歩いているともう一人メイド服姿の人が倒れていた…
すると美鈴はすぐにその人に駆け寄り
「咲夜さん!大丈夫ですか!?」
そう言っている…咲夜か…いい名だ、いやいやそんなこと思ってる暇じゃない!
「大丈夫か?」
「貴方は?誰ですか?」
そう言って無理に体を動かそうとしている
「ああ〜駄目だ、体をあまり動かそうとするな、今治療してやるから」
「ヒーリングオブゴッド」
「よしこれでいい!」
「ありがとうございます。私はこの紅魔館のメイド長を務めている「十六夜 咲夜」でございます」
「おう、そうかい、んで美鈴ここの館の主の所に連れていってくれ」
「いえ、私が案内致します、紅魔館のことは知り尽くしているので」
「そうか、それじゃ案内よろs」
ドガーン!
「「?!」」
嫌な予感が的中した!おい!嘘だろ!?
「あー嫌な予感が的中したー!」
「今のは!?」
「こっちです!」
そう言われ咲夜に案内してもらった先には吸血鬼が二人が居て、霊夢と魔理沙あと美結!?が居た!
殺気を放っている吸血鬼の方が魔理沙に掴みかかろうとしている!マズい!非常に不味い!
「大気拳!」
俺はそう言い、右手で拳を作りそれを魔理沙に掴みかかろうとしている吸血鬼の方向の大気を殴るようにし空気の振動を利用し、大きな衝撃波を吸血鬼に叩き込んだ
「うぐっ」
大気拳を食らった吸血鬼は奥の壁に叩きつけられた
「魔理沙!大丈夫か?!」
「あ、あー間一髪だった」
「妹様!」
といって近寄りに行こうとする咲夜を吸血鬼はよろよろと近ずいていきやがては掴みかかろうとまでいった
「咲夜!」
俺はそう言って咲夜を横に押した瞬間だった…さっきの吸血鬼は目の色を変えたようにして一気に距離を詰めてきていた。その瞬間俺は悟ったこれは神速では交わせるが俺が今交わしたら咲夜は多分死ぬだろうと、それも酷い死に方を
パーン!そう大きな音が鳴り響いたと同時に俺の掴まれた右腕が吹き飛んだ
「ッ!ちっ!」
あっちこっちから
「秋人さん!」
やら
「秋人!」
とか聞こえてくるなら、鳴き声が聞こえてきた…
その方向に目を向けるとさっきの吸血鬼は俺を見ながら泣いていた
「こんなつもりじゃなかっとのに!」
と、そう泣きながら話している
だが、この場で長年恐れてきたことがついに起きた。それは
「主の右腕をよくも持って行ってくれおったな!!」
そう、白蛇の怒りである。そうアイツが本気を出せば悪魔でさえも赤子の手を捻るように殺ろせる、すなわち吸血鬼なんざじゃ相手にもならない…
「ひぃぃ!」
そうこの場にいる誰もが声をかげる中、一人だけ俺に駆け寄ってきた…それは
「極魔王様!!何故貴方がここに!いえ、今はそんなこと言っている場合ではありませんね」
「ん?お前は…美結か?」
「はい!そうです!ですからあまり動かないでください」
はいはい、と思っていると白蛇が刀を抜きあの吸血鬼を殺そうとしている所をみんなで止めている様子が見てた…
「白蛇!正気に戻れ!その吸血鬼を殺そうとするなら俺が許さんぞ!」
そう言うと白蛇はこっちを向き刀をすぐさましまい、俺の方へ駆け寄ってきた
「主!大丈夫か!?」
「この状況を見て大丈夫に見えるか?白蛇」
そう言うと白蛇は涙を流しながら
「すまぬ、我は主の式でありながら主を守れなかった…」
そう泣きながら話している、その隣では美結がジュラルミンケースに入った某映画に出てきそうな銃型の注射器に赤黒い液体の入った2〜3cmくらいの試験管みたいなのをセットし俺の首筋に打った
とりあえずはこれで一時的な自己回復とアドレナリンが出るため痛みは引いたが…
「ごめんなさい!本当にごめんなさい!」
そうずっと謝り続けていたのは紅魔館当主の「レミリア・スカーレット」だった
「いや、大丈夫だから!もう大丈夫だから顔を上げてくれ」
「わ、わかったわ」
レミリアが顔を上げた先にはあったのは少し笑っている俺と、今にも殺すぞと殺気を放っている 美結と白蛇 だった
それにビビっているのか知らないがレミリアの顔は恐怖に満ち溢れていた…
俺は二人の殺気に苦笑いしつつ大丈夫だからもう謝らないでくれと告げ、この異変は幕を閉じた
はぁー今回も長くなりすみません!
出来るだけ色々書きたいなと思ったらこうなりました、ごめんなさい
という訳で次は宴会になります…次回もよろしくお願いします!