トリコ 一夏がトリコの世界に行って料理人になって帰ってきたお話   作:ZUNEZUNE

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原作二巻を買いました!これで勉強しないと…


グルメ9 悪魔到来!

夜遅く、箒が携帯で誰かと電話していた。

 

『もしも〜し?皆のアイドル、篠ノ之束だよ〜?』

 

その相手は、姉である篠ノ之束。そしてその返事を聞いて電話を切ろうとした。

 

「…」スッ

 

『待って待って!切らないで箒ちゃーん!』

 

「…姉さん」

 

『やぁやぁやぁ我が妹よ、用件は分かっているよ〜、専用機が——』

 

「一夏のことなんですが…」

 

『…』

 

「姉さん?」

 

束は黙った。一応一夏の事を聞かれるのは予想していた。勿論自分の元にいる事は伏せておくつもりだが、

 

『…いっくん?いっくんがどうかしたの?』

 

「実は…最近あいつが生きている事が分かったんです。姉さんは何か知りませんか?」

 

『えぇ!?いっくんが!?』

 

ここでわざとらしく驚いたふりをする束。

 

『生憎なんだけど私も知らな〜い、だけど探してみるね!』

 

「お願いします…それと…」

 

『専!用!機!でしょ!?勿論用意しているよ!』

 

「…!」

 

『最高性能にして規格外、その機体の名前はぁ…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『紅椿!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は、IS学園の臨海学校。

 

 

「「「きゃっーーーー!!!」」」

 

 

たくさんの水着女子(一名男子)が海に向かって走り出した。

 

「今は11時でーす!夕方まで自由行動、夕食に遅れないようにしてくださいね〜!」

 

「「「はーーい!!」」」

 

 

 

 

「あの春十さん?サンオイルを塗って頂けないでしょうか…?」

 

「えぇ!?俺が!?」

 

 

 

 

「ラウラ、水着とても似合ってるぞ!」

 

「そ、そうか…」///

 

 

 

 

 

 

皆が海を堪能したその次の日、専用機持ちと箒が千冬のもとに集められた。

 

「よし、専用機持ちは集まったな」

 

「あれ?箒は専用機もってないんじゃ…」

 

「私から説明しよう。実は…」

 

 

「やっほーーーー!!!」

 

 

すると束が崖から滑り来て、千冬に跳びかかった。

 

「ちーーーちゃーーーーん!!!」

 

「ふん!!」

 

しかしすぐに押さえ込まれた。

 

「会いたかったよちーちゃん!さぁ!愛を確かめよう!」

 

「うるさいぞ束」

 

「相変わらず容赦のないアイアンクローだねぇ♪」

 

一方その妹は岩陰に隠れていた。

 

「じゃじゃーん!やぁ!」

 

しかし直ぐに見つかってしまった。

 

「どうも…」

 

「久しぶりだね〜♪こうして会うのは数年ぶりかな〜大きくなったね箒ちゃん!」

 

「…」

 

「あ!春君も久しぶり〜!」

 

「お久しぶりです」ペコリ

 

「おい束、自己紹介ぐらいしろ」

 

「は〜い♪」

 

そう言われた束は他の人と向き合う。

 

「私が天才の束さんだよ!はい終わり!」

 

それを聞いて一部の専用機持ちは驚く。

 

「束って…」

 

「あのIS開発者で天才科学者の…!?」

 

「篠ノ之束…!?」

 

自己紹介が済むと、束は大空に手を伸ばす。

 

「さぁ!大空をご覧あれ!」

 

すると上空から巨大なクリスタルが地面に落下してきた。そして1機の赤いISへと姿を変える。

 

「これが箒ちゃんの専用機…紅椿!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2時間前、ハワイ付近にて。

グルメ世界とIS世界を繋げる黒い穴が、発生する。そのサイズは…鵺コッコの時と比べて数倍のサイズであった。

そして、その穴から鋭い爪を生やした豪腕が生えてくる。

その瞬間、空は曇りに包まれ、海の魚は一斉に逃げ出す。

赤い眼が穴の奥からゆっくりと外に向かった。

すると、いくつかのIS部隊が現場に到着する。試験可動していたISの監視に、この穴が映ったのだ。

 

「目標を確認!」

 

隊長とその部下が穴を囲い込む。何が現れても対処できるようにだ。

奥にいる「そいつ」は、暗闇の中で口を大きく開け…

 

「きゃっ!?」

 

凄まじい光線を吐き出した。

幸い直撃した者はいなかったが、光線が放たれた先で、巨大な爆発とキノコ雲が出来上がる。

 

「な、何よこいつ…!?」

 

ISは世界最強の武器、そう信じていた隊員達が見たのは、それを上回る存在であった。

そしてその存在が、完全に姿を現した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「織斑先生〜!」

 

臨海学校にて、真耶が千冬に通信機を渡した。

千冬がそれを読み上げる。

 

「特命任務レベルS…!?」

 

「はい、至急対策を始めろと…」

 

「…テスト稼働は中止だ!」

 

そう言って、何が起きているか分からない顔をしている専用機持ち達に向く。

 

「お前達にやってもらいたいことがある」

 

 

 

 

旅館に対策室を設置し、そこに集められた春十達。

千冬が現状を説明した。

 

「2時間前…ハワイ付近において凄まじいエネルギー体を感知。これはその対処しようとしたIS部隊が撮っていた映像だ」

 

立体画面に映像が流される。景色はひどく揺れており、撮影者は何かと抗戦している。

すると、巨大な腕がIS部隊を全てなぎ払う。

 

「「「!!??」」」

 

大きな鱗で覆われたその腕の持ち主は、あまりにも巨大すぎて全体が映らない。

しかし、そのワニのような顔は捉えていた。

ここで映像が砂嵐になる。

 

「千冬ね…織斑先生、これは…!?」

 

「例の黒い穴から現れた怪物だ。しかしそのサイズ、強さとも今までのと比べものにならないらしい」

 

「怪物…!!」

 

春十、箒、鈴、そして束がその単語を聞いて一夏のことを考える。

 

「現に、小さな島々がこいつに潰されたらしい」

 

「島が…!?」

 

「そして、この怪物は…ここに向かっていることが分かった」

 

「ここに!?」

 

「我々の目的は…この怪物の討伐及び…」

 

ここで千冬が口籠もる。しばらくして口を開いた。

 

「現れるであろう、『血まみれ』の確保だ!」

 

「「「!!」」」

 

辺りが騒然とする。特に驚いたのは春十達一夏を知っている者。

 

「じゃ、じゃあ一夏がこいつを倒しに…」

 

「…可能性は高いな。今までもあいつは怪物を倒し続けた」

 

「…そうですか」

 

春十は思った。ここで一夏を捕まえて、何があったのかを聞くチャンスだと。

鈴は思った。これ以上心配をかけるあの馬鹿を、捕まえないと。

箒は思った。理由は分からないが、危険なことをしている一夏を守らないと。

 

(洗いざらい喋って貰うぞ!一夏!)

 

(あんたが皆を泣かした罪…償わせてやる!)

 

(一夏…今度は私が守る番だ!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

束のラボにて、厨房で調理していた一夏に、メールが届く。

何だ?そう思って内容を確認した。

 

IS学園の臨海学校を怪物が襲ってくる!

 

その意味を理解したとき、一夏はエプロンを外して現場へ向かおうとした。

 

(千冬姉や春十兄が危ない!!)

 

「一夏様、行くんですね?」

 

クロエが聞いてくる。

 

「はい!束さんや皆を助けに行きます!」

 

「…一夏様、例え今回の怪物を倒しても今度はIS学園側が敵に回りますよ?」

 

「…それでも、俺は!家族を助けます!」

 

 

 

 

 

 




トリコ側の武器って調理器具などが多いから、オリジナルを作るのは大変ですね。
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