トリコ 一夏がトリコの世界に行って料理人になって帰ってきたお話 作:ZUNEZUNE
「IS学園が襲撃されただと!?」
それは演技に参加していた専用機持ち組にも伝えられる。
急いでISを展開し、現場へと出撃した。五機の専用機が到着した時、既に酷い有様であった。
「ひどい…!」
異形の猛獣たちが客達に向かって襲いかかっている。哺乳類、両生類など、殆どが人のサイズを軽々超えていた。
すると視界に、巨大なカメレオンに食べられそうな子供が入る。その長い舌で小さな体を拘束していた。
「たすけてままーーっ!!」
子供が口の中に入る前にセシリアの射撃がカメレオンの舌を切断する。解放された子供は直ぐさまその場から逃げ出した。
カメレオンの色鮮やかな目が空のIS達を捉える。すると切られた舌がトカゲの尻尾のように生えてきた。
人食いカメレオン〈爬虫獣類〉 捕獲レベル41
「ここは私にお任せを!」
セシリアはそう言ってカメレオンと対峙する。他の4人は別の場所へと飛び去った。
すると周囲の獣がセシリアに狙いを定めた。
ろくろ亀〈爬虫獣類〉 捕獲レベル35
両刀コング〈哺乳獣類〉 捕獲レベル38
センネンガエル〈両生類〉 捕獲レベル33
「来なさい!私のブルーティアーズで一匹残らず撃ち倒して差し上げますわ!」
一方鈴は、逃げ遅れた人を庇いながら攻撃を防いでいた。
相手は人の体を持ったイカとタコ、イカは2本の触腕で剣を振り、離れた位置にいるタコが8本の触手から弾を発砲していた。
ゲッソード〈軟体獣〉 捕獲レベル45
オクトバンバン〈軟体獣〉 捕獲レベル44
「龍砲!」
鈴は龍砲を放ち、二匹の体勢を崩す。
そのうちに人々を逃がしてあげた。
「まったく…数が多すぎるわよ!」
他にも猛獣はうじゃうじゃいた。
カジキサムライ〈魚獣類〉 捕獲レベル42
魚人シャチ〈魚獣類〉 捕獲レベル44
リュウグウノオウ〈魚獣類〉 捕獲レベル50
どれも魚のような見た目をしているのに陸に上がっていた。
「海に帰りたい奴からかかってきなさい!」
別の場所で、ラウラとシャルは猛獣に囲まれていた。
まるで兵器に改造されたような見た目のやつばかりである。
「いくよっ!ラウラ!」
「ああ!」
2人の猛攻により何とか突破口を作る。それで猛獣の群れから脱出した。
すると目の前に大きな貝があった。
「…あれはハマグリか?」
トーチカハマグリ
次の瞬間、ハマグリが勢い良く開き、中から銃弾の嵐が襲いかかる。
「きゃっ!?」
「うわっ!?」
謎のハマグリによりる銃撃で大きなダメージを受けてしまう2人。そこに獣たちが群がった。
タンクマンモス〈哺乳獣類〉 捕獲レベル48
クウボリザード〈爬虫獣類〉 捕獲レベル43
パイロットバード〈鳥獣類〉 捕獲レベル45
「また囲まれたよ…どうするラウラ?」
「もう一度脱出するぞ!」
「おらぁ!!」
「くっ…!」
一方春十はオータムの攻撃を受けきれずにいた。ISの足+本物の足により休ませてくれない猛攻にどんどん押されている。
するとオータムが蜘蛛の糸を出し、春十の全身を拘束した。
「何…!」
「蜘蛛の糸を甘く見るからだ!」
オータムは糸をあやとりのように弄り、動けなくなった春十へと近づく。
そして春十の体に何かを取り付けようとする。5本の触手が蠢く六角形のパネルだ。
しかしその瞬間…
『調子乗りすぎだ蜘蛛女ぁ…!』
「!?」
白い悪魔の顔が現れ、オータムを威嚇する。
彼女が戦慄した瞬間、春十は
「
何でも吸い込むシールドで自分を動かなくしている蜘蛛の糸を全て捕食した。
解放された春十、オータムと距離を置く。
「てめぇ…よくも私をビビらせやがったな!」
すると奴は本物の足を膨らませる。そして先から緑色の液体を弾丸のように放った。
それを屈んで避ける春十。液体は後ろの壁に付着するとそこの部分をドロドロに溶かしたではないか。
物を溶解する液体、春十を震え上がらせた。あんな物を受けたら一溜まりもない。
「おらおら!!溶けちまえ!」
溶解液を何度も発射するオータム。春十はそれを避けたりシールドで吸い込んだりするが、弾幕の多さに圧倒される。
溶解液が春十の顔に当たるその瞬間…
「!!??」
突如横から流れてきた波によって掻き消される。
水場も無いここに、何故波ができた?答えは簡単…
「更識会長…!?」
「どうやら苦戦してるようね?春十君」
専用機「
そして、学園最強の女でもある「更識 楯無」がいた。
「おぉおおらぁああああ!!!」
一夏は包丁で次々と猛獣を切り裂いていく。
捕獲レベルが高い猛獣も、ほぼ一瞬で片付けられた。
(速く終わらせて春十兄の援護に向かわないと…!)
通信によると春十兄は謎のISに襲われているらしい。もしかしたら苦戦しているかもしれない。
速く助けに行こうと思っていると…
「…?」
猛獣たちの中に、人際強い存在感を放っている男がいる。
上半身を包帯で隠し下半身は馬という、ケンタウロスのような体型だ。
「お前は誰だ!」
こいつは猛獣じゃない。人間がグルメ細胞を注入した姿だ。
そいつはゆっくり口を開け、こう答えた。
「私はエルグ…不老のエルグだ」
同時執筆で「IS×特撮 終わりを告げる者」を書いています。そちらも是非ご覧下さい!