トリコ 一夏がトリコの世界に行って料理人になって帰ってきたお話   作:ZUNEZUNE

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梅雨も過ぎたと思ったらまさかの大雨、数十年に一度というフレーズを耳にしましたが、覚えていないけど絶対去年も同じフレーズを聞いた。
被害が酷い地域にいる方はどうか頑張ってください!


グルメ36 激戦!

ララ&春十VSドラゴーヤ(♀)との戦いとは別の場所、そして時も少し遡り…

一夏&リンカ&ジンギVSドラゴーヤ(♂)。

 

「はぁあああああああ!!!」

 

一夏は2本の包丁で、リンカは大きなコテでドラゴーヤに斬りかかる。しかし両者の刃は硬い鱗で防がれ、挙句長い尻尾で2人揃って弾かれてしまった。

ララは電磁波が見えるから弱点がすぐ分かったが、そういう特殊能力が無い3人は手探りで弱点を見抜くしかなかった。

 

「くそっ!一体どこが弱点なんだ!?」

 

「退け下界人!!」

 

声がした方向を向くと、ジンギが大きなピーラーを2つ構えて姿勢を低くしている。一夏とリンカはそれを見た瞬間急いで左右に分かれる。

 

「剥き竜巻!!」

 

そして放たれる無数のピーラーの斬撃、2人もそれに合わせるように遠距離攻撃を繰り出した。

 

無限の料理術(インフィニット・クッキング)!!竜巻みじん切りぃ!!」

 

「フライングコテ飛ばし!!」

 

3人による無数の斬撃、それらが一斉にドラゴーヤに襲い掛かる。しかし奴は防御もせず受け止めた。その鱗には傷1つ付いていない。

そしてドラゴーヤは口から凄まじい光線を撃つ。

 

「返し飛ばし!!」

 

リンカはその光線をコテでドラゴーヤにはじき返した。龍は自分の光線が当たるも突撃するスピードを落とさない。奴のタックルが3人を吹っ飛ばした。

 

「チートすぎんだろ!!」

 

「諦めるな!必ず弱点はある!」

 

「んな事は言われなくても分かってる!!」

 

体の前部分じゃなければ今度は後ろの部分だ。ドラゴーヤの長い体を見て中心から後ろを攻撃し始める。

 

無限の料理術(インフィニット・クッキング)!!高山分けっ!!!」

 

「厚皮剥きぃ!!」

 

一夏とジンギは力強い一太刀をドラゴーヤの体に入れたが、それでも奴は苦しまずに弱点を見せない。本当に弱点があるかどうかも怪しくなってきた。

するとリンカが奴の体の下に潜り込み、拳を構えてドラゴーヤにパンチした。

 

30連(・・・)……コテ釘パンチィイ!!!」

 

食義習得により多くの連数が可能になった「コテ釘パンチ」、その30連分がドラゴーヤに襲い掛かる。流石のドラゴーヤも30連にはジッとできないのか、威力が来るたびに上に打ち上げられていく。

 

『ギシャアアアアアアアアアアアアアアア………ァアアアアアア!!!!』

 

するとドラゴーヤは驚くべきことにリンカのコテ釘パンチが全部繰り出される前に体で受け止めて打ち消したではないか。

 

「嘘っ!?」

 

そして龍は空から一気に降下し、リンカもろとも地面にタックルした。

 

「リンカァア!!」

 

リンカはそれを数枚の巨大コテを重ねて防御、しかしドラゴーヤの突撃は強力だったのか突進を受け止めきったあとコテは全て砕け散る。

 

(私の「コテシールド」をこうも簡単に…それにコテ釘パンチも受け止めきるなんて…)

 

食義を習得したとはいえ、敵はグルメ界の猛獣、習得したばかりの2人にとってはまだ強敵である。

 

(やっぱり…パパから教えてもらったネイルガン(・・・・・)で…)

 

「大丈夫かリンカ!?」

 

「うん、何とか…」

 

「一体どうしたらいいんだ…弱点が一向に見つからないぞ…」

 

「…私に考えがあるわ。だから、一夏はジンギと一緒に時間を稼いで!」

 

「良く分からんが…何とかしてみる!」

 

一夏はリンカの言葉を疑いもせず、その作戦に乗る。ISで空高く上がった。

 

「ジンギ!!一緒に行くぞ!!」

 

「下界人が指図するなぁ!!」

 

悪態をつきながらもジンギもそれに協力、一夏は空から、ジンギは地上からドラゴーヤに攻撃しまくる。

ジンギは2本のピーラーを持って突撃、それでドラゴーヤの牙と激突した。火花が散りまるで真剣同士がぶつかり合った時のような金属音が辺りに鳴り響く。

激突の末牙に打ち負け後ろに後ずさるジンギ、しかしその時地面をピーラーで剥き、それをドラゴーヤにぶつけた。

 

「地表大蛇!!」

 

捲られた土塊によって視界を防がれるドラゴーヤ、その隙にジンギは高く跳んで敵の頭上に着地する。そして右手にピーラーを作り、ボウリングの玉を投げるように下からすくい投げた。

 

「鱗剥き!!」

 

放たれたピーラーの斬撃は、ドラゴーヤの背中の上を走る。しかし鱗はまったく切れず火花が散るだけに終わる。すると後ろからドラゴーヤが食おうとしてきたのでそれを後ろに跳んで避けたジンギは両手でピーラーを具現化し、回すように斬撃を放った。

 

「風神桂剥きぃい!!」

 

今度は背中だけではなく、全体を回して斬りかかるがそれでもドラゴーヤは応えない。寧ろ今の攻撃で怒りを買い余計凶暴化させてしまう。

怒り狂ったドラゴーヤは真っ先にとジンギの方へ突撃した。しかし、上空から一夏が落ちてきてドラゴーヤを力任せに地面に押さえつける。

 

「ジンギ!お前も頼む!」

 

「分かってる!!」

 

そしてジンギも2本の巨大ピーラーを出し、それで挟むようにドラゴーヤを押さえつける。そして一夏がリンカに向かって目だけで合図する。

 

「30連…!!」

 

それに対しても目で答えたリンカは、腕にパワーを溜めたまま拘束されているドラゴーヤに向かって走り出し、その顔面に攻撃を与えた。

 

「コテネイルガン!!!」

 

ネイルガンは釘パンチと違って、連続攻撃分を一瞬で相手に与える技である。本来トリコが、自分が受けたダメージを外へ受け流す猛獣対策に開発した技だ。

30連分の攻撃がドラゴーヤの頭から尻尾まで一瞬で到達する。するとドラゴーヤは今まで見たこと無いような表情で悶絶し始めた。

 

「…!!」

 

それを見たリンカは鼻をスンと鳴らし、何かに気づいたように目を鋭くする。ドラゴーヤが悶絶している隙に3人は一度集結した。

 

「2人ともありがと!おかげで分かったわ!奴の弱点の位置が!」

 

「本当か下界人!?一体どこだ!?」

 

「一体どうやって分かったんだ…リンカ」

 

「私のネイルガンの衝撃が奴の全身を駆け抜けた時、その部位を通過した瞬間、ストレスホルモンのコルチゾールやアドレナリンの匂いが一気に噴き出したの!多分痛みを和らげようと本能的に快楽物質を分泌したのね」

 

「成る程…ネイルガンなら相手の内部にまでダメージが行くから…まるで潜水艦のソナーみたいなものか!」

 

「で!?奴の弱点はどこだ!?」

 

「それはね、右脇下(・・・)!!そこを狙えばいいわ!」

 

「…それはまた狙いづらいところだな!!」

 

「ちっ!礼は言わんぞ下界人!!」

 

そう言うと3人はグルメ細胞の悪魔をイメージとして出し、ドラゴーヤに対し宣戦布告の意味も込めた威嚇をする。ドラゴーヤはそれにも屈さずに大きく遠吠えを上げた。

ドラゴーヤ(♂)との戦いは、更に激戦となっていく――

 




ウルトラマンルーブ1話をリアタイで見ました!コメディとは聞いていたけど、あそこまで入れてくる思っていませんでした。勿論良い意味で!今までに無い感じの雰囲気でこれからが楽しみです!
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