剣狂い転生漫遊記   作:アキ山

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 お待たせしました、本編更新です。

 今回は取り合えず箸休め的な話。

 ワリとやってしまった感はありますが、このまま突っ走ることにしましょう。


剣キチが行く人理修復日記(15)

人理修復記 26日目

 

 

 えー、次男から結婚宣言を受けました。

 

 もともと型破りな奴だと思っていたが、特異点で嫁さんを見つけるとは思わなかった。

 

 ぶっちゃけ、人理焼却を知った時なみの衝撃を受けたぜ。

 

 さて、事の起こりは地中海からローマへ向かっている時に(さかのぼ)る。

 

 ローマへの道をひた走っていた俺は、何故だか急にブリテン島の事が気になった。

 

 今思えば、あれは虫の知らせという奴だったのだろう。

 

 残してきた子供達の事も心配だったが、むこうにはアルトリアがいるしサーヴァントも数が増している。

 

 もう少しくらいなら大丈夫だろうと判断した俺は、ブリテンへと舵を切る事にした。

 

 とはいえ、この戦火の中では島へと行く船は出ていない。

 

 ならばどうするか?

 

 海を往くのに船など不要、真の剣キチは足で渡る。

 

 レッツ軽身功とばかりに、キャットを背負って波しぶきをひた走ること一時間ほど。

 

 島から飛んで来るゲイザーの迎撃ビームに古巣へ帰ってきたことを実感しながら、俺は故郷へと足を踏み入れた。

 

 『ブリテンよ、私は帰ってきた!』と(とき)の声を上げると、それに釣られて現れるのは幻想種の群れ群れ群れ。

 

 はい、食糧確保の時間です。

 

 子供達が見ていないのを幸いとしてキャットを助手に残虐ファイト全開で片っ端から食肉加工していると、今度は見慣れた巨大トレーラーが突っ込んできた。

 

 そう、トレーラーである。

 

 時代にそぐわぬ超鋼の巨獣は俺の前にいたラミア共を根こそぎ()き殺すと、エアブレーキからの排気音と共にその歩みを止めた。

 

 そして開いた運転席から出てきたのは、やはり我が次男ガヘリスであった。

 

 何でお前がここにいるのか? という当然の疑問に返ってきたのは、こんな事情だった。

 

 人理焼却から一月が過ぎ、今日も今日とてミミズこと魔神柱の侵攻を防いでいたガヘリス達。

 

 しかしその日最後の大物を仕留めた際、異常事態が発生する。

 

 なんと消滅する魔神柱の魔力が空間へ干渉し、それによって時空振が発生してしまったのだ。

 

 妖精郷は結界の効果によって外部からの攻撃には鉄壁の防御を誇るが、ガウェイン達を座から取り戻した時のように内部からの干渉には弱い。

 

 発生した時空振も、それが原因の一端となっているのだろう。

 

 大気を振るわせて渦巻く力を直感的にヤバいと判断したガヘリスは全速力で中心へと向かい、止めを刺したガウェインを引き離す事に成功。

 

 しかし、その時には大きく成長した時空振の力はガヘリスの推力では振り切る事が出来ない程になっていた。

 

 その結果、中心へと吸い込まれたあの子は妖精郷から転移してしまったのだ。

 

 そうしてガヘリスがこの第二特異点のブリテン島で目を覚ましたのは、なんと俺達が来る一月も前の事だった。 

 

 対魔神柱用にロボへ合体したのが功を奏したのか、幸いな事にガヘリス自身には怪我は無かった。

 

 しかし転移の影響から合体は解除され、支援メカはトレーラーを除いて粗方故障。

 

 肝心のトレーラーもメインエンジンの出力が上がらない為に、再合体や妖精郷への帰還もできない状態だったという。

 

 さて、息子がここにいる理由は理解できた。

 

 では本題に移るとしよう。

 

 ブリテン島へ転移したガヘリスだが、一人で目覚めたワケでは無かった。

 

 あの子が放り出されたのは、ブリテンで召喚されたはぐれサーヴァントの住処のすぐ近くだったのだ。

 

 住居の主の名はエスィルト。

 

 住処の近くに突然現れたトレーラーに驚いたものの、その(かたわ)らでガヘリスが気を失っているのを見つけた彼女は、あの子を家へと運び込んで介抱してくれたのだという。

 

 目を覚ましたガヘリスは世話になった事の礼を告げて妖精郷へ帰ろうとしたそうだが、タイミングが悪い事にそこへ連合ローマ軍がブリテン島へ侵攻。

 

 この地に所縁(ゆかり)がある英霊のエスィルトは単身迎撃に当たろうしたところ、ガヘリスは一宿一飯の恩を返す為に彼女へと力を貸したらしい。

 

 雑兵はトレーラーに装備された魔力砲で吹っ飛ばし、敵将はハルバードをブン投げて駆逐。

 

 むこうは切り札としてサーヴァントを用意していたそうだが、ガヘリスが気を引いている内に遠隔操作したトレーラーで背後から撥ねるという鬼畜戦法で退けたらしい。

 

 ちなみにあのトレーラー、ロボ化した時の胴体と両足を司っている事もあって、その重量はなんとウン十トン。

 

 しかも妖精郷産の特殊合金製に加えて魔導と科学のハイブリッドリアクターが動力源なので、神秘の蓄積もバッチリである。

 

 そんな物で轢かれたとあっては、さしものサーヴァントとて堪ったモノではないだろう。

 

 これが切っ掛けとなったのか、その後は妖精郷へと帰る手段を探す傍ら、助手席に乗せた彼女と共に連合ローマ相手にブリテン島を転戦するようになった。

 

 そんな日々の中、二人は互いを意識するようになっていき、気付けば恋の華が咲いていたという事らしい。 

 

 息子が嫁を連れてきたのは父親として嬉しい。

 

 『恋愛? なにそれ、おいしいの?』と言っていたガヘリスが、今までにないような真剣な表情でエスィルトさんを嫁に向かえたいと言ったのだ。

 

 俺からしてみれば感動も一入(ひとしお)である。

 

 しかし、彼女を実家に連れ帰るには一つ問題がある。

 

 それはエスィルトさんが特異点で呼ばれたサーヴァントであるという事だ。

 

 第一特異点の例を考えれば、ここが修復してしまうと彼女は座に還ってしまう可能性が高い。

 

 まあ、清姫嬢という例外もいるのだが、彼女と同じ離れ業をやってのけろと言うのは、エスィルトさんには酷だろう。

 

 となれば、ウチに嫁入りしてもらう為には受肉させる必要がある。

 

 術式に関してはグンヒルドさんがいるので大丈夫だろうが、その為の魔力を確保せねばならない。

 

 一番に思いつくのは聖杯なのだが、さすがに特異点の原因をくれとは言えん。

 

 何か別の方法を探さねばなるまい。

 

 兎にも角にも、まずはモードレッド達と合流する事が先決だ。

 

 幸い、トレーラーは熱核ホバーの水陸両用だそうなので、これに便乗して本州に帰るとしよう。

 

 ガヘリス、父ちゃんはお前の結婚を応援するぞ。

 

 

人理修復記 29日目

 

 

 ようやくローマへ帰ってきた。

 

 最初はガリアへ一度寄ってブーディカ女史に挨拶するつもりだったのだが、連合ローマとの戦況を思えば早急に合流を果たすべきだと思いなおした。

 

 ところで、俺が正統ローマ側に付いているのを知ってからエスィルトさんの機嫌が悪い。

 

 ガヘリスが事情を聴いたところ、彼女は生前に自分の部族へ圧政を掛けるローマを相手取り、母親と共に戦争を起こしたそうだ。

 

 その結果が敗北に終わった事もあり、どうも良い印象を抱けないのだとか。

 

 それを聞いた俺は、ガヘリスにエスィルトさん共々この戦争に加担しないよう言いつけた。

 

 人理修復云々はカルデアの事情だ。

 

 人理によって召喚されたと言えど彼女も、ガヘリスにも関係ない。

 

 自発的に力を貸してくれるならともかく、嫌がる相手を戦場に出すわけにはいかん。

 

 というか、嫁に来てもらう人を戦場になんて出せませんから。

 

 そんなこんなでトレーラーに揺られていると、首都ローマへ向かう軍団が目に入った。

 

 ネロ帝率いる正統ローマ・カルデア連合軍である。

 

 トレーラーの威容に兵士達が警戒を露にする中、これがガヘリスの愛車だと分かっているモードレッドとミユちゃんは、歓声を上げながらガラスの馬車から飛び出してくる。

 

 それを見た俺達が運転席から降りるとモードレッドはガヘリスに、ミユちゃんは俺に跳び付いた。

 

 『ガヘ兄ちゃん! ガヘ兄ちゃん! なんでいるんだぁ?』とガヘリスの肩へ登ろうとするモードレッド。

 

 そして『お帰り、お義父さん!』と満面の笑みで俺に抱き着いてくるミユちゃんも癒し効果満点である。

 

 まあ、ガラスの馬車の陰からこちらを見ながら、キリキリと歯ぎしりを立てるアタランテが無ければもっと良かったのだが。

 

 親子の再会が終わった後は情報交換の時間である。

 

 まずネロ帝達だが、凱旋の際にローマを目前にしたところでサーヴァントの襲撃を受けたらしい。

 

 彼女達の前に立ち塞がったのは、映画『300』で有名なスパルタの王レオニダス。

 

 テモピュライの戦いでペルシャ軍3万を押し留めた300人の勇者を召喚して正統ローマを迎え撃った彼であったが、激戦の末にエミヤの放った『偽・螺旋剣(カラドボルグⅡ)』によって自慢の護りを破られて敗北した。

 

 クー・フーリン曰く『ああいう骨のある漢とは、サシでやりあいたいもんだ』との事。

 

 武門としては大いに同意するところである。

 

 レオニダスを下してローマへ凱旋した一行は、骨休めも兼ねて俺の帰りを待っていたそうだ。

 

 しかし、帰還して程なく首都近辺において、先の戦いで散り散りとなった連合ローマの残党による略奪行為が発生。

 

 俺達が合流したのは、そいつ等を討伐した帰りだったらしい。

 

 一方、こちらから報告する内容は多くない。

 

 女神ステンノから聞いた連合ローマの本拠の場所と、クラス・メイド(?)のサーヴァントであるタマモ・キャットの参戦。

 

 あと、ガヘリス達と合流したことくらいだろう。

 

 ネロ帝は鋼の要塞を思わせるトレーラーを見て、これが戦力として加わるのかと目を輝かせていたが、残念ながらその答えはNOである。

 

 ガヘリス達の不参加を告げると当然の如くブーたれられたが、こちらとて嫁との関係が掛かっている。

 

 人理修復が掛かっていようと退くわけにはいかない。

 

 結局、俺が今まで以上に頑張るという事で納得してもらった。

 

 ネロ帝が半泣きで我儘を言う姿があまりにも板につき過ぎていたのだが、それって皇帝としてありなのか?

 

 こうしてカルデアメンバー兼正統ローマの一員としての仕事を終えた俺を待っていたのは、親として他の家族への説明である。

 

 連合ローマ本拠への強襲作戦が持ち上がった為に主だった面々が会議へ出向く中、俺はグンヒルドさんの協力のもと家族へエスィルトさんの紹介とガヘリスが結婚する事を伝えた。

 

 こちらでは驚愕の声を上げるアルトリアとモーさんに反して、娘たちは家族が増えるとピョンピョン飛び跳ねていた。

 

 そしてグンヒルドさんに通信を繋げてもらった妖精郷は、一言で言えばカオスだった。

 

 まず、喜びのあまりパーツに分離する親父殿。

 

 ガレスは子供の時のようにコロに抱き着いて大喜びし、アグラヴェインはただただ唖然。

 

 ガウェインは私もラグネルの生まれ変わりを探さねば! と不穏な目標を立て、ギャラハッドは何を思ったのか畑を耕しに行った。

 

 最後に姉御とお袋さんだが、『我が家の嫁に相応しいか見極めてからだ!!』なんて反対するだろうというこちらの予測とは裏腹に、二人揃って大号泣だった。

 

 泣き声に混じって『ガヘリスの事だから、結婚なんてできないと思っていた』なんてワリと失礼なコメントが出ていたが、それに関しては聞かなかった事にしておこう。

 

 こちらも嫁姑争いなんて御免なので、姉御たちの反応は大変喜ばしい。

 

 しかし、二人に付き合ってちょくちょく昼ドラを見ている身としては本当に火種が残ってないかが気にかかる。

 

 なので、直球で聞いてみたところ『ガヘリスが選んだのなら間違いはない』『むしろ、あの子に嫁いでくれるなら、三顧の礼で迎え入れる』という答えが返ってきた。

 

 ガヘリスよ、ここは笑うところじゃないからな。

 

 ともかく、現在は特異点の攻略や妖精郷の防衛もある。

 

 式は諸々が落ち着いてからになるだろう。

 

 我々の新しい家族計画の為にも、まずは魔力リソースの確保を急がねば。

 

 

人理修復記 31日目

 

 

 過日、次男の結婚式は諸々の事情が終わってからと記したが、諸事情により第二特異点にいる内に挙げる事になってしまった。

 

 理由は二つ。

 

 一つは家族だけの内緒と言っていたにも関わらず、モードレッド達があっさりと自身のサーヴァントに漏らしてしまい、それがネロ帝の耳に入った事。

 

 そしてもう一つは、ブーディカ女史がエスィルトさんの母親である事が発覚した為である。

 

 前者に関しては子供のした事だから仕方がない。

 

 新しい家族が増えると喜んでいた二人に、誰かに話すなと言う方が無茶なのだ。

 

 欲を言えば、漏らす際に『家族だけの内緒なの!』と付けてくれれば良かったのだが、あの子達にそれを望むのは酷な話だろう。

 

 で、結婚話を他に流してしまった下手人は意外な事にエミヤだった。

 

 話を聞くに、エミヤは立香ちゃんやネロ帝がこの話を知っていると勘違いしていたらしく、食事の際にポロリと零してしまったらしい。

 

 今までの付き合いで分かった事だが、ネロ帝は慶事やお祭りが大好きな人だ。

 

 そんな彼女が客将とはいえ部下の家族が結婚すると聞いたのだ。

 

 『決戦の前祝として、盛大に祝うがよい!!』などと言うのは自明の理であった。

 

 妖精郷から身内が来れるか分からないので、ここで式を挙げるのは勘弁と必死に説得をしていたのだが、困った事にここでネロ帝に更なる追い風が吹いてしまう。

 

 連合ローマ本拠への強襲作戦の為に、ガリアから招集した客将サーヴァント

 

 その一人であるブーディカ女史を見た瞬間、エスィルトさんがこう呼んだのだ。

 

 ママ、と。

 

 女史がブリテン出身なのは知っていたが、正統ローマの将軍を務めていた事もあって、エスィルトさんと親子だなんて夢にも思わんかった。

 

 唖然とする俺達を尻目に、即座に土下座して『娘さんを俺に下さいッッ!!』と絶叫したガヘリスは流石だと思う。

 

 一方のブーディカ女史だが、ガヘリスの言葉に目を白黒させていた。

 

 彼女からしてみれば、娘がサーヴァントとして召喚されたと知った途端に、初対面の男からいきなりの嫁取り宣言を食らった形になるのだ。

 

 おおらかさに定評がある女史といえど、流石にこれには理解が追い付かなかった事だろう。

 

 その後、三人でじっくりと話し合ったことでブーディカ女史からも結婚を認めてもらう事が出来た。

 

 この急展開で色よい返事を返してくれたことには、新郎の父親として感謝の言葉しかない。

 

 さて、こうなってしまっては式を妖精郷で挙げるワケにはいかなくなった。

 

 ネロ帝云々はともかく、ブーディカ女史もまた第二特異点に召喚されたサーヴァント。

 

 人理修復を成し遂げれば座に還ってしまう。

 

 彼女が娘の結婚式に参列出来るチャンスは、ここにしかないのだ。

 

 ならば大事な娘を貰う立場として、俺達が無理を通すのが道理というものだろう。

 

 そんなワケで姉御に連絡を取ったところ、毎度の如く俺やモードレッドをビーコンにすればこちらへ転移できるという。

 

 とはいえ、姉御は子供を宿した大事な身。

 

 集団転移なんて無茶はさせたくない。

 

 代案は無いかと頭をひねっていたところ、意外なところから手が上がった。

 

 それはマシンファーザーこと親父殿である。

 

 曰く、親父殿にも陛下と同じく次元航行機能が付いており、ガヘリスのトレーラーを目印にすればこちらへ来られるというのだ。

 

 さすがは妖精郷、驚異の技術力。

 

 陛下の強化パーツになる事が親父殿の取柄では無かったらしい。

 

 親父殿の義体に備わった居住スペースを使えば家族全員を収容できるというし、ウチの家族の交通手段に関してはクリアできた。

 

 となれば、後の問題は式の費用である。

 

 当然ながら俺もガヘリスも現ローマにおける通貨など持ち合わせていない。

 

 だからといって、エスィルトさん達に出させるなど言語道断。

 

 ここは夫の甲斐性の見せ所なのだ。

 

 というワケで、農作業中にワーム共の腹からせっせと集めたヘソクリの出番である。

 

 ダイヤ、ルビー、エメラルド、サファイア。

 

 一番小さくても親指大、大きい物なら子供の拳ほど。

 

 ワームの胃液と他の鉱石と共にこなれたお陰で、どれも綺麗な宝玉に磨かれている。

 

 これを売れば、少しは結婚資金の足しになるだろう。

 

 というワケで、さっそくガヘリスに袋を持たせて換金へ走らせた。

 

 あいつだって妖精郷に帰ればかなりの貯えがある。

 

 余程の事でもない限り、親からの本格的な援助はこれが最後になるのだ。

 

 このくらいしても罰は当たらないだろう。

 

 そういえば、姉御の読んでいた雑誌では結婚式の内容は花嫁に任せるのが今風なんだとか。

 

 俺に似て(みやび)というモノへの理解が乏しいガヘリスでは、プロデュースしたところでロクな結果になるまい。

 

 というか、この式に関してネロ帝がガッツリ絡もうとしているのだが、何故か嫌な予感しかしない。

 

 主にジャイアン・リサイタルな意味で。

 

 如何に一国の国家元首が相手でも、こっちは次男の一生に一度の晴れ舞台が掛かっているのだ。

 

 ここは弱気にならずにNOを突き付けるべきだろう。

 

 ともかく、父ちゃんはガヘリスの思い出に残るような結婚式を期待しているぞ。


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