IS 《インフィニット・ストラトス》典型的な転生   作:犠牲になったのだ…

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最近好きになった歌い手を見つけて時間がなかったある


弟子の意地

目が覚めると

見知らぬ天井だった。

左の方から光が入ってきている。

今は昼頃なのだろうか。

 

視界の端に点滴の入った袋が見えた。

おそらく、自分の腕に繋がっているのだろうか。

ここはどこなのだろう。視界の端の点滴を見る限り、病院なのだろうか

 

どこか確認するために、状態を起こそうとする

そこで、ある事に気付く。

なぜか手足が動かない。というか首さえ、視線さえ動かせない。

ただただ天井を見上げるばかり。

自分の身になにが起こったのか、不思議でならなかった。なにがあったかわからず、現状自分の体でさえ確認出来ない。

自分に何が起きているのか、わからない。そういう焦りから近くに誰かいないか確認するため誰かいないか、と聞いてみた。

聞いてみた、はずだった。

いざ声を出してみると

 

「うぅ…あぅ」

 

声が掠れておおよそうめき声としか言えない様なものしか出なかった。

戸惑いが焦りを加速させた。

ここに至る前、何があったのか思い出そうとする。

が、なにも思い出せない。

その記憶喪失がさらに焦りを加速させる。

自分の趣味も

好きな食べ物も

好きな人も思い出せない。

 

名前すら、でてこない

 

発狂してしまいそうだった。

自分の自由は、天井を見るしかなく、呼吸を自分で意識して止めようとしても止めれない。

まるで何かの管轄下に自分の体を入れりたみたいだ。

そのまま、色々なことをかんがえてとりあえずはなにか思い出そうとした。

 

 

 

 

 

 

外の明るさは衰え、オレンジ色の光が刺している。

────7時間。

そのあいだずっとなにか思い出せるか考えていた。

しかし思い出せない。

というか、誰も来ない。もうそろそろ点滴が無くなるのではないのか。

 

その時、あることに気づいた。

───左目の違和感。

起きた時は普通に天井がはっきり見えていた。

だが、今はどうだ。なぜかボヤけている。

右目は普通だ。特になんの違和感もない。なぜだ。なぜおかしなことばかり起きる。そう思いながら上げれもしない慟哭を必死に押さえながら、意識をまた、手放した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少し、意識を手放していたようだ。気をしっかり持ち、上半身を起こす。そこには着々と近付いてくる大男がいた。

彼の目は不気味に輝きながら右腕を上に振り上げる。ゴウッという風を切る音とともに自分を潰すべく石の右腕が落とされる。

ふらつきながらも横に転がりながらそれを交わす。が、相手が瓦礫を壊した時に飛来してきた、尖った木や石が体に容赦なく叩きつけられる。痛みに耐えられず、体を支えるのを忘れてまた地面に崩れる。

こちらはとうに息が上がっている。しかし、相手はまったく上がっていない。当たり前か。さっきから腕をふっているだけなんだから。

 

上向けになり、戦意損失しかける。体は傷だらけで激痛が走る箇所がいくつか感じる。

相手がまた腕を振り上げる。

このまま眠りたいな。そうすれば痛みもなく潰されるんじゃないか。そう思いながら、ぼーっと振り上げられた右腕を見る。

そして、それが勢いよく自分の体に落ちてくる。

このまま寝るか。そう思い目を瞑る。

 

 

が、なぜか体は勝手に動く。腕を避け、ゴロゴロののたうち回りながらも回避する。

と、その時。なにやら右目の視界の端にあるものを発見した。月光に照らされ怪しく光る少し長めの、俺の指先から肘らへんまでしかない、折れた刀。

 

俺の心臓に刺さり掛けたあの刀だ。

 

あの夜師匠は刀を折るという形で俺を守った。

そしてその時の折られた刀がまだここに残っていたようだ。命の危険を感じながら刀の元に走り、男の岩の腕をスライディングで避けながら刀の柄を掴む。

そして、そのまま足を少し大きめに開きながら立ち、刀を正眼に構える。

と言っても、刀の刃は10センチくらいしかなく、非常にリーチが短かった。

ほとんど切れ味が良かったかもしれないナイフのようなものだ。

少しあがいては見たが、どうにかなるものなのだろうか

そう思った。

 

だが、ふと。なぜか、こんな状況だと言うのに

あることを思い出した。

師匠の織斑家を守れ、という言葉だ。俺はあの人に恩がある。家族のようで、師匠でもある。

俺が心の底で、普段ならば確実に口にはしないが尊敬している人だ。あの人が俺に守れ、と言ったんだ。ならば、そう言われたのならば。

師匠の顔に泥を塗るわけには行かない。どうあっても、刺し違えてでも守らねばならない。

 

腹は決まった。

 

あとは、戦うだけだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─────おまけ──────

 

彼は常人離れしていた。

力が。技が。速さが。硬さが。

そして

────姿さえも。

 

パンツの両サイドを伸ばして肩に引っ掛け、自分の息子を誇らしげには強調し、顔に女性のパンツをかぶるその姿。

まさに変態の道を極めしもの。

その名は

 

変態仮面

 

変態道とは紳士であり、そして変態である。その二つを持たなければ、変態の道には入れない。

変態の道のもっとも高き場所を目指し、彼は邁進する。

 

世の中に蔓延る悪を粛清するために。

 

 

「ムッ!あれはひったくり犯か!!」

 

変態仮面はひったくり犯を目撃した。女性はキャー!!と叫び、男のほう、つまりひったくり犯の方は一目散に逃げている。

当たり前だ。盗みをしているのにゆったりと歩くものなどいない。

 

が、しかし。彼はそれを粛清するためにパトロールをしていた。そして今。その犯行現場が見られたのだ。

彼は人間とは思えない速さでひったくり犯を追いかける。ビルの壁を蹴り、自動販売機の上を行き、そして歩道を走る際、誰にも当たらないように走る。

 

ひったくり犯はどうやら路地裏に逃げたようだ。

 

しかし、彼はその人を超えた変態的身体能力でひったくり犯を追いかける。

すなわち

────壁走りだ。

しかもなぜか両肘を頭の後ろにそろえるというジ●ジョ

立ちならぬジョ●ョ走りで。

とてつもないスピードでひったくり犯を追い、10数秒。

ひったくり犯が立ち止まっていた。

 

「ハァ…ハァ…ここまで来たら大丈夫だろ…」

そう言いながら壁に手を付く。するとなぜだろう。モニュッとした、なにやら暑いものを触った感触があった。

「あん…?なんだ?こりゃ」

そう言いながら手をついてる方向を見ると、そこにはほぼ全裸の変態がいた。そして自分が触っていたのは──────

 

「お前が触っていたのは壁ではない。

私の お い な り さ ん だ!! 」

 

 

 

 

 

どこからか、叫び声が上がったようだ。

 

 

 

───こうして、また世に蔓延る悪は挫かれる。

彼は正義の味方。

正義は彼の味方ではないようだが、ともかく正義の味方なのだ。

その名も

 

 

 

 

変 態 仮 面 !!!

 

 

 

 

 




読んでいただきアザシタッ!!
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