IS 《インフィニット・ストラトス》典型的な転生   作:犠牲になったのだ…

12 / 17
あああああ時間がめっさあいたやああああああん


刹那

心臓がまるでエンジンのように血流を早く動かす。それにともない体温も異常なほど高くなり、動体視力、身体能力ともに人間離れした動きを実現する。

 

淑守が強化された蹴りで大男を外に蹴り飛ばすと、次はそのままその男の頭上に飛び上がり男の心臓をねらって刀を突き立てる。

男はそれを間一髪避け、すぐさま転がりながら立ち上がる。避ける時に多少背中を掠ったがなんともない。だが今危ないのは斬撃を受けてしまった右腕だ。

少々出血が酷い。またいつも能力を使ってるのも右腕なのでそれも少し都合が悪い。

 

手を抜いたつもりは無いがこのザマである。途中までは多少身体能力の高い少女とばかり思っていたが、今まで戦ってきた能力者とは訳が違う。

身体能力が元から高く1発1発の攻撃が重い者もいたが、それはあくまで体が頑丈になったりといった範疇なので攻撃は当たりはする。

 

だが、この少女はどうか。動体視力がいいのか攻撃は見切られ、身体能力もそれに釣り合い、とても高い。普通ならば死ぬ攻撃を受けてこうして立っており、その時にできた傷もすでに治っている。

まるで魔人だな、思いつつもどこか抜け道がありそうだ。

こいつは今とても気分が高揚している。

酔っていると言ってもいいだろう。

その結果獣のごとき怒涛の連撃を可能にしてるのだろうが、見切れればカウンターで、こんどこそ本気の攻撃を加えれば、殺れるはずだ。

 

そう思いながら左手にあたりの瓦礫を集める。

俺の能力はサイコキネシス。おそらくまだバレていないはずだ。ので、これに賭ける。

あえて左腕にの瓦礫を両断させ、その瞬間にサイコキネシスで強化された右腕を使い体を貫通させてもらう。

身に多少そぐわない司令を受けたが仕方ない。家族のため、この少女達を倒さねばならないのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

淑守はどんどんと加速する自身の身体の異常にきずいていた。どんな仕組みかも。

 

意図的に心臓の鼓動を早くし、自身の体を通常時より早く動けるようになる仕組み。

どのようなことがトリガーになり、この仕組みが働いたのかわからないが、まあいい。

いまは眼の前の大男だ。おそらく利き腕であろう右腕をを切られてまだ諦めてないその目はあなどれない。

しかし今は違う。気分が高揚している。しすぎている。

あなどれないという気持ちも置いてき、理性も置いてき、さらに加速し男の眼の前に飛ぶ。

 

飛びかかる最中、男の左腕に瓦礫が集まるのが見える。あれで防ぐ気だろうか。

刀を頭の上に掲げて一刀両断にする。瓦礫を確実に両断した。あとは首を切るだけ───

 

 

両断した瞬間、淑守の体を男の右腕が貫いた。

その右腕は淡くモノクロな感じのオーラで覆われ辺に紫電を撒き散らせながら、淑守の体を貫いていた。

 

転生者、神鳴誠一の能力。サイコキネシスによる、塵を高速移動、塵どうしを擦り合わせることによりプラズマも発生させ、殺傷能力を挙げる技。

 

掠っただけでもその部分を消し炭にし、一瞬にして焦がす奥の手の一つ。

名を、【鏖雷】

塵から雷を発生させ、またその雷により相手を塵に変える大技。その絶大なる一撃は淑守の腹を貫通させなお勢いは衰えず、その前方の家の壁を軽々と粉砕していた。

 

神鳴誠一はそのまま腕をふり抜き、淑守の体を吹き飛ばす。瓦礫の上に受け身なしに突っ込む。

 

 

 

────今度こそ、確実に殺った。

内臓も焼かれた。潰すこととは違い腹を貫ぬいた。

地面に血が滴る。右腕には未だに小さな紫電が残っている。

 

殺った。確実に貫いた感触があった。

はずなのに───

 

倒れている淑守の身体から異常な熱気を感じる。淑守周りは陽炎で揺らめき、先程までその体から流れていた血は完全に蒸発して固まっている。

腹の傷もなぜかすでに無くなっている。

 

 

奴は…人間を辞めたのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

身体は熱気に包まれ、眼は紅く煌めく。刀は火を噴く魔刀になり、淑守の体は音を置き去りにした

 

目の前から消えた途端、神鳴の左腕が吹っ飛ぶ。刹那のうちに斬られた。目に映らない早さ。淑守が走ったあとの地面は粉砕されているがその粉砕されるという結果に至る前に淑守はすでに違う場所に立っていた。

 

神鳴は片腕を抑え片膝を付きながら淑守を見る。

 

「…こんな桁違いな転生者がターゲットの護衛だと…割に合わなさすぎる依頼、だ…」

 

そう言いながら男はこちらを睨む。

ゆらり、と立っている淑守は刀を右手でダラン、と持ち、まるでさっきまでの淑守とは違う感じになっている。

 

───仕方ない。以来は失敗した。命まで失うわけにはいかない。

撤退するか。

 

神鳴はそう考え、能力を隠さずサイコキネシスの能力であたりの地面を浮かせ、淑守に投げつける。

 

無論、淑守はそれを軽々も半身になることで避ける。が、その攻撃が終わった頃には、すでに神鳴は逃げていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




だいぶ遅れたすみませんんんんん
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。