IS 《インフィニット・ストラトス》典型的な転生   作:犠牲になったのだ…

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タイトルが意味深?勘違いだ笑ってやる!(ギルガメッシュVOICE)


始めたばかりなので、すぐに週一くらいのペースに戻しますが早めに出すでござる


抜けた記憶に植えられた名前

時刻は午後20時。外はすで暗くなっている。

 

我が師匠、古代メソポタミア初期王朝の伝説的な王、ギルガメッシュとの手ほどきの結果を簡潔に言おう。

 

手も足も出なかった。

 

「ハッ!ま、多少は才能はあるのでないか?我ほどでもないがな!ハハハハ!!」

 

同じ転生者なのにこの差。

この差は年齢だけではない気がする。

 

 

肩で息をし、仰向きになりながら師匠であるギルガメッシュを見る。

息は愚か、汗一つかいていない。

 

とことん規格外だ

そう、しみじみ思った

 

体術だけでこの差である。

もし仮に自分に能力が開花したとしても、まるで勝負になる気がしない。

 

「当たり前だ。我は、誰にも負けんともさ。なにせAUOだからなハハハハハ!!

──して、貴様。動体視力が良いのか?それとも勘が鋭いのか…。途中火はこの我の拳に対応しかけていたな?」

 

率直に言おう。

覚えていない。

 

必死だったのだ。気を緩ませるとあの早い拳が体にめり込むかと思うと、必死に避けることにだけ集中してしまったのだな。

 

 

現段階で殴り返すなど、夢のまた夢。

そんな、殴り返せるほどの隙がないほど強かった。

 

「余裕がない、という事か。ま、そうであろうな。貴様と我のステータス差は歴然であるしな。

さて、本題だ。おそらく貴様の能力は肉体系に働くものだ。魔術などの近・遠距離系のもののそれではない。」

 

よく体術の手ほどきだけでそれだけのことがわかったな、とジト目を一瞬してしまった。

この英雄王、わりとすぐに拗ねるのだ。

 

ジト目なんか無かったヨーと言えるレベルの真面目な顔を一瞬で作って見せる。

 

「ま、なんだ。つまり貴様はこの我のような力は愚か、一般の魔術師の力すら持ててないというわけだ笑ってやる!ハハハ!!」

 

このAUO、笑いやがった。

 

もう一度言う。

 

このAUO、笑いやがった。

 

 

よしこれで俺の心に刻まれた(主に仕返しをするための気概が)

と、密かに復讐を誓っているとギルガメッシュがこちらを向き「だが」と付け加えた

 

「貴様には魔術とは別の力がそなわっているのかもしれん。あるいは次第に開花しだすか。何度か悶絶してもおかしくない力で殴ったのだがな。───存外しぶといのだな、貴様は。」

 

このAUO鬼畜ですわ。

いや畜生だわ。

 

「ま、そういうでない。耐久面を鍛えてやろうとしたまでのことよ!」

 

そうして、両の手を腰に置き、ハハハハ!と高笑いをする。一段落付いたのか、高笑いをやめると

 

さて、と言った。

 

「これから貴様は自身の力で能力を開花させて見せよ。魔術のことであればまだ開花させるための手を貸してやれたかもしれんが───どうも、我の範疇ではないようだからな。

これでもサービスてんこもり、というやつだそ?嬉し涙を浮かべながらこの我のために能力を開花させよ。雑種」

 

この師匠、ほんとはたんなるストレス発散したかっただけじゃないのか、というレベルで突き放された。

なんてヤローだ笑われてやる。

 

と、軽く現実逃避していると、最後に、と一言付け足した。

 

「二日前話したこの世界の重要人物の件、貴様程度でも出来るであろうが、しっかり守れよ?我は二日ほど留守にするでな。」

 

そう言うと、ハハハハ!と高笑いしながら師匠は出ていった。何がおかしい!!とか思ったりもしたが。

 

ところで、重要人物、か。

─────はて、何のことだったか

 

 

何もともあれ、疲れた。

 

 

 

 

時刻は午後20時半。

夜はこれからという時に、ようやく道場の戸を全て閉め、隣の家に戻った。

 

ギルガメッシュは保護者の面も兼ね備えているが、大体は家にいない。理由はわからないが、なにか仕事かなにかしているんではないだろうか。

───いや、ないな。あの唯我独尊な師匠が仕事できるはずがない。

 

と、辛辣な評価を下しながら家に入る。

するとそこには

 

なぜか俺の家に侵入している少年がいた。

 

…曲者だあああああ!!!!

 

 

 

 

 

 

2分後、簡単に少年を捕まえた。

身長は低めで少し痩せ気味。また、髪の毛は少々ボサボサだ。なかなかのヤンチャ坊主と見た。

右目の下に小さい傷が付いている。塀をよじのぼったときに、木の枝に引っ掛けたのだろうか。

 

とりあえず、その傷を消毒し、絆創膏を貼りながら話を聞く。

 

お前は誰だ?と。

多少ぶっきらぼうになったのは許せ、少年。

 

目に浮かべているのは多少の恐怖と申し訳なさ。

なにか塀の中にボールでも入れてしまったのか?だとしたら曲者だなんて、早とちりだったか

 

そう思いながら、小学生位の少年の話を待つ。

すると、ぼそっと名前を名乗ってきた。

 

俺の名前は、織斑一夏だ、と。

 

 

 

 

 

織斑一夏。

はて、どこかで聞いた名前だ。

師匠から聞かされたっけ?気のせいか。

 

そうばっさり違和感を切り捨てると自分も名乗る。

 

俺は淑守、と

 

そして続ける。

なんで俺の家に入ってたんだ?と

すると少年は少し脅えながら言う

 

「俺んちに、なんだか変な人が来てて、千冬ねえになにかあったら裏の日本屋敷にすんでる、ギルガメッシュって人を頼れって言われてて」

 

以下略。

どうも師匠がこの少年の姉、千冬とやらと面識があったらしい。

そして、ここで先の違和感に合点がつく。

 

この織斑少年、おそらくこの世界の主人公になる子だ、と。

 

 

 

 

 

 

二日前、改まって話された転生者の組織の話。

 

そして、おそらくはそこででた、織斑一夏と織斑千冬の両名。

 

いきなりだったので、ほとんど飲み込めずに理解していたが、今ならなんとなく分かる。

つまりはこの子逹を守り、また世界を守るために近くにいるのだろう、と。

 

 

 

次先ほど心の中で曲者だあああああとか叫んでいたことはこの際無かったことにし、とりあえず現時点無能力者である俺はこの子を匿うことにするなら、とりあえずは屋根裏部屋にでも隠すか、と思いこの子を連れていこうとした矢先。

 

織斑邸と我が屋を隔てている塀が轟音と共に砕け散った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




やべーかくのたのしいけど難しいけど楽しい
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