IS 《インフィニット・ストラトス》典型的な転生   作:犠牲になったのだ…

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ぶっちゃけると、主人公の能力が全く決まってない。あと三日連続はきついからこれからはマイペースに更新しよ…


進化のためのトウソウ

轟音の刹那、砕かれた壁の破片が一夏と淑守に飛んでくる。

中にはとてつもない大きさのものもあるが、淑守はとっさに動き、理解が追いついてなく、動きが止まっている一夏を背中で庇った。

背中に今朝、師匠との手ほどきで何発も食らったような重さの衝撃と、それ以上の鈍器を背中に振り下ろされたような衝撃が幾度となく降り注ぐ。

 

「し、淑守さん!?」

 

一夏がようやく状況を飲み込み、悲鳴混じりに名前を呼ぶ。

 

 

すると、壊された壁の方から人影が出てくる。

そこからでてきたのは一夏と同じ年齢の、銀髪の少年だった。

 

「あぁん?なんだ、雑種が増えてやがるな!」

 

淑守はチラっとそっちを見る。そいつから漂う危険な気配。おそらく先ほどの庇った時の怪我もあるだろうが、どっと嫌な汗が出てくる。

困った。背中の傷のせいであまり動けそうもない。

 

すると、少し遠目からジーっと見ていた少年は、庭に何個も落ちている岩の上にジャンプで移動しながらこちらに寄ってくる。

 

「よっ、ほっと。…なあそこのにーさん。そこのガキ、渡してくんね?そしたら見逃したげるからさ。」

 

壁の修理代は何ともならないけど。

そう付け加えると少し手を伸ばせば手に届くほどの距離にまで近付いてきた少年は、自分と一夏を交互に見る。

そして、その少年の目の中の光を見た淑守は【一夏を渡したあと、俺も殺される】と察した。

なぜ一息に先ほどの壁をぶち壊したような力を使わないのかは不明だが、渡すわけにも行かないな、と考えた。

 

しかし、ここで師匠が運良く帰ってきてくれるとも思えないしここで運良く俺の力が開花してくれるとも思えない。

いつだって現実は非常なのだから。

 

 

無意識に一夏を抱きしめる力が強くなる。

それを見た少年は、ハッと嘲ると手の平から何やら手から半径30cmくらいの光る玉を出した。

先ほどの壁破壊もあれでやったのだろうか。だとしたら自分も粉砕されてしまうかな。と、そんなふうに頭の隅で考えながら、どうやってこいつを無力化するか考える。

 

無論。相手は待ってくれないが。

 

「じゃ、サヨナラさん!!」

そう言い放ち、飛びかかってくる。無抵抗にあんなもの食らったら、ひとたままりもない。一瞬で潰れたトマト、いやミキサーにかけられたトマトになってしまう。

一夏を抱きしめながら横に飛び、なんとかこれを避ける。

 

すると、その光の玉がめり込んだ場所が、削り取られたかのような傷跡を残しながら、消えた。

 

「ひっ…」

 

その光景を目にした一夏が短く声を漏らす。先ほどの壁を破壊した能力とは別のようだ。今のは近距離攻撃に思えるが、あまり油断はできない。なにせ相手は転生者なのだ、躊躇なく能力を振りかざすところを見るに、常習犯かもしれない。

念の為背後に警戒しながら、背中の傷を我慢し一夏をつれて屋敷の部屋の中に向けて走り出す。

 

 

「おっと、意外と頑張るんですなあ!!こっちも張り切らないと、ね!!」

 

 

少年は走り出した俺たちを見て、ニヤっと口角を釣り上げるとまた手のひらに光る玉を出し、投げるモーションを加える。

やはり投げれるのかよ、と悪態を着くとそのまままっすぐ部屋の中に入らずに勢いをさらに付けて右側の角にある障子を蹴破りながら中に入る。

 

たしか、この部屋を真っ直ぐ行くと日本刀があったはずだ。人を切ったことはおろか振ったことさえないが、突き刺すくらいは出来よう。

そう思い、日本刀がある部屋まで走る。

 

と、その途端先ほど投げた光の玉が炸裂した。爆風が体を襲う。条件反射に一夏を背中でかばいながら吹き飛び、なんども床に体を打ち付けながらなんとか立つ。

炸裂し発生した爆風のおかげか煙幕が出来ていた。相手の玉がどこから来るかわからないが、とりあえずは日本刀を取りに行くしかあるまい。

でなければ、自分達が殺される。

 

立ち上った煙に紛れ奥の部屋に音を殺して入っていく。もちろん時間稼ぎのために違う部屋の襖を開けてからだ。

後ろをチラッと見ると、ところどころ光ったものが飛んだりしている。おそらく先ほどの投げてきた光の玉を、むやみやたらに打っているのだろう。

 

と、まだまだ危険な状態だがようやく一夏のことを気付く。どうやら気絶してしまったようだ。

むしろそれのほうがありがたいが。なにせ今から人殺しをせねばならないのだから、子供には見せられない。

 

と、考え事をしていると、後ろから光の玉が飛来して───俺の耳を少し掠る。死んだかと思ったが、こんなことで腰を抜かしてなんかいられない。

一夏を抱きしめ、なんとか日本刀の部屋にたどり着く。

そこを開けると、襖の向かい側に長短2本の刀が飾られていた。

 

 

 

さあ、師匠の顔に泥をならないためにも

 

仕事の時間だ。

 

 

 

 

 




この話を短く訳すと、庭から日本刀が飾られている部屋にはしたっただけでござる
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