IS 《インフィニット・ストラトス》典型的な転生 作:犠牲になったのだ…
とある晩。俺、織斑一夏は唯一の肉親である千冬姉の帰りを待っていた。その日は早くにバイトを上がれると聞いたから、ご飯の準備をして待っていたのだ。
しかしその後、平穏な日常は一時的にとはいえ、いきなり音をたてて崩壊した。
自分の家の屋根が壊れると共に。そして、すぐさまその壊れた箇所を見てみると、そこには怪しげな、屋根の上に立っている銀髪の少年だった。その少年は、屋根の壊れた部分から目を怪しく光らせ、こちらを見ていた。
そして、口を開く。
「お前が、織斑一夏か?」
「ハァ…ハァ…ッ」
意味がわからなかった。
頭が回らず、織斑一夏という名前を肯定してしまった。
するとその瞬間、コチラに手のひらを向けてそのままなにかよく分からない、光るたまを投げてきたのだ。
ソレが当たった箇所が削れたようになる。
子供の頭ながらに、危機察知はよく働き、逃げなければいけないと思った。
そして今、一気に階段を駆け下り、ベランダから出ようとしているところだった。
千冬姉が言っていたのを思い出しての行動だ。
「何か、異常なことが起きたらすぐさま裏手の日本屋敷の家に乗り込め。そこの住人が解決してくれるはずだ」と。
後ろにチラッと目を動かすと、階段から悠然と降りてきている銀髪の少年が目に入った。
唐突に感じた命の危機。
泣きたいと思うよりも、まず千冬姉のいいつけを守り、日本屋敷に入るのを優先した。
わざわざ門からでて日本屋敷に入るのは時間がかかりすぎる。
仕方ないので、1m80くらいの壁をよじ登る。その時少し左頬を切ったが、気にする時間はない。
そうして、なんとか落ちる形で日本屋敷に入れた。
そして、尻餅をつきながら目の前の屋敷を見渡そうとすると、少し短めの、黒い髪の女の人が立っていた。
思わず、先のこともあるため逃げ出してしまう。しかし、2分後くらいだろうか。あっさり捕まってしまった。
今日はよく怪我をするな、と淑守は思った。
今朝の師匠との手ほどきのときに溝を入れられ、先ほどの一夏を守るために壁の破片を背中に強打したりなどだ。
厄日が近いのだろうか。
そして、先ほどは銀髪の少年が光る玉で襖を貫通させて俺を攻撃してきた。その時右腕を少し削られてしまったので、動くたびにチクチクと痛みがする。
もう少しで着くんだがな、と考えながらも焦っていくと死ぬ可能性があるので焦らず、しかしなるべく急いで日本刀のある場所を目指す。
そして、ようやく日本刀がある部屋の襖の前にまで来れた。いそぎ襖を開けて日本刀を取りに行こうとする、が、あることに気付いた。
光る玉は先程からこの日本屋敷を無茶苦茶に削っていっている。にも関わらず、先ほど待てとは違い、まるで精密性がない。
相手の銀髪の転生者はある程度狙いを絞って光る玉を撃ってきていた。だが今はどうだろう。削ってると入っても、壁の真ん中から壁を粉砕しながら部屋の角を破壊する、と言ったようなものだ。
めんどくさがりなので、狙うことをやめたのかもしれない。もしくは恐怖心を煽ることなのかもしれない。
だが、もし。もしもこれが陽動としたら?色々な部屋は、敵の攻撃の衝撃により襖が壊れたりしてボロボロになった姿を覗かしてきた。
そしてこの部屋を見比べると、まるで破壊されたあとが少ない。
光る玉が貫通させたあとはあるが、それでもほかの部屋と比べるとやはりおかしい。
こんなに考え事をしているのに当たる所かこの部屋に光る玉が入ってきやしない。
陽動と仮定するならば、相手がいるのは
────この襖の向こう側か。
開けていないのならば、それはそれでいい。
だがもしそうなら、死ぬ可能性がある。
しかし、襖を開けねば何も変わらない。逃げることもいいかもしれないが、この傷だらけな体では逃げ切れるとは思えない。
意味無いとはおもうが一夏隠して
開けるか。
そう覚悟を決め、襖に手を掛ける。すると、
ふすまから刀が飛び出し
自分の心臓を
突き刺した。
と、思われたその瞬間、横から黄金の剣がふすまから飛び出た刀を粉砕し、地面に突き立った。
「この我の雑種を随分可愛がってくれたようだな?下郎。」
死ぬ寸前だったため思考回路が少し鈍いが、やや間を開けて淑守は剣が飛んできた方向をみた。
そこは、光る玉によって大きな穴を開けられ、外の景色が丸見えになっていた。
そしてそこに降り立つはメソポタミア第一王朝の伝説的な王。
唯我独尊にして傲岸不遜。己を唯一無二の王ま称してはばからない男。
黄金の甲冑を着用した、【英雄王】その人だった。
今回は少し短くなってしまった…
ところでみなさんはどれくらいの文字数で書いてほしいのでしょうか?
好きな本は1話1話が長いのでみんなもあれがいいのかなぁ、と考えたり…