IS 《インフィニット・ストラトス》典型的な転生 作:犠牲になったのだ…
ぜぇぇぇぇんかいまでのあらすじぃぃぃ!!!
おさげの男が変態のイチモツに無理やりキスをさせられた!!!
以上ッ!!!
…あっはい。すみません現実逃避してました。
目の前であんな衝撃的な攻撃方法を見せつけられるとは思ってなかったのだ。
ほらみろ。おさげの男、何をさせられたのか未だに理解が追いついてないぞ。
「もう一度言ってあげよう。お前の初KISSは女の子ではないッ!!この私のイチモツだ!!!」
わぁ、トドメさした。
おさげの男はそれを聞くと、ドサッと気を失って倒れた。精神的なダメージが大きかったのだろう。
普通に倒されたのならばまだしも、あんな感じでたおされた人にはちょっと近づきたくない。
冷たいのは重々承知ですが何か。
と、また現実逃避をしているとそのHENTAIは何処かを目指して飛んでいった。
台風のような勢いで現れたHENTAIだったな。
とりあえず落ち着くために縁側に座り直す。
もうそろそろ夜だ。空も段々綺麗な青みがかった黒に染められつつある。
体を冷やしたくはないので、座ったばかりの縁側から立ち上がり家の中に入る。まあ家と言っても織斑家の居候だが。
というか、ギルガメッシュはどこに行ったのか。
あの人はなかなか気まぐれだからな。この前なんか愛車である黄金のバイク、エルキドゥに跨って高笑いしながらどこかに走り去って、帰ってきたのが2週間後!とかあったからな。
実際あの師匠は転生者だと言うのに中々王っぽく振舞って自由きままに遊んでくるからな。
しかもどこか人を引き寄せるカリスマもあるし。実際俺もあの師匠のことは嫌いではない。
まあ命の恩人なので大それたことがない限り、嫌いにはならないのだが。
夕日が完全に落ち、夜になった。
昨晩壊された日本屋敷の方からチリンチリンの虫の音がきこえる。
夕方は変な奴らをすこし見かけたが、夜は誰もいなさそうだ。今日は休日だったので一夏と千冬は家にいたのだが、明日からは学校なので居なくなるらしい。
俺は残念ながら明日の学校は休むつもりだ。
なにせ仲いいやついないし。中学だからまだ留年とかはほとんどないからいいが、去年は3分の1も休んでしまった。今年くらいは高校に入っても休みぐせが出ないよう、積極的に出ねば…。うむ、明後日から本気だす。
と、ソファの肘置きのところに上半身をだらんとしながら、そんな悠長なことを考えていると千冬が近づいてきた。
それと同時に切り出される。
「淑守。ギルガメッシュから話は聞いているが、お前は学校休みがちらしいな?明日はしっかり行くんだぞ?」
oh......
まさかの急展開。千冬がこの事実を知っているとは。というか俺のことを話されているとは!!!
師匠何してんだってばさ…
と、そう考えているとさらに追い打ちがきた。
「それに、年上の言うことは聞くものだろう?」
ぐうの音も出ません。
それに居候の身なのだし、さすがに言うこと聞くしかないよねえ…
わかった、明日はちゃんと行くよ。
そう伝えると、千冬はさらに揚げ足をとる。「明日は、じゃないだろう?明日も、だろう?淑守。」
「ちゃんと…行きます…」
なんというか、数少ない俺のコメントがドンドン情けないものになっていそうだなー
…まあ、元から威厳もクソもないから良いか…
と、そうしているとどうやら一夏がご飯を作ってくれたようだ。
元気に俺たちを呼んでくる。
「千冬姉!淑守さん!ご飯できたぞー!」
以外だな。千冬は作らないのか。
当番制なのかな?まあいいか。
そう思いながらテーブルに付き、ご飯を食べた。
深夜。ご飯を食べ終わり一夏が寝た頃。
ソファでシャツの裾がずり落ちてくるのを何度も適当に直しながらテレビを見ていると、自室にいた千冬が一階に降りてきた。
「…昨晩は、すまないな。」
いきなり何故か謝られた。特になにかされた覚えもなかったので「?」と言った顔を見せる。
「ギルガメッシュから聞かされていたが、転生者の襲撃のことだ。私がいても何も変わらなかっただろうが、それでもバイトにいってしまっていた私の落ち度だ。本当ならば一夏は私が守るべきだというのに…」
なるほど。
どうやら昨晩の転生者の襲撃のことで悩んでいたらしい。あれは単なる偶然で助けれたようなものだし、運良くギルガメッシュが来てくれたから俺も助かっただけだ。気にしないでもらいたい。
それでも、と千冬は続ける。
「しかし、一夏を守るためにお前は怪我をしただろう?それをなんとしても謝りたくてな…。それに、一夏のことも守ってくれた。」
千冬にとって、一夏は唯一の肉親だ。俺が助けたことにより恩を感じているらしい。
しかし俺は自分が生き残るために戦おうとしただけだ。一夏の命は副産物と言ったところか。
まあ助ける気がなかったと言えば嘘になるが
本当に気にしないでもらいたい。
どーせなら感謝されるより千冬に膝枕をしてもらう方が嬉しい。
そう言った冗談半分の言葉も伝えると、千冬はフッと笑って、自分が座っているソファの隣に座る。
そして肘をついてくつろぐ。
今まで家では大体1人だったので、隣に誰かがいるというのは中々新鮮だ。
そう感じながら、テレビをまた見ようとすると、千冬が自分の太ももポンポンと叩いた。
「どうした?膝枕が御所望じゃなかったのか?」
oh
さすがに一夏の特等席をいただくわけにはいかんぜ
あれは比喩(?)で言ったものだから大丈夫、と伝えると千冬は少し仏頂面になり
「お前が言ったのだろう?比喩であれなんであれ、私がしていいと言ったんだ。…まさかレディに恥をかかせるのか?」
あと、一夏にしてやったことなどないぞ。と、茶化してきた。
そこまで言われるとやらない理由がない。役得ということで膝を借りるとするか。