目を覚ますと俺は真っ白な世界に居た。
そこは、壁も天井も無いただ白い世界だった。
もちろん、こんな世界に見覚えは無い。
俺が戸惑いながら周囲を見回していると、土下座をしている老人を見つけた。
「済まなかった」
そして、いきなり謝罪された。
訳の分からないまま戸惑っていると老人は顔を上げて話始めた。
「自己紹介が遅れたのぅ。ワシは神じゃ。いきなりで悪いが、お主は死んだ。それもワシのせいでな」
「はい?死んだ?俺が?アンタのせいで?」
俺が、動揺しながら聞き返すと神と名乗る老人は話を続ける。
「あぁ、本来ならまだ死ぬはずの無いお主をワシのミスで死なせてしまった。大変申し訳ないと思っている。そこで、提案なのだがお主、転生する気は無いかのぅ」
「転生?小説とかによくある異世界転生か?」
俺が聞き返すと神は頷きながら答える。
「うむ、その認識で間違い無い。ちなみにお主が行く世界は【問題児たちが異世界から来るそうですよ?】じゃ」
「問題児か、でも転生したとしても俺はギフトを持って無いぞ。どうするんだ?」
「そこは心配ない、元はと言えばワシのミスじゃ。転生してくれるならお主にはワシの力で特典を3つまで付けよう」
俺の質問に神は自信満々そうに言う。
「「転生してくれるなら」って、しなければどうなる?」
俺の質問に神は
「うむ、転生しなければお主の魂は死者として消えるだけじゃな」
と、答える。
俺は、少しの間黙り、そして口を開いた。
「分かった。転生しよう」
「うむ、そうか。では特典を選んでくれ」
「なぁ、その特典って何でも良いのか?」
「あぁ、何でも良いぞ。漫画やアニメの力から、身体能力などでもな」
俺の質問に神は答える。
俺はその答えに安心した。欲しい特典はもう決まっていたからだ。
「なら特典は
<遊戯王のモンスターや魔法、罠カードの実体化能力>
<そこそこの身体能力>
<原作知識を消す>
で頼む」
「うむ、遊戯王のカードに身体能力か、それは良いが原作知識を消してしまって良いのか?」
「あぁ、先が分かっちまったら面白く無いだろ」
「なるほどのぉ。分かった、では転生時にお主の記憶から原作知識のみを取り除こう。
そして、ほれ」
そう言うと、神が俺の左腕に触れる。
すると、左腕が一瞬光り、光が収まると俺の左腕にはデュエルディスク(遊星Ver.)が装着されていた。
「それは、ワシからのプレゼントじゃ。ちなみにデッキはお主が頭の中で思い描いた物になっておる」
「デュエルディスクか!ありがとうな神様!」
まさかデュエルディスクまで貰えるとは思わなかった俺は嬉しさの余り声が大きいなる。
「うむ、元々ワシのミスじゃからの。ちなみにそのデュエルディスクはペンデュラム召喚もできるようになっておるからの。あと罠カードは一度セットしなければ発動出来なくなっておるから注意しとくれ」
「分かった。ありがとうな」
「あぁ、言い忘れとったが転生と言っても赤ん坊からではなく原作の始まり。つまり黒ウサギに呼び出されるところからなやなるがよいか?」
「あぁ、むしろその方がいいぜ!」
神の質問に俺はそう答える。
「そうか。では達者でな」
「あぁ、いろいろありがとうな神様」
そう言うと俺は神の前から姿を消した。