それではどうぞ!
「それで、策があると言っていたけどどうするつもりかしら?」
「あぁ。だが、これは策と言うより掛けに近い。成功する確率は五分だ。それでもやるか」
「えぇ、それでガルドに勝てるのならね」
飛鳥は、失敗した時のことを聞かなかった。失敗すれば敗北。成功すれば勝利。これさえはっきりしていれば今の飛鳥には十分だった。そして、遊は説明を始めた。
「まず、時間稼ぎに残してきた<ガード・オブ・フレムベル>にガルドをここまで誘導させる」
そう言って俺は、デュエルディスクに乗っているカードを飛鳥に見せた。
「そして、このカードを使う」
俺はデッキから1枚のカードを取り出して飛鳥に見せた。そのカードは、魔法カード<融合>だった。
「魔法カード<融合>。このカードで俺のモンスターと飛鳥を融合して、飛鳥の力を底上げする」
「それで、その融合のどこが掛けなの?」
「成功するかどうかわからないのと成功したとしも飛鳥の意識を保っていられるかどうかだな」
「でも成功すれば勝てるのでしょう」
「あぁ、このゲームの勝利条件は指定武具の十字剣でガルドを討伐することだ。身体能力でガルドを上回れば勝利できるはずだ。それに元に戻す方法もある」
説明を受ける飛鳥。しかし彼女には疑問に思う事があった。
「何故、遊君ではなく私なのかしら?」
「このカード<融合>は俺自身に発動することが出来ない。他の魔法カードなら可能だが融合だけはどうやらダメみたいだ」
「・・・・・・わかったわ。その掛け乗りましょう」
飛鳥は少し考えた後に答えを出した。
「よし。なら、今からガルドをここに誘導するぞ」
そして、しばらくすると炎を纏った竜とともにガルドが茂みから姿を現した。俺と飛鳥はガード・オブ・フレムベルが時間を稼いでくれている間に融合の準備を進める。
「俺は、儀式魔法<カオスの儀式>を発動。手札のレベル4<ガガガマジシャン>と<レアメタルドラゴン>を墓地に送り<カオスソルジャー>を儀式召喚!」
「ハァ!」
カオスソルジャー
地
レベル8
戦士族
儀式
ATK3000
DEF2500
「更に、魔法カード<融合>を発動!行くぞ、飛鳥!」
「ええ!」
「フィールドの<カオスソルジャー>と久藤飛鳥を融合!」
俺の前に融合のカードが出現し、渦を発生させて、そこに飛鳥とカオスソルジャーを吸い込んだ。
「支配の力を持つ少女よ、戦士の力と一つとなりて剣士として生まれ変わらん。融合召喚!<支配の剣士久藤飛鳥>!!」
「ハァ!」
支配の剣士久藤飛鳥
地
レベル6
戦士族
融合
効果
ATK?
DEF?
渦が収まると、そこには十字剣を構え騎士の鎧を着た飛鳥が居た。
「飛鳥?行けるか?」
「えぇ!大丈夫、行けるわ!」
どうやら成功したようだ。心も飛鳥のものだ。
「よし、なら行くぞ!<支配の剣士久藤飛鳥>の効果発動。このモンスターの攻撃力、守備力は飛鳥と融合した戦士族モンスターの数値+500となる」
ATK3500
DEF3000
「『拘束なさい』」
飛鳥がギフトを発動しガルドの周りの木々がガルドを拘束した。だが、ガルドは木々を引きちぎり飛鳥に攻撃を仕掛ける。飛鳥はそれを見て自らも十字剣を構えてガルドに向かって突っ込んだ。そして、交差する両者。
「くっ」
飛鳥は片膝を付いてしまうが、ガルドは灰になって消えた。
「これで、ゲーム終了ね」
「あぁ、俺達の勝ちだ」
こうして、ガルドとのギフトゲームは俺達ノーネームの勝利となった。
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オリカ説明
支配の剣士久藤飛鳥
地
レベル6
戦士族
融合
効果
ATK?
DEF?
久藤飛鳥+レベル5以上の戦士族モンスター
このモンスターの攻撃力と守備力は素材に使用した戦士族モンスターの元々の数値+500となる。
1ターンに1度以下の効果から選択し発動できる。
・相手モンスター1体のコントロールを得る。
・相手モンスターの表示形式を変更する。
・相手フィールドの表側表示で存在する魔法、罠、モンスターの効果を使用する。