ここから2章に入ります。
それではどうぞ!
第12話
「これは・・・・・・」
ペルセウスのゲームから1ヶ月、俺の体に変化が起こっていた。右腕に、竜の頭の形をした赤い痣。シグナーのドラゴンヘッドの痣があったのだ。確かに白夜叉とのゲームで<スター・ダスト>を、ペルセウスのゲームで<レット・デーモンズ>を召喚したが、まさか赤き竜の痣が現れるとは思いもしなかった。おそらくだが、この痣が<ラーの翼神竜>の召喚の手助けや<No.>への耐性を与えてくれたのだろう。
「だけど、この痣が現れたってことはこの世界に赤き竜がいるってことか?」
もしそうなれば地縛神などの邪神や冥界の王なども存在することになる。今後、気をつけなければならない。
「おっと、そういえば今日は黒ウサギと農園区を見るんだったな」
俺のギフトのデュエルモンスターズはモンスターの他に魔法カードなどもあるので荒れ果てた農園区に使えるカードがないか試す約束をしていたのだ。
「さてと、待たせちゃ悪いし行くか」
そう言うと、俺は黒ウサギ達が居るであろう農園区に向かった。
「悪いな黒ウサギ、遅くなって・・・・・・どうした?」
農園区に着いたが、そこには1枚の紙を破れそうなほど引っ張りながら見る黒ウサギとその隣で同じ紙を見るレティシアがいた。紙は黒ウサギの力に耐えられずにそのまま破れてしまった。
「あの問題児様方ああああぁぁぁぁ!!」
黒ウサギが叫んでいる間にレティシアから事情を聞いた俺は黒ウサギが落ち着いた後に話しかけた。
「まったくあいつらは。おい、黒ウサギ。俺達も北側に行くぞ。どうせアイツらも白夜叉あたりに頼んで北側に行ってるだろうしな」
「えっ、でも黒ウサギだけならともかく遊さんはどうやって北側まで行くつもりですか?かなりの距離がありますよ」
「あぁ、そこは問題ない。出来るかどうか分からないが転移できる方法がある」
「ホントでございますか!?」
「あぁ、まぁ見てな」
そう言うと俺はデュエルディスクを構えた。
「俺は魔法カード<ワン・フォー・ワン>を発動。手札のモンスターを1枚墓地に送り<レベルスティーラー>を特殊召喚」
レベルスティーラー
闇
レベル1
昆虫族
効果
ATK600
DEF0
「更にチューナーモンスター<トップ・ランナー>を召喚」
トップ・ランナー
地
レベル4
戦士族
効果
チューナー
ATK1100
DEF800
「墓地の<ボルト・ヘッヂホッグ>はチューナーが場にいる時特殊召喚できる」
ボルト・ヘッヂホッグ
地
レベル2
獣族
効果
ATK800
DEF800
「俺は、レベル1の<レベルスティーラー>とレベル2の<ボルト・ヘッヂホッグ>にレベル4の<トップ・ランナー>をチューニング!」
レベル1+2+4=7
「その美しくも雄々しき翼翻し、光の速さで敵を討て! シンクロ召喚!現れろ、レベル7 ! <クリアウィング・シンクロ・ドラゴン>!」
「ガアアアアァァァァァァ!」
クリアウィング・シンクロ・ドラゴン
風
レベル7
ドラゴン族
シンクロ
効果
ATK2500
DEF2000
攻撃表示
「ほぅ、遊がドラゴンを呼ぶのを見るのは初めてだな」
「そういえばレティシアに見せたのは初めてだったな」
「遊さん、このドラゴンに転移能力が?」
「あぁ、俺もやるのは初めてだがな」
転移能力のあるモンスターは俺の知る限り2体、1体は赤き竜のため、まだ召喚は不可能だろうがコイツなら可能だった。
そして、俺は黒ウサギとレティシアと共に<クリアウィング>の背中に乗る。
「さぁ、いくぜ。頼む、<クリアウィング>!」
「ガアアアアァァァァァァ!」
<クリアウィング>の咆哮と共に俺達3人は転移した。
「よし、転移は成功したみたいだな。黒ウサギ、ここって北側であってるか?」
「はい!確かに北側に着いてます」
「すごいな、遊のモンスターはこんな事までできるのか」
「まぁ、転移能力があるのはなかなかいないがな。お、アレは十六夜達じゃないか?」
俺達は今、<クリアウィング>に乗って空を飛んでいるがちょうど下に十六夜達を見つけた。
「あ、本当です!やっと見つけたのですよ問題児様方あああぁぁぁぁぁぁぁ!!」
黒ウサギは叫び声を上げながらしたの十六夜達の元へと飛び降りて行った。
「・・・・・・俺達も行くか」
「あぁ、そうだな」
「<クリアウィング>下りてくれ」
「ガアアァァァ!」
俺とレティシアも<クリアウィング>と共に黒ウサギの後を追って行った。