それではどうぞ!
第1話
俺の名前は九重 遊
突然で悪いが今俺は上空4000mに放り出されていた。
「何でだああああぁぁぁぁぁーーーーーー」
叫びながら周りを見てみると俺の他に3人と猫が一匹いる。
下はどうやら水辺のようだがこの高さから落ちたらいくら着水でも死ぬ、死んでしまう。
「あっ、そうだカード、モンスターを」
俺は、この状況を何とか出来るかも知れないとカードをドローしてみた。
ドローしたカードは《神竜 ラグナロク》だった。
よしこのモンスターなら全員を乗せて飛ぶことができる。
「俺は、《神竜 ラグナロク》を召喚」
「グォォォォォォォン!」
神竜 ラグナロク
レベル4
ドラゴン族
光
ATK1500
DEF1000
デュエルディスクにカードを置くと、巨大な竜、《神竜 ラグナロク》が出現する。
「ラグナロク、頼む」
俺の言葉に反応してラグナロクは俺達を自身の背に乗せる。
「うぉっ!」
「キャッ!」
「ッ!」
「ニャッ!」
3人と一匹は突然の事に驚いているが今は構っている暇はない。
「ラグナロク、とりあえず地面まで下りてくれ」
俺が指示を出すとラグナロクはゆっくりと地面へ下りて行った。
「ありがとうな、ラグナロク」
そう言って俺はラグナロクの背から降りるとカードをデュエルディスクから離す。すると、ラグナロクは光の塵となり消滅した。俺はそのカードをデッキ戻す。
そして、俺は他の3人方に振り向く。
「よぉ、さっきは助かったぜ、ありがとな」
3人の内の1人、金髪で学ランを着たヘッドフォンを着けた少年が俺に話しかけてきた。
「確かにさっきは助かったわね。ありがとう」
「ありがとう。君とさっきの竜が助けてくれなかったら三毛猫が溺れていた」
他の2人の少女も話しかけてきた。
「あぁ、別に構わねえよ。あのままじゃ俺も落ちてたしな。
俺は九重 遊。よろしくな」
「私は久藤 飛鳥よ。よろしくね、遊君」
「春日部 耀。よろしく」
「逆廻 十六夜だ。粗野で凶悪で快楽主義と三拍子そろったダメ人間なので、用法と用量を守った上で適切な態度で接してくれお嬢様」
「そう。取り扱い説明書をくれたら考えてあげるわ、十六夜君」
「ハハ、マジかよ。今度作っとくから覚悟しとけ、お嬢様」
心からケラケラと笑う逆廻 十六夜
傲慢そうに顔を背ける久藤 飛鳥
我関せず無関心を装う春日部 耀
空中で巨大な竜を召喚した九重 遊
(うわぁ、なんか問題児ばっかりみたいですね)
そんな彼らを物陰から見ていたウサギ耳のついている少女、黒ウサギは自分で召喚しておいてアレだが陰鬱そうに重くため息を吐くのだった。