宝石の捌式   作:ガムラピッド

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どうも、書く時間が無くてもなんとか完成させたガムラピッドです。もうすぐ宝石の国の8巻発売ですね楽しみですね。ついでに宝石の国のオシキャラはやっぱりフォスです。ではどうぞ。


誕生

 あの流星が落ちて何百年もたったころ、また緒の浜には何人もの人影があった。その中には金剛先生の姿もあった。

 

 「ルチル、今はどうなっている?」

 

 「先生」 

 

 髪を右から左ヘ掻き上げて流しており、掻き上げた部分が金色、流している部分が赤色である。名はルチルこの“国”の医務担当である。ルチルは浜にある崖を見ながら、

 

「あまり変わりはありませんね。しかし、いつぶりでしょうかね?また新しい“宝石”が生まれるのわ。」

 

 

 さて、突然だがこの“国”ついて少し説明しよう。この国の成り立ちについてこんな一節がある。“この星は六度流星が訪れ六度欠けて六個の月を産み痩せ衰え陸がひとつの浜辺しかなくなったときすべての生物は海ヘ逃げ貧しい浜辺には不毛な環境に適した生物が現れた。月がまだひとつだった頃繁栄した生物のうち逃げ遅れ海に沈んだものが海底に棲まう微小な生物に食われ無機物に生まれ変わり長い時をかけ規則的に配列し結晶となり再び浜辺打ち上げられた。それが我々である。”

 

 

 

 そう、彼らは宝石なのである。そのためか彼ら(宝石)達の髪は輝いてたりする。

 

 彼ら(宝石)達は何年も長い時は数億年地中をさまよい生まれ落ちる。その場所がこの緒の浜なのである。

 

 

 

 「しかし、先生が突然緒の浜ヘ行くなどと言うのですから驚きました。ですが今に至ってもあの流星について何ひとつわから「えー!まだ生まれてこないの?」···フォス、いたのですか。」

 

 ルチルは先生の後ろに目をやると薄荷色の宝石がいた。名はフォスフォフィライト、宝石の中では一番下の末っ子である。

 

 「ねー、ねー、先生ー、今日新しい子が生まれてくるんじゃないのー?」

 

 「随分と楽しみのようですね、フォス。」

 

 ルチルはフォスにそう聞くとフォスは得意そうに胸を張りながら、

 

 「そりゃ当然!なんたって僕より下の子が生まれるて事は、僕がお兄さんになるということ!新しい子が困っている時にこのフォスお兄様が色々教えればその子から尊敬されるし、先生にも褒められる!という一度で二度美味しい!」

 

どうやら、フォスは自分より下の子ができるのが嬉しいらしい。

 

「ああ、そういうことですか。」

 

ルチルはフォスの話しを少し呆れながら聞いていた。

 

「フフー、僕がお兄さんかー、あ、でもやっぱり先輩てっ呼ばれるのでも良いかも!でもやっぱり·····」

 

 このように、フォスはさっきから自分の世界に入ったままである。

 

 「いやいや、色々教えるつっても、そもそもの話しお前教えることできるのか?」

 

 「厶ッ、なんだと!」

 

 フォスは声のする方ヘ向けると、薄いピンクの長髪をした宝石が立っていた。

 

 「なんだよ、どういうことだよモルガ」

 

 「どういうことってそのまんまだよフォス。お前、なんにもできることないだろ。それに、お前より“硬度”が上だったら砕けるのはお前なんだぞ。」

 

 彼はモルガナイト、ピンクの割にはなかなかのヤンチャである。ちなみに、先程ゆっていた“硬度”とは宝石には当然硬度があり、フォスの硬度は“三半”というと低さであり他の宝石と擦れるだけで砕けるのである。ちなみにルチルは硬度六、モルガは七半である。

 

 「う、うるさい!僕にだって教えることだってある!」

 

 「お前の場合、逆に教えられて、そいつに尊敬するんだろ。」

 

 「なんだとー!!」

 

 モルガが笑いながらそう言うと、フォスはモルガに突っかかっていった。

 

 「おい!、あまり暴れるな!」

 

 「ふふ、二人とも元気ね」

 

 「あ、ジェード、ユークレース」

 

 フォス達を注意したのはジェード、もう一人は真ん中でわかれている青と白のツートンという珍しい髪をしている。こちらの名はユークレース、ジェードとは担当の関係上いつも一緒にいることが多いのである。  

 

 「先生、周囲の見回り終わりました。周囲に”黒点“は無いそうです。」

 

 「そうか、ご苦労だった」

 

 「はい!ですが···“彼”はシンシャは来ませんでした」

 

 「·····」

 

 「声を掛けようとしたのですがどこにもおらず·····てっ先生?」

 

 ジェードは先生がじっと一点をみつめているのに気が付きその方向を見たそれにつられ他の宝石達も見てみるとそこには

 

 「あ···」

 

 

 

 

 緒の浜の崖から今まさに生まれ落ちようとしていた。

 

 

 

 ドサッ

 

 そして、そのまま新しい宝石()は砂浜ヘと落ちた。

 

 「「「·····」」」 

 

 あまりに突然だったため周りにいたもの達は言葉を失っていた····一人をのぞいて

 

 「っ〜〜、よっしゃー!!本当に生まれたー!!ファーストコンタクトはこのフォスお兄様がいただきだー!」

 

 「てっ、おいフォス!」

 

 一番先に我にかえったモルガが止めようとするが、フォスはもうその宝石へと突っ走っていった。

 

 「おお〜、これが新しい宝石()か〜」

 

 フォスはじっくりと新しい宝石を見ていた。すると、

 

 「ん···」

 

 ゆっくりと目開け、そのままたちあがりあたりを見回していた。髪は腰まで伸ばし、ピンクと紫の中間ぐらいの色をしていた。そして何より···

 

 (でか!)

 

 そう、近づいてわかったがフォスと比べるとフォスの頭ひとつ分くらい大きいのだ。そして、フォスのことに気が付き見下ろしながらフォスのことをじっと見ていた。

 

 ( ? )

 

 そして·····

 

 ◆◆◆◆◆◆

 

 (···っ)

 

 そのものはゆっくりと目を覚ました。

 

 (ここは···)

 

 そして、立ち上がるとあたりを見回すが、海と砂浜だけである。

 

 (私はあの時確か、光に呑まれその後···ん?)

 

 そして気が付きいた。自分を見上げる薄荷色のがいた。

 

 (まさか、こいつか!!こいつが私を“あんなとこへ”!!)

 

 一気に頭が怒りに染まりそして···

 

◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 バキァ!!

 

 

 

 

 

 新しい宝石がフォスの顔を殴りフォスの顔の一部が宙を舞っていた。

 

 

 

 

 「え···」

 

 

 

 

 

 

 

 




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