とうい訳でこの話も4話目です。書くたびに字数が増えているのは気のせいでしょうかね?
市川春子市の画集を買って見ましたが自分もあんな絵描きたいです。
では第4話ではどうぞ
あの騒動から時間は過ぎ夜へと移り変わった。場所は変わり学校へと移る。暗い廊下の中で明るい光があった。その光の近くには何人か人影が見えた。ルチル、ジェードにユークレースそして、金剛先生である。
ここはルチルが欠けたり割れたりした宝石を修復するための場合である。そのために木でできているベットや糊や
「で···、一体何なのだこんな時間に私達や先生を呼び出して」
どうやら、かなりの夜中に呼ばれたらしい。そのためか、ジェードやユークレースはもう寝間着姿である。(ちなみに先生はずっと僧の格好である)
「すいません、どうしても先に話しておこうと思いまして····、“彼”のことに関して」
ルチルは振り返り、後ろにあるベットを見た。ベットに寝かされているのは、
“彼”、つまりあの騒動の中心であったフォスを殴り、刀で攻撃されても傷一つつかなかった彼だ。突然倒れてそれ以来ずっと目とじたままの彼であった。髪はモルガのようにウェーブがかかり
「しかし、こう改めて見ると···デカイな」
「ええ、デカいですね」
まじまじと見ていたジェードがそうつぶやいた。前にもいったように彼はフォスより頭一つ分ぐらい大きいといったように、それは皆も言える事で、誰から見ても大きいのである。
「というかルチル、もう白粉を振ってあるのか?」
「ええ、調べたついでにやっておこうと思いまして」
「調べた?何を?」
疑問に思ったジェードはルチルにそう問うと、
「では、ここからが皆さんを呼んだ本題です」
「おい」
ジェードをスルーして、ルチルは眠っている彼を見てこう言い放った。
「単刀直入に言いますと、彼は宝石ではありません」
「···········は?」
呆然としたジェードがついそうつぶやてしまった。先生も目を見開き驚きの表情であった。ユークレースも同様である。
「それはつまり、どういう事だ?」
頭をかかえながらジェードはルチルに聞き返すと
「だから言っているでしょう。我々と同じ宝石ではないと」
「それは分かった!つまり、
「それはですね···」
ルチルは懐からノミを取り出すと、眠っている彼に振り下ろした。
「ルチル!?何を·····」
キィィィィーーーン!
甲高い金属音が鳴った。たが、当たった腕はヒビ一つ入っていなかった。しかも、ノミのほうが刃こぼれしているほどである。
「このように、何をしても全くヒビすら入らない事、他のでしてもダメでした」
「ルチル。そういうのはいきなりやらないでちょうだい」
「はい、すいませんね」
「もう」
ユークレースの注意も軽く流した。
「·····では」
その時、今まで口を閉ざしていた先生がその口を開いた。
「我々では無いと言うのなら、いったい何でできているのだ。ルチル」
「はい先生、調べて分かった事がひとつだけありました。彼は···」
「彼は、金属でした」
「金属?」
「はい、金属でした」
「ちょっ、ちょっとまて、確かに金属は鉱物で緒の浜に生まれ落ちてある。だが、私達のようになるというのは聞いたことないぞ!?」
「私も初めては疑問に思いました。何の金属か、インクルージョン(宝石達の中いる微生物)の有無、体中調べました。ですが、何ひとつわかりません。まさに、“未知の金属生命体”です」
「未知の」
「生命体」
「·····」
◆◆◆◆◆◆◆
(あぁ、またここか)
(光に包まれた後、気づいたここにいた。上も下もわからず、動いたとして本当に動いたかもわからなかった。暗闇を漂っているのは慣れたつもりだったのだがここを漂い何百年過ぎても何も変わらない事にどうにかなりそうだった。どれだけ足掻いても何も変わらなかった。いっその事なくなりたかった···。どうやら、私は意外にも脆いようだ)
そのものは、シングマンはあの場所で、何も無く、何の変化も無い底無しの暗闇に何百年も囚われていた。
次第には彼の心は廃れついには、
(こんなざまでは、“あやつ”になんと言われるか。ギラギラ·········あやつ?)
(あやつとは、“誰だったか”)
ついには自身の記憶も失われていた。
(大事な奴だった気がするが、もういいか)
その時、
( ! )
自分の目の前の奥に小さな光が見えた。
彼は手を伸ばした。なんにでもいいから縋りたかった。
そして、
(·····ッ‼)
目が覚めた。だが意識は朦朧としてなんとか目を開けれる状態だった。
(······)
ここは?私はあそこにいた訳ではないのか?
混乱する中、なんとか周囲を確認しようと重い頭を動かした。
横に向けると、柱が並んていた。どうやら何かの建物の中らしい。そして、緑色の髪と金色と赤色の髪をした二人が話し合っていた。
(自分は·····眠っていたのか?)
あれは夢だった。そう思った途端とてつもない安堵が押し寄せきた。
良かった。
それくらいか思い浮かばなかった。ふたたび顔を上に戻すと、目の前に青色と灰色のツートンの髪をしたのがこちらを見ていた。やがて、こちらが覚ましている事に気が付き、あの二人を呼んだ。
「ジェード!!ルチル!!」
◆◆◆◆◆◆◆
「?、どうしたユーク」
「彼が、目を覚ましたわ!」
「なに!?」
「本当ですか!」
二人は急いでベットに向かった。眠っていた彼を見ると確かにこちらを切れ長い目で見ていた。
「ジェード!今すぐ先生を呼んで来てください!」
「わ、解かった!」
ジェードは一旦部屋へ戻った先生を呼びに走っていった。ルチルは目覚めた彼を見て、
「私の声が聞こえますか?聞こえているなら一回頷いてください」
すると、
····コク。
「意識はしっかりあるようですね」
(さて、ここからが問題ですか)
ジェードが先生を連れてきた。ここからあの騒動に関して聞こうとしたが、
「お、憶えてない」
(····コクッ)
「やはり、シンシャの毒液の影響がありましたね。といことはあの騒動に関しては一切忘れている。ということにになりますね」
「やっぱりそうなるか」
ちなみに、あの騒動後、先に修復し終えたフォスが「コノヤロー!」と言って寝ていた彼を殴って、また修復する事になった事は言うまでない。
「さて、この件は一旦置いといて、名前をどうするかだな」
「そうでね。金属ならその種類でつけるのですが彼はまさに未知の金属、どうしましょう」
「そうね、どうしようかしら」
三人でどうしよか悩んでいると
「······ン」
「ん?」
声が聞こえたのでその方向を見ると
「シング····マン、シングマン」
彼が朧げなからにそうつぶやいていた。
「シングマンそれがお前の名前か?」
「·····」
「また、黙り込みましたね。まぁこの際それを名にしたらどうですか」
「そうだな、たがシングマンたと何か変だから“シング”でどうだ。先生もそれでよろしいでしょうか?」
「ああ」
「よし、決まったな名前はシングだ!よろしく頼むぞシング!」
「シ·ン·グ」
シングは自分の名を舌足らずの声で繰り返していた。その途中、先生が彼へと近づき
「·····」
スッ
何も言わず彼の頭を撫でた。
シング自身もそんなに悪い気分ではなかった。
こうしてシング誕生の騒動と名付けが終わった。
長い一日が終わった。
山の翁ピックアップで金枠のアサシンが出てきた!と思ったらエミヤアサシン···何故だ。
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