ん?どうしたね小さな狩人よ。最近、お呼びがかからない?いいことじゃないか。
ガリアの姫君がいきなりスクウェアになってしょっちゅう妖魔討伐にでかけるようになった?
単身でドラゴンにすら立ち向かう姿はまさに英雄と国内で評判?
いいことじゃないか。君に当たることも少なくなっただろう?誰も損してない。
当たらなくなったけど、怪しい笑い方するようになった?妙な迫力がある?
人間は成長するものだよ。今まで必要は感じていても差し迫っていなかっただけだろう。
だから機会があれば誰でもああなるのさ。単に自信がついただけさね。
え?私が狩りを教えたんだろうって?そうだよ。
理由は今の結果を見れば分かるんじゃないかな。彼女に自信と実力がつけばいろいろありたがい。
君に当たることもなくなるだろうし、君が欲しくもない玉座は彼女のものになる。もはや謀反を疑われることもない。
ついでに面倒な任務も彼女が勝手にやってくれる。
ほらいいことづくめだ。
なんでって、それだけさ。彼女には更正してほしかったし、君には彼女と争ってほしくなかった。
私にもああいう親類がいて、結局殺し合いになったからね。
忌まわしいものだよ、同族狩りなど・・・・・・
納得したかね?納得したけど私も強くなりたい?
ふふふ、いいとも。気高く飢えるのもまた、狩人の素質だ。
ただし私と契約することがどういうことか教えよう。これも君の従兄弟にも言った。
私と契約すれば一夜の間を死なずに何度もやり直せる。いかなる怪我も治る。
そしてあっというまに強くなる。君の従兄弟のように。
しかし、大事なことだが・・・・・・血に酔いすぎれば、いずれ身も心も獣に堕ちる。
ほら、君も見たことあるだろうそういうの。ミノタウロスとか。
ああそうだよ、しくじったり、やり過ぎるとああなる。
故に狩人はしつこく『血を恐れたまえ』と警句を口にするのさ。
基本的に血を浴びすぎなければ獣には堕ちないからね。
まあ、従兄弟の方にもそれを言ったが、いざというときは獣になるまえに止めてやりたまえ。
説得が無理そうだったり、もう獣になってたら私が始末をつける。それもまた助言者の役割だ。
さ、どうするね?契約はいつでもできる。
私としては地道に強くなることをおすすめするよ。
え、今夜やっちゃうのかい?そうか・・・・・・まあ、いいさ。
それも君の自由さね。では、契約を。
よろしい、これで契約は完了した。
ではまずは一夜に限り死なぬのだから、まずは命がけで私にかかってきたまえよ。
いつもの場所で本気で応じよう。
カインハーストの狩りを知るが良い。
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惜しかったね。私に第二形態まで使わせるのは人の身では本当にすごいことだ。
まあ、まずは一度死に、夢に入り給えよ。
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やあ、めざめたかね?ようこそ狩人の夢に。悪くないところだろ?
見た目は落ち着くけど、なんか血なまぐさい?そりゃそうだよ、狩人の血がしみついているもの。
では君の従兄弟と同じ条件で行こう。
君、まずはこれから行く教室で深淵に堕ちた人々を狩りたまえよ。
心配せずとももう人じゃないし、今夜の君と同じく死んでも死なん。
深淵に、悪夢に囚われるというのはそういうことさね。
遠慮せず狩りたまえ。まずは体力を30、持久を20にすることをおすすめする。
それが終わったらあの教室から外に出たまえ。キメラの森が楽園に感じられる地獄だから。
それでレベル90から100になったら卒業試験をしよう。
なあにそのくらいになればもう、ただの人間では誰も止められんくらい強い。
ああ、体力30、持久20は最低限それだけ必要だということだからね?
本当は体力40から50は必要だし、持久も30ないといろいろ厳しい。
そして上げる攻撃用の数字は2つまでをおすすめする。
ただし他のも必要ならば15から20くらいまでは伸ばしても良いだろう。
理由はわかるだろう?強くなれば伸びしろが少なくなるからだ。
120になったら今度は私が君に挑もう。それ以上は人の世にあって良い強さではない。
無理矢理たたき出すからそのつもりでいたまえ。
だが、それでも私を打倒しえるのならば・・・・・・好きにすると良い。それもまた狩人さね。
その時はここの全ての墓石と聖杯をアンロックしておこう。もうどこまでも強くなるが良いさ。
さあ、説明はそれで十分だろう。狩りを始め給えよ。
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ほう、レベル100でスクウェアになったから勝負を?
やはり速いね・・・・・・素養は十分だったと言うことか。
え?あの教会にいるでかいバケモノは何かって?バケモノだよ。名前をアメンドーズという。
気さくにいろんな所に運んでくれるし知恵もくれる良い奴だ。
相当に強かっただろ。倒した?すごいな、その聖杯は君のものだ。
現実でも使えるようにいじっておくから暇を見て使いたまえ。
中には新たなダンジョン、狩り場がまっている。言っておくが本当に過酷だぞ。
心折れないようにな・・・・・・
さて、では庭園に行こうか。勝負と行こうじゃないか。
カインハーストの狩りを知るが良い。
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あ、危なかった・・・・・・第三形態どころか、輸血液3本刺しガン逃げからの深淵血晶千景と彼方への呼びかけを使う羽目になるとは・・・・・・!
うん、ちょっとどころじゃなく大人げなかったな。ローゲリウス師をもう責められん・・・・・・
ふう・・・・・・死ぬかと思った。
ああ、人形ちゃん。工房道具に素材の卒業セットを彼女の部屋に頼むよ。
それからこれだ。彼女にも専用の狩り道具がいる。
これもすごいぞ?まあ獣狩りの斧を刃を外してメイスにしただけなんだが。
たためば仕込み杖としてすごく振りやすい。伸ばせば斧の振り方で振れるメイスだ。
だがそれだけでは面白くないので風石をつっこんで吹き飛ばしができるようにしてる。
もちろん傾雷の血晶つきだ。
意外に普通?まあね、斧や杖、鋸という最初の一振りからの直系にして最終進化形のさらに先だ。
まだ手探りな感じはあるし、極限まで無駄を省いたあれらに対して蛇足ではあるんだが。
まああれら3つに敬意を払ってすごく素直で使いやすい武器になってるはずだよ。
まあ方向性としては姫君が古工房より、彼女が火薬庫よりだね。
え?これで向かってこられたら死ぬんじゃないかって?
そうだよ、今度こそ本当に死ぬだろうね。まあそうならないように気をつけるさ。
私にも、私自身を狩れる相手が必要だったと言うことだ。
止めてくれる人をね・・・・・・