特異点での配達もおまかせ。そう、アマゾネスならね。   作:初手降参

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アマゾンッッ!!



レビュー・藤丸立香

 

藤丸立香さんのレビュー ☆5

 

───

 

アマゾネスさんは最高です。

もう一度言います。アマゾネスさんは最高です。

 

というのも、アマゾネス・ドットコムの特異点配達サービスのお陰で、人理修復は成し遂げられたからです。アナタがこのレビューを読んでいられるのも、アマゾネス・ドットコムのお陰なのです。

 

たかが配達業者? そう思うのも無理はありません。しかしこれを読んだなら、アナタもアマゾネスさんに全幅の信頼、そして最大のリスペクトを寄せられずにはいられなくなります。

 

例を上げていきましょう。あれは、最初の特異点、特異点Fでのことでした……

 

───

──

 

 

 

 

 

「君はもう死んでいるんだ、オルガ。君の肉体は爆発四散し、トリスメギストスはご丁寧にも君の精神だけを転移させてしまったんだ。皮肉だね……君は死ぬことで、ようやく望んでいたレイシフト適正を手に入れた」

 

「……え?」

 

「そして、君はカルデアには戻れない。戻ったなら、肉体がない君は消え失せるだろう」

 

「そんな、嫌よ、レフ!! レフ!!」

 

 

その時、大聖杯のあるスペースまで辿り着いた私たちは、レフ・ライノールというデンジャラスなエネミーを前にしていました。

その場にいたのは私、所長、私の最初のサーヴァントであるシールダー・マシュ、そして先程召喚で引き当てたアサシンの刑部姫だけ。

そして、所長はレフに『お前はもう死んでいる』と伝えられ恐慌状態になっていました。さらにどうしようもないことに、マシュも私も、その前の戦闘で疲れはてていました。刑部姫は全く働いてくれないし、抵抗の手段は残されていません。

 

もう駄目だ、ゲームオーバーだ……そう思っていました。

 

その時だったのですよ、彼女が来たのは。

 

 

 

 

 

「……配達である!!」

 

「……どちら様ですか!?」

 

「私は、アマゾネス・ドットコムCEO。サーヴァント・ユニバースにおいてあらゆる物流を一手に担うものである」

 

 

緊迫した空気にも決して怯むことなく現れたのが、そう、アマゾネスさんでした。

その姿、その威勢、それらは全く場違いに思えました。しかしその声は、私には絶望を切り裂く光に見えたのです。

 

 

「あ、やっと来た!!」

 

「刑部姫、知ってるの!?」

 

「うん、さっきタブレットで頼んだんだー」

 

「まさか、あの戦闘中に隠れてタブレットを弄ってた時!?」

 

 

その時初めて、私はこの働かない駄サーヴァントに感謝しました。

CEO。なんとスペシャルな響き。CEOの力があれば、このピンチを、もしかすれば──!!

 

 

「配達に来た。頼まれた品物はここに」

 

「はいはい、受けとりましたよっと。サインは……あれ、ペン無いわね。貸してもらえる?」

 

「ノープロブレム。アマゾネス・ドットコムはフレキシブルだからな」

 

 

藁にもすがる心地でした。私は刑部姫にサインを書いてもらっているCEOにすがり付いて状況を震えながら説明し、共闘を頼み込んだのです。

本当に、藁にもすがる心地でした。

ですがその藁は、私たちを支えられるだけの力を持っていたのです。

 

 

「お願いしますCEO!! 私達と、私達と共に戦ってください!! り、料金は自腹で切りますからぁ!!」

 

「し、しかし……」

 

「お願いします!! 何でもしますから!!」

 

「くっ……しかしリスクテイキング行動は……」

 

「お願いします!! お願いします!!」

 

「フ……ハハハハハハハハハ!! 気でも狂ったか!? 面白い、面白いぞ!!」

 

 

レフは高笑いしていました。まあその笑いは納得が行きます。きっと、その時の私はとてもとてもアグリーだったことでしょう。ですがCEOは笑わなかった。そして、レフを睨み付けたのです。

 

 

「……お前は、男か?」

 

「ああ──今となっては性別など無意味だが、この体はかつて男性だった」

 

「男、マン……即ち……

 

  ■■■■■ッッ!!

 

「……何だと?」

 

「■■■■■、■■■■■ッッ!! ──許さない!! 敵対的TOBの対応を行う!!」

 

「「「「「ウラー!!」」」」」

 

 

CEOはビッグな雄叫びを上げました。そして、彼女と共にいたアマゾネスの部下達も一斉に叫びました。

頭が割れそうな声量、でもそれは、私には福音に聞こえたのです。

 

 

「行くぞ!! 意識高くスマッシュ!!」

 

   グシャッ

 

飛びかかっていくCEOはレフの胸ぐらを貫きました。すぐに引き剥がされハードなアタックを喰らいますが彼女は決してスタンしません。また、アマゾネスの社員の皆さんもブレイブフルでした。

こうなれば私も黙ってはいられません、礼呪でパワフルにさせたマシュを援軍として差し向け、刑部姫と共に届いた荷物をオープンします。

 

 

「お手伝いしますよ社長!!」

 

「社長ではない、CEOだ!! だが良いだろう、わが社は一時的にそちら側をアライアンスにアサインしよう。アマゾネス・ドットコムはフレキシブルな対応をモットーとしている」

 

「ええ!!」

 

 

CEOは凄かった。レフが出してくるよく分からない攻撃をよけて、何故か出てきた肉の柱を千切っては投げ千切っては投げ、倒すという結果に真っ直ぐコミットのです。

だからこそ私は所長を保護し、荷物を開けるだけのフリータイムがありました。

 

 

「嫌、嫌よ……死にたくない!! まだ、死にたくない……!!」

 

「所長、こっちへ!! ……で、刑部姫は何を頼んだの?」

 

「これこれ♪ ……ええと、サーヴァント・ユニバースで人気絶頂!! 霊核、魂の類いを格納し半永久的に引きこもれると名高い『何処でも引きこもルームversionⅣ』!! タブレットを繋ぐことであらゆる娯楽を引きこもりながら楽しめるという超ハイスペックな──」

 

「……それがあれば!!」ガシッ

 

「あっ、ちょっとマスターちゃん!?」

 

 

……ああ女神よ!! 美しく強き女神よ!! 私はそう叫びこそしませんでしたが、脳内で何度も唱えました。ああ素晴らしきサーヴァント・ユニバース!! ああ素晴らしきアマゾネス・ドットコム!!

 

 

「まだ誰にも誉められてない!! 私はまだ死にたくない!! 死にたくないのに──」

 

 

私は嘆く所長に近づき、刑部姫から奪い取ったその商品を開封し、電源を入れたのです。

 

 

「さあ所長、引きこもりましょう!!」

 

「……え?」

 

 

 

 

 

──

───

 

こうして、カルデアはレフを撃退、さらに所長という優秀な頭脳を引き留めることができました。彼女に救われたことが何度あったかも数えきれません。ですがそれらもCEO、そしてアマゾネスの皆さんあってこそ。

 

アマゾネスさんは他にも、商品をポチる度に何度も助けてくれました。

竜に会えば、邪聖剣ネクロカリバーを持ってきてくれました。

海に出れば、水着を持ってきてくれました。

霧に呑まれれば、人工消霧サービスを。

戦争中の荒野に行けば、空とか飛ぶ戦車を。

女神様と敵対すれば、邪聖剣ネクロカリバー(二本目)を。

地母神を相手するときは聖杯やら神殺しサーヴァントの人手やらを。

 

本当に。アマゾネスさんがいなければ人理は救われていなかったんですよ?

 

お腹が空いたら純国産のフルコース、武器が切れたらサーヴァント・ユニバース産のトンでも兵器、欲しいと思ったものは全て配達してくれる。おまけにアマゾネスさん自体も強い。

 

こんなアマゾネスさんを、皆さんも利用してみませんか。

今から人理修復を行うマスターの皆さん、アマゾネスさんに手伝ってもらいませんか。お金さえ払えば百人、いや千人のパワーが手に入りますよ。

 

 

 

人類を守ることだってできる。

そう、アマゾネスならね。

 




ふと思いついてしまった。
思いついたせいで他の作品も放り出して書いてしまった。
ギャグなんてろくに書かないのに勢いで書いてしまった。
これも全部■■■■■のせいだ。
取り合えずアマゾネスで豆大福でもポチろう。
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