精霊剣士   作:ライト66

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三話めです!良ければ読んでやってください!


家にて

精霊剣士

 

 

家にて

 

 

「いきましょ……」

 

 

「本当に大丈夫なんですか?」

 

 

正直怯えかたが半端じゃない……何かあんのかなぁ

 

 

すると家の方に突っ立てた誰かがこちらを向いた瞬間

 

 

「!?」

 

 

何かわからないが凄くぞっとした……近づいてはいけないような

 

 

「結涼さん……あの人……大丈夫なんですか」

 

 

唐突に出た言葉がこれだった

 

 

「大丈夫……大丈夫」

 

 

 

結涼はただひたすら大丈夫とつぶやきながら歩いている。

 

そしてその結涼の家の前にいる誰かと対峙した

 

「ひ、久しぶりですね……お義姉様……」

 

すると結涼の姉らしき人の口が開いた

 

「ひさしぶりね結涼」

 

 

「この人が……(結涼さんのお姉さん……似てねぇ……)」

 

 

「あら、そこにいる汚らしい子は誰?」

 

 

「汚らしいって……お前よく初対面のやつに言えるなぁ……」

 

 

「!?」

 

 

結涼も結涼のお姉さんらしき人も驚いていた……俺なんかまずい事言ったかなぁ

 

 

「あなた私を誰と心得ているの!?」

 

「え?……結涼のお姉さんでしょ?」

 

 

「結涼!この汚らわしい人に私の事を教えてないのですか!?」

 

 

「お義姉様がこちらに来るなんて考えもしませんでしたから……まだ先でいいかと」

 

 

「そう…なら、教えて差し上げますわ!私はこのグラリカの第1王女アルカード・オーレシアですわ!」

 

 

 

「第1王女……?……第1王女!?」

 

 

おいまて……この国は王政なのか!?

 

「この国は……まだ王政なのか?」

 

 

「王政じゃなくて国民みんなで決めてるよ」

 

結涼が教えてくれた

 

 

「そうか……」

 

国民で決める政治か……日本の政治って……どんなのだっけ……やばい……記憶がない、忘れてるだけか?そんなことより……

 

 

「結涼…お前……王女だったのか……」

 

 

「違いますよ」

 

アルカードさんが言った

 

「え?違うの……だってあんた姉さんなんだろ?結涼の」

 

 

「まぁ、言ってしまえば義姉妹……みたいなものですわ」

 

つまり本当の家族では無いと……

 

 

「なんとなく察してくれたようですね……そう、その子は養子なのよ」

 

 

「そんな事よりお義姉様こそどうしてこちらに?護衛もつけずに」

 

話題を変えたいのか結涼が唐突にしゃべり出した

 

「あなたがその男と一緒に暮らしだしたらしいじゃない?……だから」

 

そう言うとアルカードは徐ろに珀の前にきて

 

 

「試してやろうと思って」

 

 

いきなり珀に殴りかかった

 

 

「え!? 」

 

避けれるはずもなく殴られる

 

 

「痛ってぇ何しやがんだ!!」

 

 

するとアルカードは

 

「試してるの……結涼に見合う人間か」

 

「だからっていきなり殴らなくても言いだろ!?」

 

 

「あなたギルドに入るつもりなんでしょう?」

 

アルカードはどこか嘲笑するように言った

 

「そうだけど」

 

 

「ならやめた方がいいと思いますわ」

 

 

「お前に言われる筋合いねぇよ」

 

 

「死にますわよ?」

 

 

アルカードはきっぱりと言った

 

 

「死ぬ……?」

 

 

「はい、絶対……こんな私のパンチも見切れないようでモンスターと戦えると思っているのですか?」

 

 

「それは……そう……だけど……」

 

 

「だけど?」

 

 

「……」

 

 

「所詮はその程度いまからでもやめるのをオススメしますわ」

 

 

そう言い残すとアルカードは去っていった




読んでくれてありがとうございます!

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