東方幻想破壊録(東方Project×ガンダムブレイカー) 作:双竜
読んでくれてる人いるのかな…?
「操作方法は…」
コクピットの椅子に座ったものの、大妖精は操縦方法を知らない。どこかに説明書が無いかと辺りを探るが、見つかったのは白い球状の物体だった。
「これは…なに…?」
ポンポン、と頭(?)を叩いてみる。
『生命反応、確認。アシストシステム、再起動開始』
すると、機械音が流れてきた。驚きのあまり仰け反るが、よく見れば、目のようなものが大妖精をじーっと見つめていた。
「な、なに…?」
『アシストシステム、ハロ、です。あなたの名前は?』
質問に答えたのか、そういうシステムなのか、『ハロ』と名乗った球体は大妖精の自己紹介を待っていた。大妖精は、本当の名前を騙るべきなのか、偽名を騙るべきなのか、迷った。ガンダムの世界だというのなら、カタカナの方が韻も見栄えもいいはず。
「私の名前は…ニア。ニアだよ、ハロさん」
『ニア…確認しました』
大妖精は、己の憧れであるティターニアから最後の2文字を借りることにした。ハロは先程から変わらない機械音を発してからしばらく無言だった。その奇妙な間と空間を、爆発が壊した。
「ニア!ニア!シュツゲキ!シュツゲキ!」
爆発を合図にしていたかのように、ハロはまた喋り出した。しかし、今度は機械音とは違う暖かさと硬さを感じる声。
「了解、ハロさん」
ハロが喋り出すと、機体の操縦方法が頭の中に入ってきた。レバーを引き、立ち上がる。メキメキっと工場の屋根を突き破る。
『新手?!』
立ち上がった瞬間、隣にいた
「テッキカクニン!テッキカクニン!」
ユニコーンに銃口を向けられているのも忘れ、モニターを確認する。ざっと100機。仲間は…隣で銃を向けてきているユニコーンだけ。
「落ち着いてください!今はこの状況をどうにかしましょう!」
「…分かった」
ユニコーンのパイロットは大妖精の提案にのった。
「背中は任せる!」
「了解です!」
向かい合っていた状態から2秒とかからずに背中を合わせる。視界に去っていく敵が見えたが、敵意がないなら、と無視をする事にした。その際、ザザっ、とノイズが入った。が、今は目の前の問題を解決しなければならない。ビームサーベルを抜き去り、敵軍に突っ込んでいく。
……数十分後……
「お、終わったぁ…」
『なんて言うか…支援ありがとうございました』
正直言うと、敵の群れを叩くのは簡単だった。寄せ集めに見える部隊に機体。幻想郷で得た技術と知識を駆使すれば後は簡単だった。恐らく、生きている兵は居ないだろう。
「それはお互い様、です」
『ありがとう。君の名前は?』
「私は…ニアです。あなたは?」
機体に乗ったまま自己紹介をしていると、新たな影がレーダーにかかった。
『バナージ!大丈夫か?!』
『リディさん!大丈夫です!』
黒いユニコーン。バンシィ・ノルン。ユニコーンガンダムの2号機だ。
……sideChange……
「あの機体……ハロ、確認出来る?」
「………ショウタイフメイ!ショウタイフメイ!」
「…そう。じゃあ、大妖精さんかな」
突如戦闘区域に現れ、暴れたガンダムの名前を知るべく、専用コクピットに座っている(?)ハロに聞いてみたが、結果は『
「予想より早いけど…想定内」
あの人、から聞いていた話より早いが、事情が変わったのかもしれない。構えていたライフルを下ろす。
「ハンク?聞こえますか?」
『隊長?何ですか?』
「撤退します」
『…了解です。殿は?』
「私がします」
数の上では圧倒的有利な状況での撤退命令に、ハンクは戸惑う素振りを見せたが、直ぐに了承した。ちなみに、狙撃に集中するために、彼からの連絡以外は遮断しているため実質的な隊長はハンクである。
「通信は…無理?」
飛び立ったハンクの部隊を見送ると、ハンクに『隊長』ていわれた少女は無線であの機体に連絡を試みた。しかし、チャンネルが違うのか反応すらない。
「ハロ、帰るよ」
「カエル!カエル!」
先に帰還した「ハンク」らの後を追いかける為に機体の向きを変え、一般機より少し早いくらいのスピードで追いかけた。
後の惨劇は、彼女らが今知る術がない。
デュナメスのパイロットは誰でしょう?
バレてそうなら次話位で名前出します