さてそんなこんなである程度たった(と思う)
この間あきつ丸への軽い事情聴取やフランドールと名乗る少女との自己紹介合戦を繰り広げてはいたが、最終的に痺れを切らした二人を自室にあったお菓子で釣ったrゲフンゲフンお菓子をあげたりしてお茶を待っていた
「妙に遅いな、少し席を外す」
「分かった」「分かったであります」
そのとたん聞き覚えのある足音が響いてきた
がいつもと何か違う気がする
案の定金剛がドアを突き破る勢いで開けた
「お客様も居るんだから静かに」
「oh,sorry……ってそうじゃないネー」
「どうした」
「龍田が来客を切ったんデス」
「……?ファッ!?意味が分からないよ!」
フランさんとあきつ丸は走っていった
現場に着くと龍田の薙刀の刃に血が付いておりその先には首元から右下に切断された弥生の姿があった
人が死んでもなんとも思わないのは自らが一度死んでいるからということにしておいて空はこう思った
(これどうやって処理すればいいんだ?また書類が増えるんですね分かりたくありません)
「どうしたんですかグロい音しましたけど」
「oh」
「いっいやぁぁぁぁぁーーー」
なんだどうした、と艦娘が集まってくる
「よし龍田ちょっとこっちに来い」
そういって廊下の曲がり角で質問した
「えっと今日来客あるって言ってなかったっけ?」
「聞いてましたよー」
「なら何故」
「あらもしかしてあれが来客?」
「マントの留め具に菊があったから軍人かと思って」
「orz」
「提督」
「ん?」
「少しこちらへ」
そういって現場に戻るとその死体にあきつ丸が泣きついていた
その時死体が黒い霧に包まれていき驚いたあきつ丸が少し離れたが「あぁ、弥生殿‼︎」と言ってまた引っ付いた(リア充爆ぜろとか思ってないからね)
そうして泣いているあきつ丸の頭に手が置かれた
手を置いた人物は死体その人である
おいおいもしかして生き返ったってか、嘘だろ
当然艦娘達は化け物だの怪物だの散々言っていた
何故か謎の記憶が一瞬フラッシュバックした
龍田は懲りずに「あらあらあら〜」とか言ってる
「あぁそうですね、私は化け物ですよ、悪かったですね」
少し大きな声で言った
勿論聞かれていたとは思わなかった皆さんはたじろいた
短い悲鳴も聞こえた
当然だ、急に生き返ったと思ったら自虐的な発言をし始めるんだから(見当違い)
弥生達はその後部屋に戻った、まぁ部屋にといっても掃除させた応接室だが
艦娘は痛いんだか冷たいんだか分からない視線を浴びせた、にしても凄いな
俺ならあれほどされたら耐えられんが弥生は耐えられるのだから
今日はあまりにも色々ありすぎてあの後の仕事を脳死プレイしたせいで何も覚えてない
(はぁ今日は散々だ、もう寝よう)
(ん?この音はエンジン音?ジムニーではないからジムニーの前に止まってたMARCHか、純正ではないな)
(走るなら峠しかないがあそこは舗装がもう駄目だからな、大丈夫か?)
(つーか今何時だ?天辺じゃねぇか寝よう)
翌朝
「ふぁぁ、今何時?六時半か、いつも通りだな」
士官服に着替えて執務室の椅子で欠伸をしていると誰かが来た
「どうぞ」
「よう提督、眠そうだな」
「摩耶か、そりゃさっき起きたからな」
「ついでにジャッキとウマ借りたからな」
「おう」
「それじゃまたな」
そういって摩耶は扉の向こうへ消えた
(ん?ジャッキとウマって工具だろ?)
(摩耶は車を持ってないから弥生か)
(ってことはMARCHのなにかしらが逝ったんだろうな)
(御愁傷様です)
(弥生さんも可哀想に、舗装が駄目なばっかりに高い出費をするなんて)
(波音か急にどうした?)
(暇だったからな)
腹減ったから食堂行くか
「おはようございます」
「おはよう」
「おはようであります提督殿」
素っ気なさ100%、泣きそう
フランさんの姿が見えない
「フランさんは?」
(もしかして本気で言ってるでありますか?)
(もしかして話を聞いてなかった?だとしても阿呆というかなんというか)
あきつ丸に心中で「こいつ馬鹿でありますなwww」とか思われてそうと思っていると
「はぁ……フラン殿は吸血鬼なので朝は、というか日の光が苦手なのでありますよ」
「説明ありがとう」
「ところで弥生さんは昨日大丈夫だったのか?」
「えぇ、まぁ」
「その弥生さんいないようだけど」
「来るでありますよ(多分)」
1時間程後
「大丈夫でありますかな……」
スッッッッゴイ不安な顔してるんだけど大丈夫だろうか
「陸軍省のことは言いました?」
なんだその「あっやべ忘れてた」みたいな顔は、えっいや流石に嘘だろ?
「忘れていたでありますよ」
テヘッって顔してもダメです
すると内線みたいなもので「弥生さん医務室にいますがどうします?」と徹夜したお父さんみたいなトーンで話してきた1,2週間前に帰ってきた軍医さん
その時ほど(あの人に休暇あげよう)と思ったことはない
まあ、あげないんだけど
「あきつ丸さん、弥生さん医務室にいますよ」
「もういませんよ?あきつ丸さん」
「えっ?いつから?」
「弥生さん医……の時にはもういませんでした、疾風の如く去っていきましたよ」
そろそろ関東地方へ進攻
2019/01/18一部変更