艦隊刀記録   作:飛行士

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ホントに車に詳しくなりたい


新車

さらっとフラグ建築してそのまま深い眠りについた

 

翌朝

 

「ふなぁー!」

「うるさいです」

「うわぁっ!」

「だからうるさいです」

「だって急に出てくるから」

「鍵開けっ放しの人が何言ってるんですか?」

「えっ嘘ん」

「本当です」

「そうか」

「ええ」

(´・_・`)

「今日はどうします?」

「ジムニーじゃギヤ換装しても性能の飛躍的向上は見込めん」

「ということは」

「えぇ新車買います!!今回みたいに遠距離の場合は燃費いい方が楽」

「お金は?」

「軍人の給料舐めんなよ~」

「いくらあるんです?」

「さぁ500万位じゃない?」

「ってことでレッツゴー」

 

東京下町

 

なんか無いものかと車探して三千里ならぬ三時間、何も見つかりません

 

「暇です」

「そうですねぇ」

 

この車には無線機が付いているが俺が着けたもんじゃあ無い、父親が付けたんだが今はそれをラジオにしている

 

「スターレットにでもするか」

「スターレットって何ですか?」

「車です」

「知ってます、どんな車ですかって聞いてるんです」

「知りません、幼なじみが言ってたの思い出したんです」

「弥生さんですか?」

「どうだかな」

 

そう言ってトヨタの中古車ディーラーに入った(個人的にトヨタは好みで無いです、スズキ一択だぁぁ)

車を止めスターレットを見る

 

「どうされました?」

「これは何ですか?」

「4代目STARLET EP82 EFI仕様ですね」

「なるほど(分からん)」

「発動機は?」

「(発動機って)4E-FEですね」

「なるほど(分からん)」

「1989年の車です」

「五人乗りか」(ジムニーの出番が)

「そうですね」(3ドアですか、ジムニーの方が良いですね)

「駆動方式はFFです」

「へぇーじゃあこれください」(FF?ファイ○ルファン○ジー?)

「おいくらで?」

「八万円位ですね」

「ほい、お願いしまーす」

「車検取ってるんでそのまま大丈夫ですよ」

「トムス製フルエアロ EP82や可変式エアスポイラー等は付いているのでカスタムはしなくても大丈夫ですね」

「そうですか」

 

尚まっっったくなにも分かってない空達二人である

数分後……加賀は悲しくなる

 

「提督」

「?」

「車どう持ってくんです?」

「えっ」

「二人で来ましたが一台置いていくことに!」

「加賀さんが運転するんだよ?」

「……はい?」

「って事で頑張って」

「オートマチックなら……」

「マニュアルです」

「無理です」

「oh……はぁんじゃ乗って?」

「はい」

「クラッチ踏んで鍵回して」

「クラッチ?」

「一番左」

「はい」

 

一発でかかったので状態が良かったのだろう

 

「次は?」

「ギヤを一速に入れて」

 

俺は窓を開け店員に一周回ってくると言って出発した

 

「そして一気に戻すんですね?」

「えっちょっ」プスン

「エンジンが止まってしまいました」

 

アワアワしている加賀さんも可愛いがエンストしている

 

「んじゃキー戻してもっかい、よし」

「ここからどうすれば」

「まず半分位戻してそれから完全に戻す」

「出来ました」

 

満面の笑み最高

 

「そしたらアクセル踏んで六千位まで回したらアクセル放してクラッチ踏んでギヤを二速に」

「わかりました」

 

そうして何回か若干煽られ気味だったりぶつけかけたりしたけど一周回ってこれた

 

「やっやりました」

「って事でありがとうございました」

「はい、ではまたのご来店をお待ちしています」

 

加賀さんに無線機屋に行くから後を追ってきてくれと言った

 

三十分程後無線機屋

 

「こちらですねありがとうございます」

 

初期型のFT-817を買いスターレットに取り付けた

 

「これは何故?」

「俺の車だから」

「といっても基本使わないから加賀さん用だけどね実質」

「さぁどうします?」

「こっ高速行きましょう」

「早速かー、走り屋希望かな?楽しみだよ加賀さんと走るの」

 

高速道路上

 

「よし行くよ~」

「えぇ」

 

よく見てみると俺って大体6500位で変速してるんだな

最初は圧倒的に離したが馬力の差で徐々に差が縮まってきている

 

「環状線回って終わりで」

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「待って!とまれぇ!」

「提督のことを抜かすといったな…あれは嘘だ」

「待ってエンストしました待って」

「提督大人げないです」

 

ついさっき提督に教えては貰いましたが未だに分からないこともあって変速に集中していてジムニーにすら追い付けない事態です

 

「なんだろう面白いオープンカーが居ます」

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「ふーん」

 

横を通った時俺滅茶苦茶ビックリした

乗っていた車にじゃない、乗ってる人にである

弥生の妹さんだがまな板げふんげふんなんか怖かった気がする

何で陸軍の軍服着てるんだ?

 

数時間後

 

「いやー早かったね」

「よく言いますよね」

「でも一回抜いたじゃん」

「トラブルが無ければぶち切ったんですけどね」

「エンスト10回ww」

「殺りますよ?」

「なんだろう、違うやりますに聞こえる」

 

学生時代の先生思い出すや、あの人どこ行ったんだろ




加賀さんかわゆい

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