あれから十数分経ちフィガロさんが俺の前に座っている
「お久しぶりです」
「あぁお久しぶり」
なんだかんだ話すのは中学以来無かった
何でだろ、比叡以外の金剛型がガクブルしてる
「出来ましたよー」
「……えーとこれは?」
「?スコーンとクッキーですけど?」
何を言っているんだどう見てもスコーンとクッキーだろ?という顔でこちらを見てくる
「なぁ金剛」
「なんですか?」
待って口調が普通に戻ってるんだけど
「あれは本当にクッキーなのか?」
「さっさぁ?」
「私が考えるに毒物です」
「うん見てて分かる、だって紫だよ?」
「流石にこれは……」
「一杯食べて下さいね?」
「あっはい」
いつの間にやらのあのヤンデレ気質が無くなる位の緊急事態なんですね分かります
「」フィガロは気絶してしまった▽
「大丈夫ですか!?」尚、榛名は考える事を止めたようです
「では私はこの子の看病してますね」
そう言って霧島は榛名とともに医務室に行った……いや、逃げた
今ここには気絶フィガロと真犯人比叡に空、金剛と考える事を止めた榛名がいるがつまり次は……
「大丈夫ですかね?まぁ御姉様と司令もどうぞ」
そうこうなる、いくら俺でもこれは無理
「ミーはお腹一杯ネー、テートクファイト!」
「えっおまっ」
「あーあ行っちゃった」
「じゃ司令どうぞ」
「おっおう」
そう言って一つクッキー(と思われる物体X)を口に入れた
「うっ」 空は気絶してしまった▽
医務室
「はっ!」
起きるとなんというかあるあるの夕方だった
「あれは金剛達の旨い紅茶を相殺して余りあるほどの毒物だな」
「お兄様との時間が毒物のせいで無くなりました」
「あぁ」
静かに隣同士話していたら悪魔ゲフンゲフン明石が入ってきた
「提督ー」
「なんですかい?」
「設備とかの費用お願いします」
「……ん?」
待って?全く聞いてないんだけど
「これくらい」
「なぁにこれ」
なんと言うかまぁ安くはあるんだけどね……なんか違くない?だってパーツ費ってねぇ
「見ての通りパーツ費ですのでよろしく」
「何やったのよ」
「うーんとパソコンとそれに付随した改造ですね」
「にしては高くない?後誰のだよ」
「きっ気のせいじゃ無いですか?」
「さっき設備とかのって言ったよな」
「聞き間違えじゃ無いですか?」
さっきから少しプルプル震えている
「はぁ設備増やすのは別にいいけど経費でお願いします」
「あ"んま"り"だぁー」
「諦めなさい」
「……はい」
「んで後は?」
「弥生さんのMARCHにアップルG3の車載パソコン化が完了です」
「そうか」
「そいやフィガロさん」
「はい?」
「これから走りません?」
「何故?」
「うーんFigaroの性能が気になったから?」
「いやです、これからお兄様の所へ向かうので」
「そういえば弥生さん峠の方に行きましたよ?」
「今すぐ行きましょう」
「あっはい」
そう言って俺達二人は加賀さん教習の時のルートで山頂に行った(ああいう人が峠行ったって事は走って降りてくるため非常に危ないのである)
「……」
「……」
「誰も居ないじゃないですか!」
「何故だろうか」(というか出てすぐ帰って来ていた気がしたけどあれこのせいじゃなかったんだな)
「まぁ良いです、すぐ戻るので」
「じゃついでに競いません?」
よくよく考えたら今までで競ったのは弥生ただ一人だった(能力が弥生位しか同じ奴居なかったせい)
「そういえばお兄様って弥生さんの事?」
「何故唐突にさん付けなのかとか遂に頭がおかしくなったのかとかは置いといて、そうですね」
(隠す気も無く言われたんだけどどうすれば良いだろうか)
「ってえぇ!?」
「まさか気付かなかったとか無いですよね?」
「いや初対面の時に変わり過ぎてて他人の空似ってあるんだなぁとか思ってた」
「どこも変わってませんけど?」
(恋は盲目って奴か)
「そんなことより早くお兄様の所へ行かなければいけないので」
「まぁ勝手に付いてきて置いてきぼり食らって下さい」
「ほう自信あるね」
「いくらお兄様程度の技量があってもその車じゃ無理です」
「やってみようか」
「えぇ」
そう言って始まった公道(?)レースは結果から言うと惨敗だった
何故ならば馬力が違い過ぎたからである
エンジンをかけFigaroを追いかけ突き放されてコーナーで差を縮めてもすぐ馬力で突き放され中腹頃にはもう全く姿や音も感じ無くなっていた
ただ所々にドリフトの痕やブレーキ痕があったので少なくとも弥生は公道を走り降りて行った
「惨敗レースしたら燃料切れそうなので給油してきます」
そう加賀さんに言って私服に着替え出てきた
ちなみにこの島の半分の所で柵により軍用地と民間地が隔てられている
「そいや鍵無くね?」
ポケットに入れているのを思いだしフェンスを開け給油を済ませて戻ってくると自室にて作戦迄の3ヶ月をどう過ごすか考えていた
何故3ヶ月かというと作戦に関する物資輸送を一気にやると感付かれるから少しずつやるとそんくらい掛かるよやったね、という何とも非情な現実だった
今日は駆け足の上gdgdである