艦隊刀記録   作:飛行士

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資材状況はあまり悪くは無い様で


演習

あの後着任関係の書類を終わらせ何処に皆さんを置くかとなった

「よしあそこの小屋ぶっ壊して更地にしてから陸軍駐屯所作ろう」という空の言葉から昼からの突貫工事が始まったのだが例のごとくまた半日で終わった(妖精さんの力ってスゲー)

鎮守府から飛行場挟んで反対側に作った陸戦隊の戦車格納庫に鎮守府の横に作った憲兵駐屯所があるのだがなんだろう狭く感じる

 

因みに妖精仕様の戦車は少し小さいとはいえ軽自動車程はある(艦載する時は札の様になり妖精は艤装内に入り大発と重ねて海に放ると妖精が異空間から転移され普通自動車程の物が島へレッツゴーする)(飛行機も同じようである)

 

「疲れたぁ」

「提督殿も馬鹿でありますな」

「それ提督付ける必要ある?」

「無いでありますな」(ヾノ・∀・`)

「絵文字みたいな表情するの止めよ?」

「戻りますよ、後忘れないで下さいね?」

「はい」

 

俺は艦娘達も動員するため間宮を皆に奢る事になった

 

「ホント助かるぜ?提督さんよ♪」

「ホントノリノリだな弥生に瞬殺された人?」

「いやぁ駆逐相手に『ふふふ?怖いか?』とか言ってる癖にあいつに喧嘩売って秒殺だもんな」

 

少々声真似を入れ煽っていたらドンドン顔赤くして「ファー(激怒)」みたいな事言ってたんで龍田に連行してもらった

 

「はぁ疲れた」

「」( ; ゜Д゜)

「人の事煽っといてよく言いますね」

「褒めても何も無いよ?」

「(褒めて)無いです」

「やめなさい女性なんだから」

「(# ゜Д゜)」

「ごめんなさい何でもしません」

 

その後少し怒られながら奢って財布がすっからかんになった提督であった

 

翌日

 

「えーと?今から陸戦隊の実力見て良いかい?」

「ええ(多分)」

「ぜっ全員乗車!」

 

それからしばらく運転技術等を見たのだが……これは酷い

まず、発進までに5分かかっている、おそらくクラッチの繋ぎがあまり上手くないのだろう

さらには主砲の精度が論外である、高々500mの目標に8mのズレは許容できない

これは訓練が必須だな、三か月後には陸戦隊を作戦に投入する予定だが間に合うだろうか

 

「あの君たち?」

「はいぃ」

「何故?」

「僕達妖精は勘を取り戻す迄教習するのは知ってます?」

「うん加賀さんとこの飛行隊長に聞いた」

「それで思い出しはしたんですけど……」

「ん?って事は……もしかして?」

「えぇ勘が戻ってないのにここに転属になりました」

(゜д゜)

「ダメじゃん!履歴書触っちったぁ!あの脳筋共ド三流の中のド三流寄越しやがったなぁ!」

「ごめんなさい迷惑ですよね」

「いや?」

「ふぇ?」

「だって教習すれば良いだけだし戦車乗れるし、時間なら三ヶ月ありますし?」

「ありがとうございます!宜しくお願い致します!」

「おっおう」

(これいよいよ俺要らなくね?)

「じゃあ基本的な操縦とかはお願いしますね?林さん」

「了解しました」

 

結局やることがなくなったでごさるの巻きの助

 

「仕事はよ」

「……はい」

 

ってことでまた餅つき方式でトンテントンテンカリカリカリカリ書類をマッハで終わらす加賀と空であった

 

昼過ぎ

 

「帰ったぞほい報告書」

「はいはい、んOK」

「まぁ俺様に掛かりゃこんなもんよ」

「駆逐とは問題無いか?」

「あぁ、てか前までも問題無かったぞ?」

「そうか」

 

そう我が鎮守府では遠征番長こと天龍と第六で長距離練習航海という名の修復材輸送や龍田先生と愉快な仲間達で海上護衛任務(ガチ)での燃料弾薬の輸送及び由良さんと静かな仲間達での防空射撃演習とボーキサイト輸送等ゲームだったら王道周回遠征をひたすら回ってもらっている

 

「さて今度演習がてら鎮守府近海を哨戒しようと思うんだが」

「俺が!」

「行かせないので誰か推薦してくれないか?」

「チッ」

「あれ?ねぇ今舌打ちした?ねぇしたよねぇ?」

「気のせいだろ、まぁ推薦なら摩耶とか愛宕とかかな?」

「その心は」

「多分うちの鎮守府で一番出撃回数少ないの重巡だぞ?」

「あぁ~」

「んじゃそれに駆逐と軽空母付けて哨戒しとけば良いね」「まぁそうだな」

 

 

「って事で今から哨戒出てもらうのでよろ」

「って事ってなんやねん」

「まぁ適当に回ってきてね」

「編成は今ここに居る龍驤、摩耶、雷、暁、電、響で旗艦は龍驤でお願い」

「にしても何で今更なんだ?」

「前は知らんが俺が来てから半年は出てないだろ?」

「でも司令官?演習は時々したわよ?」

「お前らが一番分かってはいると思うが演習と実戦は違うからな?」

「でも力量維持にはなっているはずだよ?」

「正直言うと反攻作戦の前だから普通に哨戒してほしいんです」

「けどキミィそんな事したら奴さんにバレない?」

「敵さんはこんな辺境の土地なんてまともに戦えるやつなんて居ないと思ってるんじゃないか?」

「んでも何かしらしてくるんじゃない?」

「新規鎮守府でまともに統率の取れない奴等の演習だと俺だったら思うが?」

「そうやな」(半年前キミがやったの覚えとらんのかねぇ?)

「まぁ君達が俺の来る前に何もしてなかったらな」

「大丈夫大丈夫、一、二回来たけど誰もおらんようにカモフラージュしたさかい何もせず奴さん帰って行ったで?」

「何で?」

「配給無いんやから当たり前やろ?」

「そうだな」




リアルの資材状況はあまり良くない様で

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