艦隊刀記録   作:飛行士

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ほんと慣れない事はしてはいけませんね


提督、面倒事に首を突っ込む
戦闘


「早速お出ましのようです」

 

空から空挺して地面で寝転んでたら幌筵の艦娘が主砲だけ持って出てきました……

 

「おいおい……ふざけんなよ、こっちは二人だぞ?」

「すみませんがこちらも仕事なので……」

「朝潮、この人達もしかして択捉島の提督じゃない?」

「どんな人でも私達はあの人を守らなきゃいけないんです」

「どういうことだ?」

 

九四式から手を離さずにそう聞くと、とんでもない事を言われた

 

「話せませんのでとりあえず死んでください」

「そりゃあまた唐突なこった」

「助けを乞われて来た筈なんだがなぁ……」

「これはもう無理でしょうね」

「しゃあねぇな」(ったく、他人に銃なんざ向けたくねぇんだがなぁ……それよか女子でっせ?)

 

内心悪態をつきまくるが、ここで胸の拳銃嚢から銃を抜かなければ艦娘の12cm単装砲や12.7cm連装砲でミンチになることは明らかだ

 

「くそっ」

「発艦!」

 

三発を艤装に向かって撃つがびくともしない

考えてみれば当然である、艦娘は艤装を装着した時点でその防御力は軍艦と同等

軍艦の装甲をたかだか8mm程度の弾丸で多少の損害も与えられないのは当たり前である

そんな自分をみて加賀さんは艦戦を一個小隊出したのだろうが、7mmや20mmでも損害は与えられない

 

「私達艦娘に拳銃を向けたところで意味はありませんよ?」

「そうかも知れんが、ではこれはどうだい?」

「!?」

「!」

 

そうして明石の工廠から持って来た閃光手榴弾を放り投げる

 

「くっ……皆!大丈夫?どこ!?」

「すまないが先に行かせてもらう」

 

 

(閃光手榴弾って視覚だけじゃなく聴覚も殺るんだな、ビックリしたぜ)

 

そんなこんなで今は二階の廊下を走っているのだが、やはり同じ『泊地』だからだろうか、構造は同じだった為執務室を見つけるのは苦労しなかった

しかし、そこには誰もいなかったのだ

 

「ところであの小隊はどうした?」

「泊地上空で待機させているわ」

「話は変わるんだが……ここ何だか、変な臭いがしないか?」

「そうね、これは……!」

「どうした?」

「何か嗅いだ事のある臭いだと思ったら血ね、これは」

「何でこんなに充満しているんだよ」

「それは私が答えようかな?」

「「!?」」

「やぁ私はここで提督をしている七瀬と言うものだ、宜しく」

 

その後ろには外で目眩ましをした朝潮(?)達と同じ死んだ目をしている大淀が居た

 

「ハッ提督?研究員の間違いじゃないのか?」

「言うねぇ、確かにある研究もしているから研究員でも間違いないかな?」

「んで?この血生臭さはどういうことだ?」

「それはね?人体実験のせいだよ」

「なっ!?」

「一般人でも拐ってんのか?」

「そんな訳無いだろう?ここには特殊な材料が百個以上あるんだよ?これを使わない手はないよ」

「っ!あんた艦娘を何だと思ってやがる!」

「少佐ごときが大佐に向かってどんな口を叩くんだい?」

「あんたみたいな奴は軍人でもまして人間ですらねぇよ!」

「ほう?たかだか道具にそこまでムキになれるとは……面白いねぇ?」

「道具だと?」

「あぁ、道具に道具と言って何が悪いんだい?」

「艦娘は元々人間だ!艤装を付けてようやく艦娘になる!あんたが接してんのは人間の少女だぞ!?」

「通常の人間より数倍以上強いモノでもかい?」

「当たり前だろう!」

「ハッあほくさ」

「ほう?ならてめぇは反省しないんだな?」

「反省?何故?」

「ならばその罪、万死に値する」

「殺れるもんなら殺ってみろよ!」

「……」

 

そうして空は静かに軍刀を引き抜き五メートル程の間隔をおもいっきり詰め左上から振り下ろした

 

「ヒッ」

「自分が煽ったんだろ?」

「一回で殺しちまったらつまらねぇからなぁ」

「ッ!」

(提督の眼光が鈍色に?何故?)

「散々艦娘にひでぇ仕打ちをしたんだ、こんなもんじゃすまねぇぞ?」

「止まれ!来るな!撃つぞ!?」

 

どこから出したのか、その手には拳銃を持っていた

しかもM1911 コルトガバメントである

 

(こりゃあ当たったら怪我じゃすまねぇだろうな……)

「そんな照準もまともに出来てない物が当たるかよ」

「止めろ!本当に止めてくれ!俺には、俺には家族が……母親や父親、妹もいるんだ!だから頼む!」

「そうか、てめぇのせいで死んだ艦娘達にも家族が居ただろうなぁ?」

 

いつの間にか廊下の端にある大きめの窓の前に来ていた

 

「止めてください」

「何故?」

「提督は……」

「止めろ!大淀!」

「提督は脅されて!……」

 

大淀が話そうとしていたその時に七瀬と大淀が頭から血を流し倒れた

 

「おい!お前ら!」

「加賀!双眼鏡は持ってるか?」

「はっはい!ここに!」

「どこだ!どっから撃ってきやがった!」

 

空が双眼鏡を覗くと背中に白丸地に赤い十字を付け下にU.S.Sと書いた刺繍をしている上着を来た後ろ姿を見た

 

「しかし……その死ではない」




雰囲気出ただろうか・・・(超心配)
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