艦隊刀記録   作:飛行士

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本当シリアス回なんてやるもんじゃないですね・・・
収集がどっか行ったので無理矢理戻してやりましたよ(余裕の笑み)


混沌

「野郎っ」

 

そう言って持って来た九九式を構え、九九式狙撃眼鏡を覗くがその時にはもうそこには誰も居なかった

 

「U.S.S.と書いてあったが……」

「提督……」

「もうこの二人は死んでいるよ、脳幹を一発だろうな」

「そう……」

「執務室に向かうぞ」

「何故?」

「上に連絡する」

 

執務室

 

「もしもし?こちら単冠湾所属の如月少佐!ブラック鎮守府制圧完了の報告だ!」

「こちら海軍省大本営通信部、了解した、司令長官へ伝達する」

「次はうちだな……、あもしもし?空だ、陸軍さんを空挺で運んで来てくれ、多分装備はSIGだけで足りるとは思うが一、二丁89式を持ってきといてくれ」

「分かりました」

「ふぅ終わった」

「ねぇ提督」

「なに?加賀さん」

「ここ異常に人が少なくないかしら」

「あぁそれは俺も不思議だったんだ、本来皆が思い浮かべる……というか君達の中にも経験した者がいるかも知れないパターンは憲兵などの人間も一緒に艦娘に対して、何かしらをすることが多いだがここには部屋の状況を見た限りでも、最高二十人程度しか居ないんだよ」

「一階に行って見てきましょう」

「だな」

 

一階の執務室下

 

「特に何も無いわね」

「……そうだな」

「どうかしました?」

「何でもない」

「そう……なら良いのだけれど」

 

空は暗がりの中に付いている赤い液体を見つけていた

加賀さんには分からないのだろうか?どうしても臭ってくる鉄の臭いがあまりにもキツイというのに

 

「加賀さん、少し気分も悪いし外に出よう」

「え、えぇ」

「チッ」

 

玄関前

 

「ところで何故、大本営にも連絡を?」

「んあ?」

「そもそもこれは、ここの艦娘の子達からの連絡でしょ?」

「一週間ぐらい前から中島さんに行ってくれって頼まれてたからな」

「えっ?」

「ただ、ブラ鎮となるとどう来るか分からないから兵装の準備をしていたんだ」

「だから閃光手榴弾なんてモノを持っていたのね」

「あぁ、まあ結局のところ殆ど意味無かったけどな」

 

と、そんな話をしているとジェットエンジンの音が聞こえて来た

飛行機が飛行場に着陸すると30人くらいの憲兵さん達が出てきた

 

「憲兵第十八分隊の半数、到着しました!これより残存する兵員の回収及び実態調査を開始します」

「宜しくお願いします、大佐」

「私達は帰りましょうか」

「せやな……」

(これは……今すぐにでも報告しなければ)

 

鎮守府

 

「んじゃ今日はとりあえず休みなさいな」

「えぇ」

(さて……すっかり忘れていたが私は今女子なんだよなぁ)

「ッ!」

「熱もないのに頭痛とはな……あれはトラウマになりそうだ」

「私も寝るか」

 

そうして睡眠に移る空は少し体調が優れないように見えた

 

 

「んー、はぁ」

 

 夕飯の少し前に起きたのだが、二時間程度寝たからか身体が重く感じるでござる

 

「んで、何か色々考えるのが面倒だったから食堂に来たんだが……加賀さん、これから一体何が始まるんです?」

「大惨事大戦だ!」

「大淀さんこれは一体?」

「まず一時間程前に憲兵さん達が帰って来ました」

「うんうん」

「次に間宮さんに今日は唐揚げ等の揚げ物が欲しいです、と憲兵さんが言いました」

「うんうん、うん?」

「そしたら駆逐艦等に広まり揚げ物の争奪戦が始まった訳です」

「ちょっと何言ってるか分からないですね」

「もしかして皆さん純粋なチルドレンハート?」

「ですね」

「oh」

 

現在の状況は、何か……なんと言うかワチャワチャしています

どうすればいいんです?この状況、ドタドタと大きな音を立て戦争中である

 

「おい、今の海軍が発砲した音だと思うか?」(現実直視拒否)

「いやぁ嵐の雷鳴だろう」(便乗の現実逃避)

「吉田です!」(錯乱)

「衛生兵!もうこいつら……ダメみたいですね」

「この状況はもうカオス、混沌または無秩序というしかないね」

「うちの鎮守府には珍しい常識人サン=ドーモ」(時雨ー!しぐれさんー?君の言ってるの全部同じだぜよ!?)

 

もう本当にカオスな単冠湾の食堂であった

もうなにこれ、超意味不)

 

一時間程後

 

「さて……由々しき事態である」

「何故私はここに呼ばれたんだ?」

「なぁにこれ?」

「俺!風呂どうしよう!」

 

その時姉妹の頭に「ピシャーン」というSEが流れた気がした

そう、俺がこの二人を呼んだのはこの状態を知っているからというよりも、「最悪こいつらなら見られてもおk」だからである

だって何か加賀さんとか大淀さんとお風呂って倫理的にアウトな気がするじゃない?

でも、家族なら足滑らせて胸に(殆ど無いけどね!)シュゥゥートしても普通に事故で済むじゃない?

(え?あぁいえ、予定なんてありませんよ?大丈夫ですって、そんなことあるわけ無いじゃないですか!それにもしあってもシベリアにちょっとクリスマスまで旅行するだけで済みますって)

 

「しっ仕方ないね、一緒に入ろっか」///

「そうだな仕方ない」(姉としての義務感)




どうです?いい方法でしょう、余裕の回だ!どんな小説ともレベルが違いますよ(何で本当こんなヒドいの書いてるんだろう、ホント読んでくれる人に感謝!感激!雨!霰!ですよ)

ではまた次回

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