艦隊刀記録   作:飛行士

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何か注意書くの面倒なのでこれからは一言にします
だって注意すること無いのだもの


能力

「さて寝るか」

 

あれから着任後の手続き書類の最終確認をして発送した

そんなこんなでもう21:00だ

 

「眠い」

 

短い一言を発し、そのままモゾモゾ布団に潜るとすぐに寝てしまっていた

 

「よう」

「んぁ?」

「あぁもう寝たのか、ここにいると寝た気がしないんだがなぁ」

「そいや今日で俺達がお互いを認識して2ヵ月だな」

 

そういえば絶叫したのは2ヵ月前だったか、忙しかったせいか時の流れが早かったなと少し他人事気味に考えつつ返答する

 

「そうだな」

「そういやお前さ名前とか何かあるのか?」

「あ?そんなもん無いぞ?強いてあげるなら『能力強化』かな?」

「なんだそりゃ」

「悪かったな」

「全くだ、でも何故?」

「いや君とかって言いずらいと思ってな」

「お前が言い始めたんだが?」

「まぁ勝手に決めてくれて良い」

 

何で俺の周りには適当な奴しか居ないんだ?名前なんてネーミングセンスのない人間に『適当で』なんて言ったら酷いもんになるぞ

 

「分かった」

「ところでなぜあの子たちに俺のこと言わなかったんだ?」

「能力なんて使いこなせてなんぼだろ?」

「…はあ、付与なんてそんなアニメじゃあるまいし」

「まあそれだけじゃないが」

「なにかいったか?」

「いいや?」

「というかそんなことより」

「ん?」

「もう08:00だぞ?大丈夫か?」

「えっ!?マジ!?」

「加賀とやらが起こしに来てるぞ?」

「じゃいくわ」

「はいはーい」

 

と起きたは良いものの・・・なぁにこれ

超鋭い眼光でこっちを睨みこう言ってる

 

「起きて下さい、提督」

 

何だその間は まあ着任2日目だから仕方ないのだが

 

「んおはよう」

「とっとと仕事をしてください」

「はい」(威圧感凄い)

「そういえば貴女頭大丈夫だった?」(なんか悪口みたいだな・・・)

「加賀でいいです」

「おう」

「一応大丈夫でした」

「良かった」

「ただひとつ聞きたい事があります」

「何?」

「何故我々を医務室に?」

 

・・・バレてらっしゃる

 

「いや?俺じゃなくて青葉ですよ?」

「そうですかでは・・・」

 

おい誰だひとつって言ってたのは

 

「何故ここから出ていかず留まろうとしているのですか?」

「あー面白そうだったから?」

「やはり馬鹿ですね貴方は死にかけたのですよ?」

「んで?」(ほっとけるかよ)

「あーもういいです」

「そう着替えたいからちょっと出てもらえる?」

「分かりました」

 

そう言って出て行った

さて寝間着から士官服にと・・・思ったのだが

 

「あれっ?」

 

そしてまた目覚めたのは医務室だった

 

医務室

 

「目覚められましたか」

「ここは?」

「医務室ですね」

「そう、ですか」

 

ちなみにこの軍医さんは人間である

何故倒れたかと言うと昨日急に能力を使った反動らしい

何でも能力には体力を使い体力のない俺じゃ一晩じゃ復活できなかったらしい

全て奴に聞いた、あいつに教えられるとは屈辱だぜ

 

「大丈夫ですか?」

「ええ」

「なら執務しても大丈夫です」

「あぁ後睡眠はよく取って下さいね」

「分かりました」

 

と言うか結局寝間着のままである 着替えなければ

ではっと床に足をつくと

 

「冷たっ」

「あぁここタイル張りですよ」

 

頼むから先にいってくれ

自室と執務室は隣り合わせの上足元は絨毯だから油断していた

 

「軍医さんスリッパあります?」

「ほい」

 

投げるな!案の定片方上下反転して着地したためとても履きづらい

 

「ありがとうございました」

「またねー」

 

手を振ってるが、扉を開けて最後まで見ずに閉める。どっかで見た気がするのは気のせいだろう

さて戻るか

ここから執務室は目の前の階段を上がり直ぐ右側の突き当たりにあるだが地味に遠い

 

 

「しっ司令官さんおはようなのです」

「うん?」

「あぁと君は、、」

「電なのです」

「そうかおはよう」

「周りの皆は?」

「えっと右から順に雷ちゃん暁ちゃん響ちゃんなのです」

「みっ皆合わせて第六駆逐隊よ」

「よろしく頼むよ」

「何か有ったら手伝うわ」

「いっ行くわよ」

「「「さよなら」よ」なのです」

 

うん息ピッタリだがやはり距離を感じる

 

執務室では加賀さんが黙々と書類の山を片付けていた

カリカリとペンの音が心地良い

 

「一緒に片付けて下さい」

 

えっエスパーか?こっちを見ずにだと!?

 

「雰囲気です」

 

この鎮守府にはエスパーが沢山居るようです

 

「さてとやりますか」

 

・・・らくーん? その書類にはこう記してあった

 

 

アメリカ合衆国ラクーンシティにおいて起きた生物事件について

1998年9月に起きたラクーン生物事件について我々日本海軍は数名陸路において技術者を派遣する事にした

ついては貴鎮守府から軍医を派遣隊に編入する事にした

返答は今月20日迄

日本海軍総司令部 CIA CBPより

 

 

「マジで!?」

「何ですかうるさいさっさとやって下さい」

「おっおう」

「てか加賀さんちょっと大淀さん所行ってくる」

「えっちょっまって」

 

閉めた、人が話してるときに・・・ひでぇな、って自分だったか

さて急がなきゃ

 

ここ電信室は立て付けが悪いらしくギギギと言うデカイ音と共に開いたが…正直超ビックリしました、はい

 

「大淀さん居ます?」

「何ですか?提督」

 

この鎮守府には二通りの艦娘が居る

一、人間への恐怖はあるが表に出さない

一、人間への恐怖を表に出しまくる

大淀さんは上らしい(因みに青葉も?)

 

「あぁあの少し時間があれば後で打ってくれないかなと」

「解りました、」それと大淀で良いですよ」

「あっはい」

 

そういや軍医さんに聞くの忘れてた

 

「じゃ10分後」

「分かりました」

 

「軍医さーん居ます?」

 

医務室に行くとシーンとしていた、ボッチ見たいじゃんかよ悲しい

机の上に何かある

 

私は只今中庭にいます(o・ω・o)

 

中庭かよ!

 

中庭

 

「軍医s」

「はわわ痛くないのですか?」

「だっ大丈夫よこれくらい」

 

それにしては凄い涙声なんだが

 

「消毒もしたし大丈夫だけどちゃんと足下見なきゃ駄目だよ?」

「「はぁい」」

「じゃ二人のとこに行くのです」

「うん」

「あっありがとう」

「楽しんできなー」

「随分明るいな態度がまるで違う」

「うぉ!?居たんですか?」

「居たよ失礼な」

「で何用ですか?」

 

実はなと前置きをして書類の内容を伝えた

 

「そうですか分かりました行きましょう」

「そうかでは伝えてくる」

 

「じゃあ大淀さん頼んだ」

「提督」

「?」

「提督やってみては?」

「えっマジ?」

「はい」

「やったぁぁ念願の来たぁぁ」

「えっあっうん」

「でっではどうぞ」

「おう」

「だが出来る気しない」

「早く早く」(それが狙いですから)

 

(単冠湾泊地から大本営へ八月十六日の書類は受理しましたであります)

 

これを10秒で打電した すると・・・

 

「えっちょっまって速くないですか?」

「いや?全く、士官学校じゃ皆遅くて打電速度1位だったけどね」

「」(それなら出来て当然ですね残念です)

「まっまぁ速いだけでちゃんと伝わりますからね」

「だね」

「ありがとう貴重な体験させてくれて」

「こっこちらこそ」

 

何か超綺麗な敬礼された何故?




明けましておめでとうございます今年もよろしくです
(モールス出来たら格好いいよね)

2019/01/18一部変更

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