しかも皆忘れていた陸戦隊がはじめての実戦(?)である
「波音どうした?ぶつぶつと」
「あ?…いや何でもない、気にするな」
「そうか、ならいいんだ」
俺は本当に何者なんだろうな?まぁ別にいいか『隠して居るのがバレたか、此処の人間は聡いんだな』
「提督!」
「宮崎大佐!?どうした!」
「緊急の報告です」
「何があった」
「幌筵の地下施設の最終報告書です」
「……!これは」
「艦娘を使った生物兵器の人体実験と陸軍憲兵部隊を使った通常の人体実験が行われたと思われます」
「なぁ、アメリカでも最近
「三年前のラクーンシティですか?」
「あぁ、政府は隠しているらしいが国民は正直でな、数件だがラクーンで見た異形の怪物の情報があった、ただし数分後に削除され投稿者も行方不明となった」
「俺はその情報を見たんだが……ここに書かれているように皮膚がなく舌が長い人間のような怪物、生ける屍などが書いてあったよ、まぁ後は覚えてないがね」
「……」
「ところで、それらはどう処理したんだい?」
「とりあえず部下が(立場上)本部に一番近い中島大佐に連絡をしたら、『見つけ次第引き金を引け、貴方達が死にたくないのであれば』と返って来たのでその通りに」
「そうか、ならやらなくちゃな」
「何をです?」
「アメリカさんは幸か不幸かラクーンでの生物災害後深海からの核攻撃があったんだ、幌筵だって爆撃位しなけりゃだろ?」
「……わかりました、連絡します」
「こちら宮崎憲兵大佐、平賀元帥閣下に緊急的に幌筵の焼夷弾による爆撃を進言したい」
「さてと……」
「はぁ!?却下!?何故!あ!?実況見聞が終わってないから?報告書なら送った!それでいいでしょう!チックソが!」
「いつも冷静沈着な宮崎さんがどうしたんだい?らしくもないな」
「いえ……すみません大声を出してしまって」
「いや気にしない、んで何て言われて却下された?」
「元帥自ら現場を見てこれからの運営方針を決める、だからそのまま全員一人残らずそこから撤収しろと」
「平賀だっけか?」
「えぇ、ここのとこ急に陸軍内での勢力を拡大した艦娘とその他兵器を併用する派閥最筆頭でその考えの根底には徹底した艦娘兵器論があります」
「ほう、で?確認の為に憲兵部隊を『一人残らず』撤収させろと?」
「えぇ、これは……」
「……あのブラ鎮には何かあってそれにそいつが噛んでるんだろう、艦娘は兵器だと考える奴は比較的陸軍に多いからな、何かしらあるんだろ」
「大淀!」
「提督なんでしょう」
「至急全艦爆艦攻に出撃準備を、大佐は林中佐に陸戦隊を幌筵の沖合に待機させてくれと伝えてくれ」
一時間半後
「航空隊諸君、君達にこれから幌筵の泊地鎮守府だけに爆撃を敢行してもらう」
「『だけ』とはつまり?」
「物資保管庫や
三十分後
「目標上空に到着、これより第一航空隊による一斉爆撃を開始する」
結果は当然クレーターが残った
だがそれは爆撃だけで作られた物ではなく何か別の爆発物への誘爆も確認されている
「……なぁ確かに入念に爆撃しろとは言ったがなぁ、今さらっと計算したら84トン超えの大爆撃だったんだが……」
「しかも爆撃隊によると明らか航空爆弾ではない爆発もあったようです」
「……まぁこれやったやつが跡形もなく吹っ飛ばす気だった事だけは確かだな、これ合計何トンの爆薬が爆発したんだ?」
「更にその後上陸した陸戦隊によると
「Oh、やりすぎじゃね?」
「まあ林中佐がめっちゃ意気揚々と指揮執ってますからね、気になるなら駐屯所に行ってみたらどうです?」
「いや止めとくわ」
「そうですか、では始末書の覚悟をしといてくださいね?」
「……中島元帥に手を回してもらお」
「では取り敢えず撤退させますね」
「よろしく」
「さて、私大淀は航空隊との通信を行ってるわけですがホントに疲労困憊です」
『誰と話してるんです?』
「あぁ編隊長さん、こうでもしないと私は寝てしまうので仕方ないのです」
『提督にでも休暇を進言してみたらどうです?案外ものすごく簡単に通るかもしれませんよ?』
「あの人の場合確かに通りますがね?私の代わりをあの人が担当してここで執務をしはじめるんですよ」
『流石どっかぶっ壊れてる人はするとこがちげぇや』
『というか幌筵の娘達は大丈夫なのかい?』
「ここをこれほどまでに変えた人ですよ?あの娘達も変えられなかったら粛☆清します」
『キャラ崩壊が酷いけど本当に大丈夫かい?』
「問題は深さ十メートル程のクレーターをどうするかですよ」
『あれ提督が何か色々逆手にとって「地下実験していた特殊新型兵装が大爆発を起こした」的な事にするらしいですよ?』
「提督本当に何者なんでしょうね」
『さあ、ではそろそろ見えてきたので無線切りますね』
「わかりました、ではまた後で」
次回は幌筵の子達に話した所からでもやっていきませう