艦隊刀記録   作:飛行士

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二か月お待たせしてすいません!



偽装

「あー!面倒だなぁ!」

「急にどうしたんです?」

「此処じゃ幌筵の艦娘の相手、電話じゃ馬鹿なお偉いさんで机じゃ報告書だぞ?叫びたくもなるわ」

「ぜーんぶ原因は自分ですがね」

「しかもあれな?休めっつってんのに休まない加賀さんだし」

「急に休めと言われても混乱するだけです」

「ここに間宮券がある」

「ちょっと用事を思い出しました」

「おっおう」

 

加賀さんやあんた綺麗に掠め取ったね、まあいいけど

?足音がこちらに向かってきてるんだが、忘れ物でしたかな?

 

「にぃ、お仕事大丈夫?」

「お前は昨日どこ行ってたんだ?姉貴が言っていたが昨日部屋に戻ってないんだろう?」

「うん、昨日は明石さんのお手伝いでえーとなんだっけかな?時空間転移装置(タイムマシーン)だっけ?の作成を手伝ったよ」

「寝床はどうしたんだ?」

「明石さんの休憩所(秘密基地)で数時間仮眠をとったから大丈夫だよ」

「あいつそんなもん作ってたのかよ、ちょっと感動するわ」

「ところで何の書類を作ってるの?」

「幌筵の偽造報告書」

「それ明らかな軍規違反だよね?」

「まあな、でも考えてみろ?例えば極悪非道の人体実験が行われていたとする」

「うん」

「俺たちからしたら失敗に見えるが実はそれを発生させるのが目的のやつがいるとも仮定しよう」

「ということは、失敗させたがっているってこと?」

「まあそうだな、んでそれを目的にしているものが軍の上層部にいるとしたら?」

「そしたら確かに真実を伝えないほうがいいかも」

「・・・そういうことだ」

「成程ね、それじゃにぃお仕事がんばって?」

「どこへ行こうというのかね?君にだって仕事はあるぞ?」

「えぇ、少佐殿にお任せしたくあります!」

「だめです(無慈悲)はいこれ、陸軍部隊の編制報告書」

「一人しかいないのに部隊とはこれいかに」

「考えてもみろ百何十人の泊地に十四人の憲兵さんでしかもトップが一管区の長でも良い大佐、海軍部隊の貴重な陸上戦力なのに十五両前後しか戦車を渡さないし教官に中佐を送ってきちゃう陸軍だぞ?お察しだろ?」

「憲兵さんに関しては一人あたり十人相手にするのは大変だろうね、まあ訓練してもらってるけど」

「訓練に関してはまあ日課だからな」

「戦車にしても需要と供給のバランスが取れてないんだよ」

「え?そうなの?」

「まず戦車設計図がほとんどないし、人間じゃなくて完全に妖精さんが乗るっていう時点で難関」

「まあ戦後半世紀以上経って更新されてるからな」

「さらにはああいう艤装は全て妖精さんが作るんだけど、なぜか戦車だけは完成しても不良品がでできちゃうんだよ」

「まあ戦車は海にそんなに沈んでないからな」

「さて書類も終わったことだし遊んでこよ」

「射撃訓練とかもしてるのか?」

「にぃの見つけた地下で陸軍さんみんなやってるよ」

「知らんかった、なら大佐のところにそれ届けとけよ~そうすりゃあの人届けてくれるから」

「うん、ねぇにぃ」

「うん?まだなにか?」

「一週間くらい気をつけて、あまりよくないことが起きそうだから」

「・・・ああ、わかった気をつけとく」

 

穂花はいわゆる予知夢のようなものをもっていてよくない夢を見ると高確率でその通りになる

これには一度助けられていて「お兄様に車がぶつかってくる夢を見た」と言った三日後にほんとに接触事故にあったことがある

アイツのは本物だ、俺のような紛い物ではない

妹の進言を聞き入れるのは兄の務めだし、信用できるものだからな

念入りに二週間位は気を付けるか

といったところでまぁ気を付けるようなことしないんだけどね!

 

「さて、どうやって言い訳すっかな~」

 

 

(兄様、昔から嘘が嘘じゃないんですから)

「さて宮崎さんのところに行こうかな♪」

「・・・ん?あの子雰囲気が違うな、確か・・・あれ?誰だっけ?まぁなんにせよ要注意だね」

 

「大佐さん!」

「ん?あぁ穂花くんか、書類かい?」

「うん、まぁ後は宜しくお願いします!」

「公の場では敬語にしなさいよ?」

「気を付けます!」

(この子本当に大丈夫だろうか)

「そういえばここ二日で何発撃った?」

「・・・多分、三百発くらい?」

「そうか、だとすると毎月千発くらい頼んどくか」

「何故です?」

「一月大体三日くらいしかやらんのだよ、射撃訓練」

「そうなんですか!?」

「それに憲兵は発砲の機会自体がそもそも少ないから二月に一度くらいで足りるしね」

「へぇ、では少し工廠へ向かいますからまた~」

「バイバイ」(あれはぞっこんになるわ、提督さん)

 

「さて、明石さんとこいこ」

 

 

「明石さーん?どこですー?」

「ここだよ、穂花ちゃん」

「次は何をします?」

「時空間転送装置はね、まだ完成してないんだよ」

「なんで一々漢字でいうんです?タイムマシンでいいじゃないですか」

「専門家ぽくないでしょ?かっこよければ何でもいいのだ!」

「確かにそうですね」

 

 

「さて、まあ気を付けるとはいってもどうしようもないんだよなぁ」

「ブービートラップとかならいざ知らず『なにかわからんがまぁ気を付けろ』じゃあ無理だろ」

「提督、小包が届きました」




明石の科学は世界一チイイイイ!!
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