艦隊刀記録   作:飛行士

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明けましておめでとう!(もう遅いけど)


復帰

「では、提督殿ここが本日の宿泊所(ホテル)です」

「高速にあれからすぐ乗った後に帯広までで六時になるとは思わなかったぜ」

「まあ一部混んでましたからね、仕方ないといえば仕方ないでしょう」

「あそこまでガッツリとは…」

「そんなことより早く入りましょう」

「そうだな」

 

 

「提督殿のお部屋はこちらになります」

「山口兵曹長はどこ行くんだい?」

「隣の部屋で待機しています」

「なら何かあれば隣に行けばいるのだな?」

「そうであります」

 

というわけだが、ほんとに二日になるとは思わなんだ

こっちに来るときどうやって来たんだか(いやまあ多分ドクターヘリ的ななんかだとは思うが…)

 

「まあいっか、どうせなんも起こらんし休暇だとでも思うか」

(なあお前よく生きてたな)

(いくらなんでもその言い方はないと思うぞ?)

(まあいいじゃん、結局無事だったんだし)

(そういやお前俺のこと動かせなかったのか?)

(一回やってみようとしたんだが無理だった、たぶんお前自身から変わるか半覚醒状態でしかできねえんじゃねえかな?)

(まあつまり寝起きでしかお前が出ることは出来ねえってことか)

(ああ、にしても上官口調出来ないんだな)

(人に偉そうに出来る様な奴じゃないからな)

(だろうな)

 

穂花や灯、鎮守府のみんなは大丈夫だろうか?まあ、加賀さんや大淀さんに幌筵の方には長門もいるから大丈夫だろう

今気にしても意味ないのだが、どうしても気になってしまう

さてと夕飯を買ってくるか

 

ということで近所のコンビニに来たのですけれど…何で明太子がないんですかねぇ!(半ギレ)おにぎりと言ったら明太子だろ!(ほかのおにぎり好きにケンカ売るスタイル)なら黒色の炭酸飲料は?と思ったらこれもまた売り切れ!このコンビニはやる気あるのかと思いつつツナマヨを買って帰る

まあ五月終わりのもう六月と言っていい時期でようやく六時半過ぎに日が沈む北海道だが、一応心地よく感じる様な気温になってきた

 

二十分ぶりに戻ってきた部屋でもしゃもしゃ一人食べるツナマヨは何故か悲しみの味がしました

やることないと人間死ぬほど暇なんだなと感じるわけですが、とりあえずテレビでも見ようと思います

 

「ここの所海軍五大鎮守府がある横須賀、舞鶴、呉、佐世保、大湊では反戦デモが散発しており、警察が対応に追われています」

「へえ、まあ辺境提督にゃ関係ねえな」

「デモ隊の主張として膨れ上がる軍事費の割に一向として目立った動きの見せない海軍は早く何かしら実績を示すべきであり示せなければ海軍を潰すといった弱腰の軍部を批判するものが大部分を占めます」

「まあ暇だし九四式でも見つつ寝るかなぁ」

 

「さあやって来ましたよ、純白の部屋なんですけども!空だけは今日も綺麗です!」

「なに馬鹿なアナウンサーやってんだよ」

「おま今どっから!?」

「お前が見上げた空からだが?」

「鷲が降ってきたと思ったらお前だったのかよ!」

「まあな!・・・んで?作戦は?編成は?」

「決まらんのだよそれが」

「お前大丈夫かよ、本来は半年前から準備しとくもんだろ!?」

「最終的な備蓄量も分からんのに立てられる作戦があるか!阿呆」

「んで?備蓄はいくつになる予定だ?」

「燃料1kL、弾薬7000発に補修用鋼材6000、アルミ20000だな」

「アルミだけ多いな」

「北の担当はうちらだけでな、制空権取るには戦闘機が山ほどいるんだよ」

「火力増援も見込めないしな」

 

そいやこいつって心なしか、もしくは俺に縁がないせいか分からんが線が細く見える

あれか?可愛い系男子か?・・・ごめん、ないわ

 

 

「あぁ、死ぬぅ起きたくねぇよ引きこもりてぇよ~」

「提督、朝であります」

「うん、着替えるから待ってて」

 

「で、メルセデスの中でコンビニおにぎりってどういうスタイル?」

「いいじゃないですか、しかもC117ですからね」

「それって高いのか?」

「知りませんよ官用車ですしね、まあ将官用よりは安いんじゃないですか?」

「そう、でいつ着きそう?」

「そうですね多分六時くらいかと」

 

「んで、昼前にはフェリー発着場まで来たわけですな」

「ではここで、あとはそれにのって択捉島まで行けば単冠湾の人が迎えに来てくれるはずです」

「了解」

 

「あぁ~ゆったり気持ちええんじゃ~」

 

船に揺られて四時間ほどたって択捉島に着いたんだが、なぜ海軍士官の出迎えが陸軍憲兵の士官なんだよおかしいだろ

 

「如月提督、お迎えに上がりました」

「大佐、頼むから止めなさい」

「良いじゃないですか、まあ乗ってください」

 

そう言って俺をくろがね四起の助手席に乗せてくる宮崎大佐だが・・・あんた仕事はどうしたんだ

 

「提督、あなたを撃った朝潮だが俺達の宿舎にある営倉で絶賛監禁中だ」

「まじですかい」

「まあ海軍士官、上官を暗殺しようとしたんだから本来はその場で射殺なんですけどね」

「しようとじゃないさ、俺がさせたんだよ」

「ホントあなたって人は分かりませんね」

「落ち着かせる為にゃ仕方のないことさね」

「そんなものですかね?」

「そんなものです」

「提督!」

「お迎えですな」

「あぁ」

 

そう言いつつ正門前で車を止める大佐さんマジカッケェぜよ

 

「提督、二ヶ月も空けずに早く帰って来てくれれば良かったのに」

「すまんな、仕事丸投げして」

「いえ、お帰りなさい提督」




帰ってこれたぜ
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