艦隊刀記録   作:飛行士

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一体いつマトモになるのか・・・
お待たせしました!


秘密

「うーむ、ここに寄ってから手前のアッツ島でロシア艦隊と合流するから…航路はこれでいいのか?わからん!作戦の順番はこれで決まったから…」

「そういえば、陸軍さんも恐らく来るだろうから準備しとかなければ…」

「ふぁぁぁ!めんっどくせぇぇぇ!っざけんなよ!誰だよこんな作戦考えたのどこのどいつだよ!俺だよ!畜生め!っはぁはぁ」

 

 

「さてと、空に言われたからには鍵を開けに行かんとな」

「…姉様、そこで一体何してるの?」

「っ!ビックリしたぞ?妹め!」

「それで何しに来たの?」

「朝潮を出しにな」

「…そうなんだ」

「あぁそれと空に会いに行ってやれよ?」

「うん」

「どうしたそんなに暗い顔して」

「何でもないよ?」

「そうかならいいんだが」

「じゃあ行ってくるね」

「ああ」

「…どうした?いかないのか?」

「やっぱり無理だよ、兄様のところになんて行けないよぉ」

「はぁ、手のかかる妹だまったく」

 

 

「WTF!なんで一々大本営まで作戦計画書を送らなければならんのだ!」

「にぃ、ちょっといい?」

「あ?穂花か、いいぞ」

「…あのね?言いたいことがあるんだ?」

「ん?」

 

妹が泣きそうな顔で姉と一緒に執務室まで来た

俺は何か前世でやらかしたのでは?と思うほど帰ってきてから一時間も経ってないのに二人に泣かれるという不幸

そんなにこの阿呆の何が良いんだ?皆のことを泣かしたくて来てるわけではないんだがな…

 

「二ヶ月前助けられなくてごめん…なさッグス」

「ああもう泣くな泣くな、ほら無事に帰ってきたからいいだろ?ほらこっち来て」

「嫌だよぉ…もう居なくならないでって約束したのにぃ」

「…いいか?あれはな?撃たれたんじゃない、撃たしたんだ」

「嘘言わないでよ!兄様なら撃たれる前に対処できた!撃たれても急所を狙われるようなことしないでしょ!?」

「…」

 

穂花は俺の胸の中で俺の顔を見てくる

 

「私は兄様が死んじゃうんじゃないかって心配だったんだよ?」

「すまない」

「兄様は自殺願望でもあるんじゃないかってくらい突っ込むんだから絶対突っ込んで行かないでよお願いだよ?」

「あぁ、姉さんもすまないな本当に」

「取り敢えずその服はクリーニングだな」

「・・・じゃ宜しく」

「私はそろそろドイツに戻らないといけなくなった」

「どうしたんだいきなり」

「友人の誕生日会をするらしいんでね」

「嘘つくな、姉さんは嘘をつくとき必ずズボンのポケットに手を入れるんだ」

「・・・ふぅ仕方ないか、仕事さ」

「仕事なんてしてたのか?」

「してなかったらどうやって銃の金立て替えたんだ・・・」

「まあそうだよな」

「何の仕事かは言えないがな」

「ホント姉さんは昔から秘密が多いよな」

「知ってるか?女は秘密が多い方が良いらしいぞ?」

「告白されて秒でフったことのある奴がよく言うぜ」

「仕方ないだろう?当時は気になる人が居たんだ」

「じゃあこれ頼んだ」

「ああ、優秀な姉に任してくれ」

「よろしく、さあ計画書上げなきゃ」

(なあ本当に大丈夫か?)

「何が?」

(妹さんだよ、このままじゃ引きこもりかねないんじゃないか?)

「安心しろ、あいつは俺と違って強いし夕飯時にはいつもの明るい女の子だよ」

(そうか)

 

 

沈黙が支配する執務室で一人話す提督は何処か哀しそうな雰囲気を纏わせている

そんな中、木で出来た無駄に重厚感のある扉の前で壁に背中を預け前に抱える書類に視線を落としている人影があった

 

 

「・・・なあ、そこに誰か居るんだろ?入ってこいよ今暇なんだ」

「いつから気付いてたんです?」

「穂花達が入ってきた辺りからそこに居たろ?」

「えぇまあ、入るタイミングを見失ってしまったので」

「んで大淀さんや、お願いめっちゃ手伝って?!」

「今までのシリアルな雰囲気ぶち壊しですね?」

「仕事終わんねぇんだよ、誰だよ二ヶ月寝てたやつ」

「あとシリアスな、シリアルってなんだ美味しそうだな」

「分かりました、何をすれば良いですか?」

「海図に作戦経路書いてくれ」

「まぁ提督の絵心は地獄の産物ですからね」

「ボロクソ言うなよ」

「事実ですからね、例の場所はどうしたんです?」

「書類は病院行く前に提出した」

「そいや大淀さんこの仕事終わったら一週間休んでくれ、隈でひどい顔だぞ?」

「誰のせいだと・・・まあでも休ませて頂きますね」

「すまないな、去年君らにゃひでえことはしねぇって言った筈なんだがな」

「良いんですよ、なんやかんや言っても皆好きでやってるんですから」

「まぁ、常に六、七十人は暇と言っても良いんだがな」

「何かしら業務やってますよね」

「駆逐艦達は花壇の整備やら自分の部屋の片付けやらやってそれを艦娘みんなでやるから休まねぇしな」

「まあここじゃそれが一番効率的な休み方ですからね」

「これってうちの環境不全な気がするんだが」

「ですね」

 

休みが休みじゃない日本人の気質を再確認した空だった




もしかしたら大規模改装で一話以外非公開にするかもしれない・・・
もしそうなれば今より小説なモノを届けられるはず!
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