艦隊刀記録   作:飛行士

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何だろう最近gdgdしてる気がする


パイロット提督、異世界で撃墜される
撃墜


さて、俺は九七式艦攻に(妖精として)搭乗して捜索海域上空を飛行中である

まあ俺は飛ぶのが好きだから操縦手として乗っているのだが、この中で階級の一番高い俺が機長とかいう不本意である

 

「フフーフフンフン」

「機長、少し静かにしてください」

「はい」

「ですが先ほどのは雪の進軍ですね」

「よくわかったね」

「機長!!」

「うん?」

「大変です」

「何が」

「大海原にいたはずが急に陸地に」

「そんなわけないだろ。周りに陸無いし」

「本当です」

「うそうsってえええ!!」

「本当だ!陸になってる」

「何してたんですか?」

「無線機を持って来ていてそれをラジオに使ってたりして」

「正解!何で分かったの?」

「勘です、てか操縦に集中してください」

 

銃手に怒られました……( ・ω・)

 

「提督!三番機ィー!」

「はいはいなんですか?」

「鎮守府らしきもの発見!!」

 

そう無線機から聞こえて来たと思ったら……

 

「あれ?一番機!右翼が炎上しているぞ!!」

「マジかよ!!これは翼が折れるヤツだな、俺らは脱出する!」

「おう」

 

赤レンガの建物にライフルを構えたメイドさんがいる

まぁまさかねと思っていたらメイドさんが発砲

 

「は?嘘だろ!?左翼被弾!!飛行不可!脱出する!」

 

冗談であってほしい、ライフルで飛行機撃墜とか正気じゃない(日本軍に居た?気にすんなそんなもん)

そんなこと考えてる間に四番機も撃墜

 

「あと俺らだけか」

「電信妖精さん三機の撃墜場所記録して」

「了解」

「えっ?」

「機長、左翼に被弾。俺の真上のガラスを割って行った」

「燃料が漏れてる」

「更にもう一発被弾!」

「駄目だな、皆脱出するぞ」

「「了解」」

 

バシュッと飛び出すと同時に翼が折れた、危ねぇ

一応これまた鎮守府にあった九九式小銃を持ってきたが

「着地と」(前に消滅がどうたら言ってたけど俺は大丈夫なのか?)

そう思いつつ解除薬を飲み、スコープの倍率最大にして一発装填、発射

 

「いったな」

 

すると左にズレてメイドさんの右頬1mmを通過

眉間を狙ったんだがな…

 

「くっそ」

 

そしてまた覗くと、こちらに銃口を向けて撃って来ました

能力持ってて良かったぜ反射神経の反応速度を上げてスコープから目を外す

 

「チッ、スコープが!」

 

スコープ破砕したんだけど

 

「なら視力をと」

「やべ」

 

銃口を直撃したのですぐ放り投げて伏せたら一瞬で爆発した

 

「なんでだよ!だったらこの九四式で!!」

 

まずはここから逃げる

200mほど逃げてから走り撃ち

 

「何で当たんないんだよ!!」

 

見事に六発外す

 

「あと一発か」

 

 

「この人寝てて大丈夫か?」

 

あのあと10分ほど走ってこの建物の正門前まで来た

走って入ると波音に止まれと言われた

すると意識を切り替え波音が残りの一発を撃った

シャコンと網が吊り上げられた

 

「危ないな」

 

そのまま歩いていくと急に重力が消えた、というか落ちた

 

「ヤバい」

 

着地失敗、足折った

いつも笑って過ごすようにしているがこれは笑えない

足があらぬ方向を向いとる

 

(波音くんや足直して)

(ヤダめんどくさい)

 

うそやん、終わった

するとコツコツと足音が聞こえてきて俺の前で止まった

暗くてよく見えないが人ということはわかった

 

「ここは……どこですか?」

 

初見の人には普通敬語、これ人間の常識

 

「紅魔館の牢屋です、私は弥生人間だった者です」

 

人間だった者?ならあんたどういう存在なんだ?

そんな疑問を抱えながら自分も自己紹介した

 

「俺は如月空です、日本海軍の提督やってます」

 

ってか弥生?ちょっと待て同じ名前のやつが知り合いにいたような

 

「まああとは咲夜さんに聞いて下さい、それじゃ」

「え?ちょっ、待っ」

 

咲夜さんて誰?もしかしてあのメイドさん?

コツコツとまた足音が聞こえて来た

 

「あの」

「はい」

「私は咲夜と申します、銃の方を預かりに参りました」

 

まぁ普通捕らえてるやつに武器は持たせないわな、ということはここでは捕虜になるのか?

 

「分かりました、はいどうぞ」

 

俺は九四式をホルスターに入れ渡した

 

「物分かりが良くて助かります」

 

なんだろう可愛いんだけど目が笑ってなくて怖い

やはり侵入者に慈悲はないということか

 

「では」

 

しばらくしてまた足音が聞こえて来た

弥生と咲夜さんと海軍の輸送妖精さんだった

 

「提督!迷惑掛けてないで帰りますよ」

「え俺の心配は?足の骨折れてるんだけど」

「知らないですよ勝手に出撃して怪我しても」

「マジか…酷くねぇ?」

 

まぁそうだよな普通司令官や提督といったら鎮守府で指揮してるもんな

というか君達行動早いな

 

「茶番は他所でやって下さい」

 

怒こられました( ;∀;)

 

「あ、すいません、それはそうとどうやって帰れば良いんですか?」

「紫っていう人が貴方達に接触する筈です、その人について行って下さい」

「分かりました、うちの提督が迷惑掛けてすいません」

「ほんの気持ちですが、うちの鎮守府の電話番号です」

 

電話番号渡してどうする?何でも屋ってか?そもそもまたここに来れるか分からんのに……

 

「それでは、ご迷惑をおかけしました」

 

背負われた、凄く雑に

その後荷台に載せられ応急処置を受けた

そういえば自分で治せるんだった、五分で治したった

 

 

まぁあれから本当に紫という人がきて帰り道を教えてくれた

そして何事もなく終わった

 

「あっ九四式置いてきた」

 

終わった、もうあんな所は行きたくはない

だって怖い人達いるんだもの

 

「まぁいいや」

 

そうして長い長い10月のとある1日が終わった




         魔亜智の小説

         「東方銃憶録」


2019/01/18一部変更

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