1000mからでも仮想敵のチハ、2号、3号4号を貫通することができる
この世界観ではライヒ戦車の天敵
しかしながら徹甲のみ、榴弾がないという英国面炸裂のため対戦車砲、歩兵相手にはほとんど無力になる
ちなみに
この世界観では95式軽戦車が日本の売った最新鋭機
相手はライヒの1号や組合のマーク6軽戦車や戦時中のFT-17
タンカスロンみたいなもんだ
誰かが言った、「この戦争はすべての戦争を終わらせる戦争だ」戦争は今も続いている。
人間の理不尽な野望や征服欲はたかが数千万人が死んだ程度では小揺るぎもしない。
戦場に冒険などなく、あったのは恐怖と狂気。
誰もに訪れる死という現実。
どうも皆さま、こんにちは。
ターニャ・デグレチャフです。
この度、中華民国独立派:通称雲南軍閥に対する懲罰爆撃が決定されました。
なので報復として重慶にナパーム弾をぶっこむわ、と聞いた時には耳を疑いましたね。本当に。
だめだ、この世界の人間はみんな戦争で頭おかしくなってる。
この世界ではジェネーブ条約そのものが存在していないのでBC兵器の使用基準は第一次世界大戦並みにガバガバです。
サリンも炭疽菌も(万トン単位で)あるんだよ♡
こんな作戦に従事したことがバレれば下手に人権がどうたらこうたら歌われる時代になったら犯罪人なので正直気が進みませんが、上からの命令には従わねばならんのが雇われものの辛いところですな。
ま、勝てばどうとでもなる。
「こちらアルバトロス1、間も無く重慶上空に到着する。
ピクシー小隊は本機に先行して敵の迎撃機を叩け」
「ピクシー1了解。行くぞ、2。遅れるな!」
『2、了解!」
ドイツ軍のHe51戦闘機を加速させて前方警戒に当たると、案の定というべきか敵からの迎撃機が上がってくるのが見えた。
軍閥程度に航空戦力を養成する力があるとは思えないから、どうせサンディカリズム勢力か日本のお雇いパイロットだろう。
エリア88みたいなことしてんな。
「見えた!1時の方向、複葉機20!多いな…
あれは…サンディカリスト御用達のブリストル ブルドッグ」
既に時代遅れの旧式だ。こいつも人様のことは言えないが…
「ピクシー2、私に続け。訓練通り無理はせずに高度を保て、一撃離脱を心がけろ」
『りょ、了解!』
こっちの方が最高速度で勝る、見れば他の味方機も積極的に仕掛けるつもりらしい。
ゆらゆらと飛ぶブルドッグ戦闘機もこっちを確認したのか散開して仕掛けてくるようだ。
だがこっちの方が優速だ、慌てて出たのか連中高度が取れていない。
「素人が、慌てて高度を取ろうとしてもな!」
高度を取ろうとして運動エネルギーを失った機体に機銃弾を撃ち込むとあっさりと燃えて落ちていく。
「伍長、私から離れるな!ドッグファイトに巻き込まれたら負けるぞ!」
一撃離脱のセオリーに従って、たとえ外しても深追いせずに上昇しエネルギーを保持する。
するとまたもや通信が入った
『gggggg、護衛機へ!そいつらは囮だ!爆撃機隊の方向に更に機影を確認した!』
高度15000を220kmで飛ぶ爆撃機を迎撃するには330kmは出せる機体が必要だ。
「見えた!くそ、追いつくか?早いぞ!」
ホーカーフューリー、複葉機ながら高高度迎撃に向いた高速戦闘機だ。
4機が飛行機雲を引いてこっちの上を飛んでいくのが見えた。
「ここからでは追いつくのは私達だけだ!ピクシー2、ついてこい!」
スロットルを全開にし、エンジンが焼け付くのにもかまわず全力飛行。
ここで爆撃機が落とされたら、私の評価欄にも傷がついてしまう。
何しろ爆撃機は戦闘機よりもよほど高価な兵器なのだからな。
「くそ!一体どこからこんなに湧いてきやがった!撃て!撃て!」
爆撃機からは悲鳴のような無線が流れてくるが、貧弱な機銃しか装備していないJu52では無理があるらしく護衛のHe51が落とされるとバシバシと撃たれてザルのようになる。
そもそも防御も速度も貧相なあの機体で爆撃というのが無理があるとは思うのだが、あるものでなんとかするしかない。
幸いにして向こうの7.7mm機関銃程度ではなかなか爆撃機は落とせないらしく
こっちが後ろにつくと慌てて回避機動に移る。
「遅い!爆撃機相手に夢中になってはな!」
バリバリとこっちの7.92mmが吠えると翼をもがれたフューリーはくるくる回りながら落ちていった。
セレブリャーコフ伍長も他のフューリーを一機落とすと他の機体も敗走を始めた。
「助かったピクシー1、被弾した機体は爆弾を捨てて帰投せよ。
これより軍事施設に対する爆撃を開始する」
Ju52が爆弾をポロポロと落とし始めると眼下の木造建築物に着弾していく。
高度2000mからでも炎が上がり肉が燃える匂いがしてくる。
爆弾の破裂する音と、聞こえるはずもない人の悲鳴をバックグラウンドにして我々は基地へと帰投する。
「ピクシー1よりアルバトロスへ、当初の目標の軍司令部の炎上を確認。
当初の目標は破壊されたと判断する」
『了解…残りの爆撃機は軍需工場に割り当てる、引き続き観測せよ』
この日、雲南軍閥の首都・重慶に対する懲罰爆撃が実施された。
炎上した家屋多数、軍事施設並びに軍需工場の破壊を確認。
戦果、極めて大と判定。