今日、漫研部とラノベ部の部長が『作品ができた』と言われ、放課後にラノベ部の部室に来ていた。この二人は僕たちが部活動見学に来た時に、喧嘩がお互い喧嘩をしたが最終的に僕とヨハネを題材にして、それぞれが作品を作ることになった。今横でへらへらと笑ってる腹黒委員長のおかげでな。
「二人とも、楽しみだね!」
「「どこが!!」」
「えー?絶対楽しいと思うよ。」
「君はそうだろうな!どうせ僕たちのことをおもちゃとしか思ってないんだろうな!」
「えっ、うん。」
「否定もしないのね。」
「だって否定しても無駄だろ?」
「そうだな。」
「だったらいいじゃん。」
「開き直りやがった。」
「最低ね。」
「えーそこまで言わなくても。というか君たちそこまで意気投合してるならさっさとくっつけばいいじゃん。」
「「はあ?!」」
「どうしてそうなるのよ!」
「そ、そうだ!なんで僕たちが・・つ、付き合わなくてはならいなんだ!」
「あれれー津々宮君どうしたのかな?ちょっと動揺してるのかな?いやー津々宮君も思春期の男の子だね。」
「フフ、さすがのあなたもこのヨハネの魅力にはかなわなかったようね。」
「くっ・・。」
僕が動揺したのはこの前君がつぶやいた一言のせいだよ、ヨハネ。僕はそう言おうとしたが言葉を飲み込んだ。言ったらまた藤崎に遊ばれそうだったから。くそ、口惜しい。今まで僕は弄る方だったのに、いつの間にか弄られる方になってしまった。くそったれどもが・・。
そんなことをしていると部室塔の中にあるラノベ部に着いた。扉の前に行くと、それぞれの部長がお出迎えをしていた。
「よく来たな。さあ、俺の作品を堪能してもらおうか。」
「いいえ、僕たちの作品の間違いですよ。」
また喧嘩を始めそうな二人を見て藤崎が動いた。
「お疲れ様でーす。落ち着いてください二人とも。まだ戦いは始まってませんよ。」
「そ、そうだったな。今は落ち着こう。改めてよく来たな津々宮、津島。」
「僕たちの作品を読むには、彼らが一番ではないといけませんからね。藤崎君よく連れてきました。」
このあと、僕たちは流れるように部室の中に案内された。中にある大きな机の上には二つの原稿用紙が置かれていた。この二つが先輩たちの作品だろう。そしてこれから僕らが抹消すべきもの。
「とりあえず、かけてくれ。」
僕たちは作品が置いてある方の席に座った。
「あの、この原稿用紙って今回の作品ですか?」
「ええ、そうですよ。」
「じゃあ、ここに書かれているのは私たちを題材を題材にした作品なんですよね?」
「もちろんです。中には二人をモデルにしたキャラが生きている、とも言えますね。」
「「はあ・・。」」
二人そろってため息が出てしまった。まったく、なぜこうなったんだろう。せめてこの前の土曜日より前に完成してほしかった。あの日より前ならまだあまり意識せずに済んだだろうに。少し憂鬱になっていると先輩が後ろから話しかけてきた。
「さて、そろそろ審査に移ってもらおう。君たち2人が審査員だ。さあ、どちらが優れているのか、君たちが決めてくれ。」
しょうがない、読むか。僕とヨハネがイチャイチャしてラッキースケベなことが起こるようなら大きく減点してやろう。
「どっちから読む?」
「長そうな方からにしましょう。」
「となると普通に考えてラノベの方からか。」
僕たちは同時にライトノベルに手を伸ばした。
今回は3部構成になっており、次のパートは先輩が書いたライトノベルの序章がのっています。何となく、暇があれば見ていただけると幸いです。