クラフターインアビス   作:黒い渡り鳥

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黒い渡り鳥です!

外に出るのが辛い程の寒さを感じて来ました…
これから雪も本格化してくるでしょう。

未だにタイヤ交換をしてない私の運命は如何に。

では、始めます!


第5話 情報と監視基地

現在私は爆破被害に遭った場所から一通りアイテムを回収してその場を離れ、小さな小屋を作っていた。

とても小さな建物な為、形が所謂[豆腐]になってしまったが問題ないだろう、誰かに見られる訳でも無い。

小屋を作った理由の1つは今までに手にしたアイテムと情報の整理である。

もう1つは休憩である、何だかんだ休憩ばかりな気もするが、これくらいゆっくりでも良いだろう減るものでもない。

(腹が減っても食糧なら腐るほど有るしな)

 

さて、まず最初は入手アイテムの整理と行こう。

まずはこの[小さな本]だ、これはとても重宝するアイテムだ、いつでも見れる様にインベントリに入れておく。

次にこの[深度計]だ、これはどうやら海抜0mから計測されてるらしくアビスに潜った探窟家が自分の現在位置と深度を計るための物と思われる。

中々良く出来た物で[F3]の座標と見比べても余り誤差が無い。

だが私には必要無いな、これはシュルカーに入れておこう。

他にも色々と有ったが気になる物はこれくらいで、後はこの小屋に置いたチェストに突っ込んでおく、さてお待ちかねの情報整理だ、早くしないと忘れてしまう。

階段ブロックの両脇に看板を張った簡易的な椅子に座り、[小さな本]を読み始める。

[小さな本]に挟まっていた地図によると私は現在、[深界二層]深度1500m付近の[誘いの森]に居るらしい。

このまま下に行けば、深度2540mに[監視基地]が有るがまだまだ先だろう。

[監視基地]が有る場所は[逆さ森]と呼ばれ、地形が逆転した森が存在してるらしい、これは少し気になるな、[一括破壊]するとどうなるだろうか、楽しみだ。

 

そしてこの冒険の障害となる[アビスの呪い]にも理解を深めて行こうと思う。

あの時は症状が判れば良かった為、大部分を無視したが…どうやら症状にも幾つか種類が有るらしい。

しかも深く潜る程に深刻な症状が出てくる、厄介極まり無いな。

 

第一層から地上に向かうと[軽い目眩と吐き気]が呪いとして出てくるらしい。

これについては殆ど気にならなかった、恐らく症状が出ても私には悪くても5秒程度しか効果が無かったのだろう、探窟家から逃げるのに必死で全く気がつかなかった。

 

第二層はあの時の症状らしく[重い吐き気と頭痛、末端の痺れ]と書かれている。

私には[痛覚]も無ければ、何かに触れた際の[触覚]すら無い為、あの様な形で出たのだろう。

 

第三層では[上記に加え平衡感覚に異常、幻覚や幻聴]とある。

平衡感覚については[船酔い]が出た時点で無いも同然な為、問題は幻覚や幻聴だろう。(船酔いも大問題だが…)

突然目の前にクリーパーが見えたり、耳元で「シュー…」など聴こえよう物なら私は発狂する自信がある!

 

…第四層はなんだ?[全身に激痛、穴という穴から流血]…此方の方が症状が軽く感じるのは私(クラフター)だけだろうか?

だが激痛となると恐らくダメージも受けるだろう、満腹度には注意しなければならない。

流血については不明だが、体を潰されようが、貫かれようが、今まで一度も血を流した事が無い為、きっと大丈夫だろう。

 

うーむ…第五層は[全感覚の喪失、それに伴う意識混濁、自傷行為]か。

五感を失うのは厳しいな、症状としては[盲目]にSEをoffにした感じだろうか?意識混濁はどうなのだろうか、そして自傷行為…体が勝手に紐無しバンジーでもし始めるのだろうか?それはそれで面白そうだが…

 

そして第六層[人間性の喪失、もしくは死に至る]だな。

ゾンビにでもなるのだろうか?だが死に至る可能性があるのなら注意する事に越したことは無いだろう。

 

最後に第七層…[確実な死]…

これは酷いな、此処まで来るとベットのリスポーンと、[森の洋館]のmob達から手に入れた[不死のトーテム]による完全ゴリ押し攻略になっても仕方がない。

 

この時、私は[アビスの呪い]を恐ろしく思いながらも[shift連打]で中腰になったり元に戻ったりを繰り返し、2ブロック程度しかない狭い小屋の中で連続ジャンプを行い天井に頭をガツガツぶつける程に興奮していた。

 

なんて攻略意欲の沸く洞窟なんだ…!

 

 

▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

 

 

あれから時間が経ち、興奮の余りmob達を肉片に変える作業を続けていた私は落ち着きを取り戻して再びアビスの底を目指す冒険を再開した。

 

小屋から外に出て先に進むと川辺の魚が跳ねているのが見えた。

丁度良い、この森に訪れるのは今回が最初で最後になるだろう…(そんな気がするのだ)

このアビスに潜って最初に食べたのはあの魚[ガンキマス]だったか、名前は本に書いてあった。

今のうちに一匹確保して、この[アビスを攻略]したら最後にあの魚を食べよう。

ちょっとした目標の様な物だ、[自由過ぎる世界]を生きてきた私は、常に自ら目標を立てて行動してきた。

これもその一つに過ぎない…よし、釣れた。

 

この行動に…ビチビチ…意味が有るかは不明…ビチビチ…だが、きっとこんな小さな事でも…ビチビチ………ビチビチ

 

黙れ黙れ黙れ!

 

この世界のmobはどうしてこんなにタフなんだ…

 

兎に角…[自由過ぎる世界]は決して[自由]などではなく何かしらの目標が無ければ[不自由な世界]と変わりは無いのだ。

クラフターとは[目標]が無ければ生きて行く事の出来ない、そう言う生き物なのだ。

動かなくなったガンキマスをインベントリに入れて、先に進む。

 

暫くして座標を確認してみると、現在は深度2400m付近[空の狩り場]と呼ばれる場所だろうか、地図によるとこの下に[逆さ森]が有るらしいが…

中腰姿勢で下を覗くと驚く様な光景が目に入った。

 

水が逆に流れている、私の世界でも見たことの無い景色だ。

 

ここが[逆さ森]なのだろう、間違い無い筈だ。

 

▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

 

逆さまの木を足場にして更に先に進む。

途切れた所は原木を足場にして橋を掛けて、木と木を原木で繋げて行く。

 

ゴッ…

 

頭に何かが当たった、遠距離攻撃を行うmobも居るのか?

後ろを振り向くと、今までとは少し違うmobが木の根元に密集していた。

すると一匹、また一匹と此方に近づいてくる、咄嗟に弓を構え、引き絞り、放った。

が、風が強く思った方向に飛んでくれなかった…

すると、今のが挑発に見えたのか一斉にmob達が私に向かって来た。

面倒な事になったなと思いながらも、私は内心穏やかだった。

否、むしろ興奮してたのかもしれない。

 

mob達(後から調べたがコイツらは[インビョウ]と言うらしい)は私が通って来た木を渡り、此方に近づいてくる。

私は足場の木の上に土ブロックを置くとその上に乗り、インベントリから[鉄の斧]を取り出す。

 

 

そして木を[伐採]した。

 

 

するとどうだろうか、木葉一枚残すこと無く木は[消滅]し、原木で繋がっていた木々も一気に姿を消した。

それを足場にして此方に向かって来ていたインビョウ達は、何が起きたのかも理解出来ぬまま下へと落下して行った。

 

これが[一括破壊mod]である、斧なら原木を、ツルハシなら石や鉱石を、シャベルなら土や砂を、一気にアイテム化してくれる優れ物だ。

久しぶりの大規模伐採に満足して先に進むと、木製の橋が見えてきた。

 

橋に到着したが、お世辞にも良い橋とは言えない[地獄渡り]とは良く言った物である。

だが先程大量の木材を手に入れた為、ここは1つ、安全な橋に改造しよう思う。

 

インベントリから作業台を設置して原木を[木の板]にクラフトし、そこから[木の棒]をクラフト、そこから更に木の板と木の棒を組み合わせて[柵]をクラフトする。

後は[地獄渡り]の橋を木の板で補強しつつ、両脇に柵を設置して行くだけである。

少し時間が掛かるが気長にやっていこう、[監視基地]は逃げたりしないさ。

 

橋を改造するのに夢中な私は、此方を[監視]している存在に気付く事は無かった。




第5話 いかがでしたか?

仲間内でMinecraftをやっていると、小説に使えるネタがちょくちょく出て来て大助かりです…

でもMinecraftばかりやってると小説が書けない罠()

メイドインアビスからネタを拾うのも中々大変です(笑
ちゃんとクロスオーバー出来てるか不安ですが、この小説に興味を持って下さった読者の皆様、これからも気長にお待ち下さい!

(皆様に「ご期待下さい!」と言える度胸と腕前がいつか欲しいものです)

ではでは~

2018/3/1
活動を再開しました、詳しくは活動報告をご覧下さい。
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