ストライク・ザ・ブラッド 誓いの光の巨人   作:カラムイラス

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7話 スターボルト

『天空より光りと共に現われり。ウルトラマンアイン、スターボルト。』

 

 俺は自身の姿を現すと、それを口にする。それはこの姿になったとき、自ずと出てくる言葉だった。しかし目の前の怪獣は此方の言葉など一切聞いているはずも無く、体勢を立て直すなり、此方を睨んでくる。それに対して俺も怪獣を睨む。どの怪獣と宇宙人が合成されているか観察するように。

 

『これは・・・・。バルタン星人か? それにあの下半身。あれはレットキング? いや、四足だからEXタイラントか。面倒な』

 

 愚痴りながらも俺は戦うために、構えた。

 

「GAAAA!」

 

 怪獣は雄叫びを上げ、再び、上陸しようと足を進めてくる。

 

『させねえよ』

 

 俺はその進行を阻止するため、駆け足で海に入る。

 

「ヴィア!」

 

 こいつの動きを止めるため、力強く怪獣の両肩を掴み、怪獣の腹にキックを繰り出す。

 

「GIAAAA!」

 

 もろにキックを受けた怪獣は徐ろに下がろうとする。しかし俺はまだ両肩を掴んだまま。

 

「ヴィィ、アア!」

 

「GYAAAAA!」

 

 今度は怪獣を片手で押さえ、チョップを繰り出す。しかしそれはあまり聞いていない様子だった。

 

「GIBOOOOO!」

 

 怪獣は俺の腹に両腕のハサミを開いて向けた。つぎの瞬間、咆哮と共に開かれたハサミが卑しい光りが放たれた。

 

「ヴィアアアア!」

 

 その光りをまともに受けてしまい、俺は湾岸まで吹き飛ばされた。

 

「GIBOGA!」

 

 怪獣は愉快そうにうなり声を上げる。俺はすぐに立ち上がって、構えた。

 

「GIBOOOOO!」

 

 奴は再び、開いたハサミを此方に向け、光線を浴びせてくる。しかし同じ業を二度も食らわない。俺は横に飛ぶことでそれを回避する。

 

「GIBOOON」

 

 だが怪獣もしつこかった。奴は俺が飛んだ着地したところに再び光線を浴びせた。俺は再び横に回避する。

 

「GABOON!」

 

 怪獣は三度同じように攻撃してくる。それに対して俺は今度は避けなかった。

 

『しつこいぞ!』

 

 俺は両腕を頭の上で合わせ、それを胸の前まで降ろす。

 

『これでも食らえ!』

 

 両手を為るように右腕を回す。すると右手には電気を纏った光輪ができた。

 

『エレキ光輪』

 

 おれはそれを怪獣目がけて投げつける。光輪は俺の手を離れると、すぐに加速して怪獣目がけて飛んでいく。

 

「GIGAAAA!」

 

 その攻撃には危機を覚えたのか、怪獣は回避行動を取った。

 

「GIGAN」

 

 回避はギリギリ間に合った。しかしこの攻撃はそれだけじゃ無い。俺は右手を前に突き出して、それを横に振った。すると、怪獣に回避され、行き場も無く進んでいた光輪が突然軌道を変えた。光輪は再び、背後から怪獣目がけて襲いかかる。それには怪獣は気付いていない様子だった。

 

「GIGAAAAAA!」

 

 返ってきた光輪は無防備な怪獣の背後を抉り切る。それには怪獣も悲鳴を上げ、歩みを止めた。

 

『もうちょっと、削っておくか』

 

 そんな事を考えて、俺は先程と同じ要領で光輪を作り、投げつける。

 

「GIGYA!」

 

 しかし、同じ攻撃が二度も聞かないのは怪獣も同じだった。奴はハサミを広げ、飛んでくる光輪目がけて光線を浴びせ、光輪を消す。

 

「ヴィアン!」

 

 怪獣が光輪に目を向けているそのうちに俺は高く飛び、怪獣の背後に回る。奴は俺後背後にいることに気付き、急いで振り返る。

 

「ヴィア!」

 

 だが、奴が振り返るその習慣を狙って、背中に蹴り入れた。その攻撃を避けれるはずも無く怪獣は前に体勢を崩した。だが、ただで倒れた訳では無かった。やつは倒れざまに背後の足で俺にも蹴りを入れてきた。それをもろに受け、海に叩き付けられた。。

 

「GIAAAA!」

 

 怪獣は俺がいなくなった思い、島に上陸するため急いで体勢を立て直そうと声を上げる。だが、俺はそれを許さない。何故なら今俺は海中から怪獣の足を持って立ち上がれないようにしている。

 

「GIGAN?」

 

 驚いた様な声を上げる。だが、俺はこの攻撃のチャンスを逃さない。俺は直ぐさま右手に光輪を作り、それを怪獣の足に叩きつけた。

 

「GIGAAAAAAAAN!」

 

 その攻撃は成功し、奴の足の一つを切り取った。怪獣はそれに悲鳴の様な声を上げ、体勢を崩す。俺は海上に出て体勢を崩しきっている怪獣に目をやる。

 

 ヴィーン! ヴィーン!

 

 突如おれのカラータイマーが音と共に点滅を始めた。

 

『時間切れか。なら』

 

 俺は徐ろに曲げた両腕を胸の前で平行に構えた。

 

『これで決めるしか無いわな!』

 

 両腕は突如放電を始め、腕を行ったり来たりしている。それを確認すると、腕を腹の前まで降ろして、それを交差させる。そこで放電は入り強くなった。俺はそれを大きく半円を描くように回し、腕を広げた。

 

『シューティング・スペシウム!』

 

 俺はそれを声と共に顔の前で十時に構えた。すると、両腕から電気を纏った光線が怪獣目がけて発射された。

 

「GIGYAAAAAAAAAAAAAA!」

 

 怪獣は光線を避けることもできずに身体にたたき込まれた。それにはさすがに大きな悲鳴を上げた。まるで断末魔の様に。しかし俺は決して光線を弱めることはしなかった。数秒の照射の後に、怪獣は声も上げずに爆発した。

 

「ヴィア!」

 

 怪獣が完全に消滅したのを確認し、俺は構えを解いた。そして、周りに被害が出てないか、見渡した。

 

『大丈夫だな』

 

 それが無い事を確認して、俺は身体を粒子にしていって、後を残さないように光りと成って消えた。

 

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