「で、仮にそうだったらなんだっていうのよ」
「そうだったらなら思いっきり攻撃しても問題はないからな。それに、教員の助けを待つにしても誰かはこいつを止めとかないといけない」
「はぁ、わかったわよ、それに乗ってあげる。けどやばくなったら即避難するからね」
「おう。それじゃあ…行くぜ」
作戦が決まり二人が仕掛けようとした時、ピットから見知らぬISが乱入してきた。
そのISは
敵ISの居た場所に立つ見知らぬISの姿は、先程の敵に劣らぬ程の大きな腕にミサイルのような形のスラスターらしきものを背負っていた。
「あれ誰?味方?」
「その割にはなんか様子が…」
二人が状況が分からずに観察をしているとその操縦者の口が開いた。
「やべ、久しぶりで勢いが付きすぎた」
軽い口調の割に少しふわふわした声だった。
その声で一夏は聞き覚えがある気がして誰かを思い出しそうになっていると、またピットからISが飛び出してきて、一夏たちの前で止まった。時花だった。
「シィナ!急にどうしたの?それにそのISは何!」
見知らぬISに乗っているのは、人が変わったかのようなシィナだった。
ピットで何かを定めたかのように動きだしたシィナは突然、どこからかISを
向かい合ったことでシィナのISの情報がディスプレイに表示される。
【第3世代型『クレイジー・ビースト』
近接格闘特化 】
「うっさいな。どけ、アタシが用があるのはそこの『白式』だ」
「俺の『白式』だと…ッ」
「アタシはそれを奪うために来た」
「シィナ…何言ってるの…?」
「アタシの名は
「さっきから聞いてたら好き勝手言ってるじゃない、そこのISもろとも相手してあげるわ」
鈴音が啖呵をきると、先程まで止んでいた敵ISのビームが再び放たれる。
シィナは地上、残りの三人は空中へと移動してそれを躱す。
「ふん!ならやってみろ!お前らなぞアタシの敵じゃねぇ!」
敵ISが放つ弾幕の中、狂獣が咆える。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「これは一体?」
「…スパイということか」
山田先生の呟きに織斑先生が答える。
「『白式』はまだ謎が多い上に所属国家も決まっていない。IS本体もしくはデータを手に入れるために何かしら手を出してくるのは予想出来ていた。まさかこのタイミングでこのような形で仕掛けてくるとは」
「そんな暢気に分析してる場合ではありませんわ!私に出撃許可を!」
「駄目だ。それに、本人たちはあの様子だ。ここは準備が整うまで任せてみようじゃないか」
「あの…織斑先生…それ塩では…」
セシリアの申し出を却下した織斑先生がコーヒーに砂糖ではなく塩を入れていることを指摘する山田先生。
冷静を装っているが一応は心配なようだ。
「一夏…」
祈ることしか出来ない箒はただひたすらに勝利を願う。
よし、区切ろう!(;´∀`)