時花は自室のベットで寝ころびながらぼーっとしていた。
外を見るとすっかり夕方になっていた。
あの後、敵ISの攻撃の中に飛び込んだ織斑君により敵ISは完全に停止し、当人も軽い打撲はすれど命に別状はないとのこと。敵ISは先生たちが調査ということで何処かへ運んでいった。
そして叛逆とでも取れそうな行為をしたシィナはあの後ISと共に何処かへ運ばれていった。色々と聞かれるのだろうか。
今回の件でクラス対抗戦は勿論中止。
だけど、形を変えていずれ埋め合わせがあるというのが噂。
それにしても『
今回のようにあの人が現れて助けてくれたり、気付けば遥か上空に移動していたり、まだまだ知らなければならないことが多い。
そんな事を考えていると部屋の扉が開いて誰かが入ってきた。
いつもの様子に戻ったシィナだった。
「シィナ!?もう動いて大丈夫なの!?というか色々あるんじゃないの!?」
「仮釈放」
「へ?」
よかった。よく知ってるシィナだ。
というか仮釈放って。言いたいことは分からなくもないけど。
「前よりも監視はつくけど学園に残すらしい。このISも正式に専用機として持ってていいみたい」
そう言って以前は無かった紅いヘアピンを示す。
白い髪に紅いヘアピンって映えるね。
「そう…よかった」
「なんで…?」
「いやまぁ…友達だから?」
「友達…」
何気なく言った時花の言葉を噛み締めるようにシィナは聞いていた。
「…それより疲れたから寝ていい?」
「え?あーどうぞ…ってうぇいっ!?」
乙女らしくない変な声がでた。
その理由はシィナが時花に抱き着くように寝始めたからだ。
その寝顔はどこか安らいでいて、それを見ているとまぁいいか、と思えた。
あ、起きたら皆に謝りに行かないとね。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
IS学園の地下深く限られた人しか知らない空間。
機能停止した謎のISはここに運ばれ、そこで数時間に渡り解析が行われていた。
山田先生と織斑先生が先程出たばかりの解析結果を確認する。
「このISは無人機です」
「やはりそうか。で、コアは?」
「それが、登録されていないものでした。」
「そうか」
知っていたような織斑先生の反応に山田先生は疑問を浮かべる。
「何か心当たりがあるんですか?」
「いや…ない。今は…」
「失礼します」
そんな中でこの空間に入室してきたのは時花たちの担任の宝条綾香だった。
「報告にきました」
報告というのはシィナの問題と処遇についてだ。
織斑先生はすぐさま切り替えて話を聞く。
「まず、シィナさんについてですが、白式の強奪という命を受け潜入していた『
「『
「はい。それでシィナさんは保護と自由を保障する代わりに「『
「それだけで承諾するとは思えないが、他に何か言ったのか?」
「いえ、何も。…では私は他にも仕事があるのでこれで失礼します」
宝条が出て行く。
それを追うように私も、と思い出したように山田先生も出て行く。
それから一人残された織斑先生は解析の終わったISを眺めながら一人何かを考えていた。
なんか無理やり気味に一巻の内容は終わった(´・ω・)疲れた。