あの方ってこんな感じで良かったかな…(怯え)
場所は変わり、とある一室。
数名の女性が機械を操作していて、その中央には大きなモニターが表示されている大きな部屋。
その部屋の扉が開き、スーツを着た黒髪の女性が入ってくる。
黒髪の女性はモニターを一度確認すると、近くでモニターを操作していた女性に問いかける。
「所属不明のISの反応があったというのは本当か」
「はい、ですが今はもう反応は消えています」
それを聞くと黒髪の女性は腕を組み、モニターを見つめる。
「場所は」
「日本の◯県の奥地です」
「テロ…というわけではなさそうだな。そんなところを襲ったところで何のメリットも無い」
「そうですね。それにISの反応もどこか変です」
「変とは」
「先程の反応ですが、突然現れては消え、また現れては
黒髪の女性は疑問に思った。
女性は最後、"消えた"のではなく"消失"と言ったのだ。
つまりISを待機形態などにしたのではなく、その存在を失ったということだ。
黒髪の女性は右手を口元に当て、考えるようなポーズをとる。
「ふむ……反応があった場所は記録していますか」
「は、はい」
「では、数名を直ちに捜査に向かわせろ。何か見つかれば回収、怪しい人物がいれば身柄を確保しろ。敵対意思がみられた際はISを使っても構わん」
「はい!」
命令を受け、捜査の人員を選出するために女性が部屋を出て行く。
残った黒髪の女性は取り出した書類に視線を落とす。
そこには世界初となる出来事の中心人物である男子のことが書かれていた。
「…まったく、あの馬鹿は一体何をしているんだ」
黒髪の女性はため息を吐いた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
とある機関から捜査隊が派遣された頃、
勉強机に向かい、小さな機械を見つめる。
あの黒いISと女性が残した丸い機械。
突いたり軽く転がしたりしてみてもまったく反応が無い。
機械を見つめながら時花は思いついた。
「これって…コア?」
ISには人間で言うところの脳及び魂というべき核が存在する。それがコア。
コアはISの生みの親であるなんとか博士しか作ることが出来ず、世界に限られた数しか存在しない。
コアの構造には未だ謎が多く、作った博士も全てを把握していないとかなんとか。
IS関係を専門としていない時花も知識としては知っていたが、これがそうなのかは分からない。
コアと思しき機械を触っていると、コアが淡い光を放ち表面の装甲が少しずれて何かの挿入口が露わになる。
「……」
時花はそっと閉じた。
なにか起こったら困るからね。仕方ないね。(自分から調べてたとは思えない対応である)
そんな時、チャイムが鳴った。
部屋の外から足音が聞こえる。誰かが応対に向かったようだ。
任せとけばいいかと時花は再び機械を触っていると、再び足音が聞こえ部屋の扉が開いた。
どうやら時花に用だとか。
訪問者は客間に通したらしく、客間に向かうとそこには6人程の女の人たちがいた。
その中の一人が時花の方を向き、あることを問いかけてきた。
「一つお尋ねしたいのですが、貴女はあの林に行きましたか」
…どうやらこの人たちはあのISのことを探しに来たようだ。
面倒事は御免なので知らないと言おうかとも思ったが、ここまで来た人たちだし、変に嘘をつくと余計に面倒になると思い、時花は正直に話した。
黒いISのことを、そのコアと思われる機械を持っていることを。(女性のことは伏せておく)
「今、それを持っていますか」
時花は、そんな予感がしてなんとなく持ってきていた機械を取り出して渡す。
すると女の人たちはそれを確認し、正真正銘ISのコアだと分かると時花に告げた。
「すみませんがこれは回収させて頂きます」
そこは予想通りだったから特に驚きはしない。
時花が持っていても、今のところ使い道は無いし、問題事を呼び寄せるだけだ。
これで終わりかと思いきや…
「それと…貴女もご同行願えますか」
…Why?
「少々気になることもございますし、それにIS及びにコアに関することは重要機密なので貴女を放っておくことも出来ません」
あ…。
言われてみれば納得だ。
少しとはいえコアを所持していたのだから何かしら情報を知られている可能性もあるから身柄を押さえるのは当然か。
ん?ちょっと待って。
この場合のご同行…ってことは…あれ?結構面倒?
「では、行きましょうか」
現在時刻午後2時50分
ISの新作ゲームの事前登録の話を最近知った、今日この頃