IS*~Iris code~   作:永遠の中級者

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ぴょんぴょん(・ω・)


第6話 制作開始

「突然だけど、これからISを作るわよ!」

 

 

ある日、時花はシィナと自室の荷物の整理をしていた。

そんな時、突然部屋の扉が開け放たれ聞いたことのある声が聞こえた。

確認すると、そこには以前出会った生徒会長の更識(さらしき)楯無(たてなし)が居た。

その手には以前のように扇子が開かれており、でかでかと『生徒会長』と書かれていた。

それは知ってます。

 

「あら、何してるの?」

 

「いや…整理ですけど」

 

というか貴女の方こそ突然何攻めてきてるんですか。

あ、ISを作るって始めに言ったか……え?

 

「確認ですけど、何て言って登場しました?」

 

そう言うと楯無は仕切り直すかのように扇子を閉じ再び開いた。

 

「これから貴女のISを作るわよ」

 

わぁ、凄い決め顔。

というか扇子の文字が『再挑戦』に変わってるんですが!?いつ変えた!?

それはさておき、ほんと突然ですね。

 

「今からですか?」

 

「うん。今、暇なの」

 

私のISを作るのは暇つぶしですか。

 

「まぁ、半分は嘘なんだけど…本当は興味があるの。そのコアと貴女に」

 

なんでこんなに興味持たれてるんだろ。

…ん?ちょっと待って?半分ってことはもう半分は本当に暇つぶしと思ってませんか!?

 

「それじゃあ今から整備室に行きましょうか」

 

「え、あ、ちょっ」

 

強引な楯無に捕まり、時花は部屋を出た。

何とか捕まった瞬間に当のコアを掴んだけど、これの話なのに危うく忘れて行きそうになったんですが生徒会長さん。

残されたシィナも部屋の鍵をかけた後、時花たちを追って整備室へと向かった。

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 

楯無に捕まって連れて来られた整備室は教室などよりも広く、いくつかのスペースに分かれており、その傍には整備道具が配備されていた。

そして楯無は入り口から一番近いスペースを借りて作業をすることにした。

 

「さてと、本当ならうちのメイドに協力してもらうはずだったのだけれど他の仕事を任せてきたから、今回は三人で始めましょうか」

 

今さらっとうちのメイドって言ったよこの人。只者じゃないね。

 

「そういえばどうやってISを作るんですか?」

 

その時花の疑問を受け、楯無は少し考えた後どこか楽しげに応えた。

 

「整備科に進めば習うだろうけど大雑把に説明すると…一から作る場合はまずコアの情報を解析してそれを基に部位ごとに簡単なプログラムと素体を組んでそれをコアのデータと連動連結させるとコアがそれを読み込」

 

「先輩ストップ」

 

ペラペラと語り始めたものだから、つい止めてしまった。

もう今の段階で途中から頭が理解を止めたよ。

後ろのシィナなんて見てはいるけど、意識が寝てそうだ。

 

「まぁ難しいことはさておき、貴女のコアを貸してくれない?」

 

「あ、はい」

 

とりあえず渡せばいいのかな?

楯無に言われその手にコアを渡そうとした時、コアが突然淡い光を放ち起動した。

 

「え、なに」

 

淡い光はその三人の居たスペースを一瞬で埋め尽くす。

すると、光が治まると同時に時花たちの目の前にボロボロのISが現れた。

 

「あれ、これって…」

 

そのISは時花が林で見たISに酷似していた。(同じコアだから当然かもしれないが…)

だがその細部が異なり、大半の装甲は無く、箇所によっては喪失しており、時花的には破損というより組み立て途中のような印象を受けた。

 

「あら?ある程度型はあったの」

 

楯無は現れたISを観察している。

 

今迄何の反応が無かったのになんで今このISを呼び出したの?

それに、あの時は傷だらけでコアだけになったりしたのに、何故これはこんなに真新しいの?

まるで、話を聞いて先に作っておいてくれたかのように。

 

「システムも機能してるようね…ん?…ふむふむ…んー」

 

楯無がいつの間にかISにケーブルを繋ぎ情報を抜き出していた。はやっ。

 

「あのー先輩、何を見てるんですか…」

 

「ん?プログラムの解析と構築をね。…何してるの始めるわよ」

 

「はい!」

 

それから時花とシィナは楯無の指示の下、必要な部品を運んだり、楯無の補佐をしたりと忙しく動き続けた。

生徒会長というだけあって、的確に指示を出し、時に時花たちの様子をみて休憩を入れてくれたりした。

 

休憩中、楯無はISから得た情報が引っかかっていた。

(私もISを組んだことがあるけどこのIsのプログラムは少し特殊ね。全てのシステム情報には色んな文字列が入り混じってる。カモフラージュの為だとしても簡単に読み取ることが出来た。それに…何故か他のISの設計を含む情報が含まれていた。それも全て聞いたことのない名の…)

そこまで思い出すと考えを振り払うように楯無は頭を振り、目の前の作業に再び取り掛かった。

 

 

意外と進んだ作業を計三時間ほど続き、楯無は終わりを告げた。

 

「んーっ。それじゃあ今日はここまでにしましょうか」

 

身体を伸ばしながら楯無は言った。

終わってみると、慣れないことをしたものだから身体のあちこちが痛い。

殆ど補佐だった時花でこれなのだから、全てを行っていた楯無の疲労は相当だろう。

その割にはかなりケロッとしてる気がするけど。

 

「そういえば先輩。途中のISってどうするんですか?こう言うのも何ですけど、あんまり目立つのは…」

 

「それなら大丈夫よ。ある程度プログラムを進めたからもう待機形態に出来るはずよ」

 

使用者が決まっている専用機などのISは待機形態と呼ばれるアクセサリーの形状となり、持ち運ぶことが可能だ。

まだ専用機というわけではないが、楯無はそういうプログラム設定をしたようだ。

 

時花はISに触れ、念じてみるとISは光となり掴もうとした時花の手の中に集約する。

手を開くとISは白い輪のシンプルなアクセサリー、チョーカーとなっていた。

 

「それじゃあ、私は次の用があるから先に失礼するわね」

 

「あの、ありがとうございました」

 

「はい、よく言えましたー」

 

楯無が帰ろうとしたその時、整備室の扉が開き、一人の少女が入ってくる。

その少女は眼鏡をかけた大人しそうな感じで、楯無を見つけると進む足を止めた。

楯無もその少女に気付いたようだ。

あれ、この二人似てる?

 

「かんざ」

 

バッ

 

楯無が少女に声をかけようとすると少女は逃げるかのように整備室を出て行ってしまった。

 

「もぅ、また逃げられちゃった…。あ、それじゃあね」

 

楯無は気を取り直して整備室を出ると先程の少女とは別の方向に歩いていった。

 

 

 

「えっと、帰ろっか」

 

「うん」

 

残された時花とシィナは夕食にはまだ早いので一度自室に帰ることにした。

 

 

 

 

 




ゾロ目投稿したいよね(笑)

そんなことは置いといて裏話。
やっぱり専門的な内容はキツい(´゚д゚`)

あと、布仏姉妹を出しそうで出さなかった理由

虚さんがどんなのだったか忘れた為。
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