ギーゼ様のスキルが公開されましたね。
一言で言うなら……「降臨される前に倒すしかないじゃん!?」と思いました。
ギーゼ様降臨の日まで、あと5日……
さて。バレンタインデー後編になります。
視点が相変わらず変わったりしたりしますが楽しんでいただけると嬉しいです。
それではどうぞ。
あぁ。眠い……
どうも。水無月悠里です。
どうしてこんなに眠いのかと言うと……
『…あっ。リボンが足りなくなった』
『悠里兄ー、これで大丈夫かなー?』
『夏々兄…… 包み方が変な事になってるよ?』
ってな事を夜遅くまでやっていたのだ
要はバレンタインチョコを包むラッピングを夏々と心結の3人でしてたのだ。
そして完成した時には夜中になっていたという訳……
(誰から渡そうかなぁ……)
そう考えながら、
リビングの扉を開けると……
「お兄ちゃーん♪」
腰辺りに謎の物体がロケットのように突撃してきた。
…いや、この場合は飛びついてきたという表現が正しいが。
その正体は妹の涼香だった。
「おはよ涼香。ところでいつ帰ってきたの? 」
「えっとねー? るなお姉ちゃんについさっき連れて来てもらったの~♪」
ニコニコと答える涼香を撫でる。
てか、ルーちゃん来てたんかい……
リビングに入り、辺りを見回すとソファで綺麗な寝息を立てる幼馴染みの姿を発見した。
「ルーちゃん、起きて。朝だよ?」
「ん~? あ。ゆうくんおはよ~、それからお邪魔してま~す」
ルーちゃんこと……
彼女とはティアちゃんや花怜ちゃんと幼馴染みで、更に言うなら友希那ちゃん、リサちゃん、千聖ちゃん、ことちゃんとも幼馴染みです。
性格はとてもマイペースで、怒らせると怖い……
「お兄ちゃんー お腹空いたー!」
「はいはい……」
「ゆうくん~、わたしも何か手伝うよ~」
まずは朝ご飯を作らなきゃ……
「はい。ゆうくん~、わたしと涼香ちゃんからチョコだよ~」
朝ご飯を食べ終わった後、
ルーちゃんからチョコを2つ貰った。
何でも涼香が作った分もあるそうだ……
「…ありがと。あ、これは僕からね?」
「わーい♪」
「お兄ちゃんー ありがとー♪」
喜んでくれて何よりである。
そんな事を思ってたら電話が鳴った……
「はい。もしもし?」
『もしもしユーリ? ティアよ。朝からごめんなさいね?』
電話の主はティアちゃんだった。
時刻は9時。彼女がこの時間帯に電話をかけてくるのは珍しいのだ。
「大丈夫だけど、どうしたの?」
『渡したい物があるから、今から私の家に来てもらってもいいかしら?』
「…うん、分かった。支度したらすぐ向かうよ」
すると何やら電話の向こうからキャーキャーという声が聞こえた。
騒がしい感じ……というよりは慌てた感じが正しい気がする……
「…あのさ。そっちに誰か来てるの?」
『あー……チサトとサヨが来てるの』
ちーちゃんと紗夜ちゃんが来てるのか。
女子会的か何かかなー? しかも電話の向こうから紗夜ちゃんの慌てた声が微かに聞こえてきた……
どうしたんだろうか?
『じゃあそういう事で』
「…ん。了解です」
とりあえず荷物を纏め、ルーちゃんと涼香に出かける事を話した僕は、
ティアちゃんの家に向かった……
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藍音学院から歩いて約10分。
ティアちゃんの家に着いた僕は玄関のチャイムを押す。
「いらっしゃい、ユーリ。さ、上がって?」
「…お邪魔します」
てか、ティアちゃんの家に遊びに来たのって久しぶりなんだけど……
「それにしてもユーリ、目の下に隈が出来てるけど……寝不足したの?」
「うん、まぁ…ちょっとだけね……」
「明らかにちょっとじゃ済まないレベルだと思うけど」
そんなに酷い顔になってるのかと思いながらも
先にティアちゃんにチョコを渡す。
「はい。これティアちゃんに」
「なんか毎年悪いわね。ありがたく頂くわ。それと私からチョコよ」
「あ、なんかありがと……」
リビングに案内され入ると、
ちーちゃんと紗夜ちゃんがファイトをしていた。
…正確にはちょうど終えたばかりのようだった。
「チサト、サヨ。ユーリを連れて来たわよ」
「「えっ!?///」」
「…あのさ、僕が誘拐されたみたいな言い方は止めてくれない?」
「あら。ごめんなさい♪」
それより、ちーちゃんと紗夜ちゃんが挙動不審に近いんだけど……
どうしたんだろうか?
「ほら紗夜ちゃん、悠里に渡さないと!」
「い、いえ。わ、私は後で大丈夫ですので白鷺さんから……」
というか、2人は何を話してるんだろうか……?
そんな事を思っていると……
「はい。こ、これ…… 悠里にあげる」
「ありがと……」
ちーちゃんから綺麗にラッピングされた箱を渡された。
「その…あんまり出来は期待しないでね?」
ちーちゃんから貰ったのって、
5年前以来だろうな。というかなんで視線を逸らすの?
僕、何かした!?
「あ、あの……悠里さん、よ、よければ……これどうぞ///」
「ありがと……」
すると今度は紗夜ちゃんから箱を貰った。
なんか紗夜ちゃんから何かを貰うのって初めてな気がする……
おっと。2人にも渡さなきゃ!
「はい。これ2人にチョコ作ったんだけど、どうぞ」
「あ、ありがとう……ま、まさか昔みたいに貰えるなんて思ってなかったわ……」
「あ、ありがとう……ございます。夢です! きっとこれは夢です!!」
後半辺りに何か言ってた気がするが、
喜んでもらえたみたいで良かったと思う。
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ティアちゃんの家でお茶を飲み終わった直後、
今度は花怜ちゃんから電話があり家に来て欲しいとの連絡があった。
一旦、自宅に帰り持ち物を整理した後、花怜ちゃんの家に現在進行形で向かってるのであります。はい。
「到着、到着っと……」
着いたらメールしてねと何故か言われたので、
"たった今、玄関前に着いたよ"とメッセージを入れ送信する。
直後、中からドタバタと慌ただしい音が聞こえ……
「ゆうり君、ハッピーバレンシア♪」
「…自らソウルブラストしたらソウルチャージ2。っていうか……何このやり取り……」
ていうか花怜ちゃんはジェネシスは使わないでしょうに。
「ところでなんで僕は呼ばれたの?」
「とりあえずまぁ入って♪」
「…うん。お邪魔します」
それにしても相変わらず花怜ちゃんの家って広いなー……
小さい頃はみんなで追いかけっこしてたのが懐かしい。
まぁ…今はそんな事はしないが……
「あ、そうだ。はい花怜ちゃん。」
「ありがとー♪ じゃあはい。私からも♪」
「ありがと」
で、案内されたのは客間である。
入るとそこには……
「「「あ、貴方の為に作りました!! う、受け取ってください!!」」」
何やら鏡に向かって誰かに何かを渡す練習をしている、ほのちゃん、みーちゃん、ことちゃんの姿が……
「…あちゃー、色んな意味で取り込み中だった……かな?」
「「「へっ……?」」」
花怜ちゃんの声でこっちを向くほのちゃん達。
そして僕がいる事に気づくと3人は顔を真っ赤にし、凄い速さで客間から逃げてしまった……
数分後……
花怜ちゃんがほのちゃん達を連れ戻してきた。
特に、みーちゃんが酷く落ち込んでいた……
余程さっきの光景を見られたのが恥ずかしかったらしい……
(現に今も落ち込んでるし……よし。チョコをあげて元気を出してもらおう)
そう思った僕は、
鞄からチョコを取り出し……
「ほのちゃん、みーちゃん、ことちゃん。3人にチョコ作ったからどうぞ。」
3人に渡す。
なんか鳩が豆鉄砲を食ったような表情になってるけど大丈夫かな……?
ほのちゃん達はマジマジとチョコと僕を見ながら……
「ゆうちゃんが……」
「私に……」
「ことりに手作りチョコ……」
顔を真っ赤にしながらぶっ倒れた……ってなんで!?
更にこの後、起きた3人からチョコを貰いました……
その直後ほのちゃん達はまたぶっ倒れてしまった……(理由は不明だが)
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倒れた3人の看病を花怜ちゃんに任せ、
次はお世話になってる人達のところにもチョコを配りに行った。
孤児院の子供達や藍音学院の近くにある保育園にも寄った……
その後は一旦自宅に戻りお昼ご飯を食べ最後の目的地へ向かう。
時刻は気づけばもう15時30分。
(最近の子供の体力は侮れない……)
ていうか、
いくら何でもファイト20セットは辛いって……
少し疲れた僕は近くの公園で休む事にした。
「ふあぁ……この樹の下で少し30分くらい寝ようかな」
鞄を横に置き、地面に横たわる。
自然の絨毯みたいでいいな。ちょっとだけチクチクするけど贅沢は言わない。
すると茂みの中から何やら音がしたので片目だけ開くと……
「にゃ~」
野良猫だった。
そういえば、この公園は野良猫が多かった気がする。
「にゃ~♪」
「…こーら、僕は今から昼寝するんだから構ってやれないよ?」
「み~♪」
猫は鳴き声を上げると僕の胸の上に飛び乗るとそのまま寝てしまった。
そういえば、猫で思い出したが先週の献立はキャットフードを食べて過ごしてた。
色んな味のバリエーションがあっていいよね?
こんな事は口が裂けても言わないけど……
「「「にゃ~~ん♪」」」
気づけば別の猫が3匹ほど僕の元に寄って来た。
構ってあげたいが、僕は今は凄く眠いので放って置いてそのまま瞼を閉じた……
side友希那
私、湊友希那は用があって公園に来ていた。
「いや~♪ 友希那と公園に来るなんて久しぶりだなぁ~☆」
リサと2人でだけど……
何しに公園に来たのかというと、
ここには野良猫がいるからなの。
「べ、別にリサまで来なくてもよかったのに……」
「あっれ~? 悠里にチョコをどうやって渡せばいいか?なんてアタシに相談しに来たのはどこの誰だったかな~?」
「そ、それは……///」
話が別と言いたかったけど、
リサの視線が許さなかった……
「まぁ…す、好きにすればいいわ……」
「素直じゃないなぁ~」
「何か言ったかしら?」
「いや何にも~♪ あ、あれ……悠里じゃない?」
リサの視線に目を向けると、
大きな樹の下で悠里が寝そべっていた。
しかもたくさんの猫と一緒に……
(可愛い……///)
気づけば私は悠里の元に走っていた。
遠くからで気づかなかったけど彼は寝ていた……
「うわ~♪ なんか悠里の寝顔を見るの久しぶりかも~♪ アタシこのまま膝枕してあげよっかな~?」
膝枕……ね……
た、偶には悠里にそういう事をやってあげようかしら?
べ、別に他意はないのよ!? ただ寝づらそうかなと思っただけで……
「ゆっきなー? 半分こっち空いてるから悠里に膝枕してあげなよ☆」
「っ!? り、リサ!? い、いつの間に……」
リサって昔から悠里の前だと大胆な時があるのよね。
そういうところが羨ましい……
(悠里のほっぺたって猫の肉球みたいに柔らかい……///)
寝ている彼の頬をつついて思う。
けっこう病みつきになりそうね……
「……ふにふに♪」
「ゆ、友希那~? あんまりやり過ぎると悠里が起きちゃうよ~?」
「……ふにふにふにふに♪」
「友希那~?」
「ふにふにふにふに♪……はっ!? な、なに……リサ?」
「だからやり過ぎると悠里が起きちゃうって……」
「そ、そうね……」
もうちょっと……触りたかったわ……
「ん~……えっ? ゆ、友希那ちゃん? それにリサちゃん?」
「やほー☆ 起きたー?」
「う、うん。というか……これってどういう状況?」
「悠里が寝づらそうだったからアタシと友希那が膝枕してあげたんだよ♪ この役得者♪」
「…どっちかっていうと僕としては驚きが強かったんだけど……」
身体を起き上げその場に座り直す。
悠里が起き上がると同時に猫達がわらわらと集まりだした……
か、可愛い……///
「…さっきより猫の数が増えてる気がするんだけど」
「私とリサが来た時はこんな感じだったわよ」
「…という事は僕が寝ている間に集まってきたって事か。物好きな猫達だなぁ……」
私から見たら羨ましいわよ……
こんなに猫に好かれてるんだもの……
「はい♪ 悠里。アタシからバレンタインチョコだよー☆」
「私からもあげるわ。リサのとは見劣りするかもしれないけど味は大丈夫な筈よ」
「ああ言ってるけど、友希那ね? 悠里に喜んで欲しくて一生懸命に作ってたんだよー?」
「り、リサ!?」
それは内緒って昨日あれ程言ったじゃない!!
「…ありがと。僕からも、これ2人にチョコ作ったんだけど……」
「「あ、ありがとう……///」」
「味は確認したし…友希那ちゃんとリサちゃんの好みに作ってみたんだけど……口に合わなかったら捨ててもいいから」
「「そんな事ない!!」」
まずそんな事する筈ないでしょう!?
そんな事をする人がいるなら今すぐこの場に連れて来て欲しいわね!!
「そーゆーことを言うのはこの口かー?」
「リサひゃんいひゃい……」
「もぅ……次そんな事を言ったらアタシでも怒るからね?」
「…悠里は自分の事を卑下し過ぎよ。自信を持っていいと思うわ。貴方には笑顔でいて欲しいもの……」
「友希那ちゃん何か言った?」
「なんでもないわよ」
この後も私達3人は、
猫達と一緒に戯れる事にした。
読んでいただきありがとうございます。
最後の友希那ちゃん視点、難しかった……
次回のファイト回はもうちょい先になりそうですが、
お待ちください(土下座)
本日はありがとうございました。
※オリキャラの簡単なプロフィールです。
容姿イメージ:『テイルズオブエクシリア』のエリーゼ・ルタス
誕生日:11月11日、さそり座
血液型:O型
一人称:わたし
使用クラン:???、???(作中で公開)
容姿イメージ:『D.C.Ⅲ』の瑠川さら
年齢:7歳(なのだが、本当は……)
誕生日:12月(何日生まれなのかは本人も分からない)
血液型:A型、いて座
一人称:私
使用クラン:???、???(こちらも作中で公開)