月の少年の休日日記   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
ゼロスドラゴンの1人、メギドさんが何やら言いたいそうです。

メギド「実は隠していた事があるんだが……」

スターク「どした?」

メギド「実は我……いや、私……性別が正真正銘の女性なの!」

ゾーア・ドラクマ「「な、なんだってー!?」」

ダスト「3月30日にメギドが"真の萌え萌え姿"になるそうだ。恐らく事実だろう」

ウルティマ「…いいなーメギド。アイドル兼プロデューサーになれるなんて……」

……とまぁ、
今回も楽しんでいただけると嬉しいです。

それではどうぞ。



第12話 藍音学院の放課後

「それでは授業を終わります。2人とも気を付けて帰るように♪」

 

先生の合図で6限目の授業が終わる。

いやー……終わった、終わった……

 

「悠里お兄様、やっと終わりましたね?」

「うんー、未柚ちゃんもお疲れ……」

 

声をかけてきたのは、

同じクラスの神無月未柚(かんなづきみゆ)ちゃん。

年は13歳で、喫茶店『月見屋』を経営してる独特な雰囲気を持つ女の子。

 

「…というかヴァンガード関連の授業って珍しくない?」

「大会が近いですからね。復習授業といったところでしょう」

「ありがたいような気もしなくはないというか……」

 

 

ーーピンポンパンポーン♪ーー

 

 

 

 

すると、校内放送のチャイム音が鳴った。

いったいなんだろうと思っていると……

 

『全生徒は理事長室に来てください~♪』

 

全生徒は理事長室に集合というお知らせだった。

ちなみに僕が通う藍音学院は少し特殊で在籍してる生徒が5()()しかいない。

とりあえず移動しようかと思い席を立つと……

 

「お兄ちゃーん♪」

 

妹の涼香がもの凄い速さで、

教室に入って来て僕に抱きついてきた。

…おっと危ない……

 

「毎度の事ながら悠里お兄様、手慣れてますね……」

「あはは……もう慣れたよ」

 

実を言うと、

うちの妹は授業が終わる度に僕と未柚ちゃんがいる教室に入って来ては

僕に甘えに来るのだ……

正直、僕個人としては兄離れして欲しいかなと思ってるが涼香の好きにさせている。

 

「じゃあ理事長室に移動しますか……」

 

廊下に出ると、

ちょうど夏々と心結がいたので一緒に理事長室に向かう事になった。

 

 

 

 

理事長室に入ると、

藍音学院の理事長でティアちゃんのお母さんでもある如月(きさらぎ)ティナさんが書類整理をしていたところだった。

 

「あら? みんな来たのね」

「あの……もしかして僕達タイミング悪かったですか?」

「そんな事ないわよ♪ ただ暇だからやってただけだから♪」

 

あんまり知らないんだけど、

理事長の仕事って具体的にどんな事をするんだろう?

素朴な疑問を考えていると……

 

「それでみんなを呼んだ理由だけど、大会に出場してもらいたいの」

「…大会って……ヴァンガードのですか?」

 

ティナさんが僕達5人を理由を話した。

心結が思った事を尋ねるとティナさんは頷いた。

 

「各学校から代表選手を選出してファイトをするの。けっこう昔から続いてる行事みたいなものだと思えばいいわ。それで()()()()()5()()には藍音学院の代表選手になってもらいたいの」

 

…えっ? 僕達5人?

 

「えっとー……ボク達5人だとー……」

「未柚姉、夏々兄、僕……」

「そして悠里お兄様……これで4人ですね。ん? まさかとは思いますが……」

「…まっさかー……未柚ちゃんそれは考え過ぎだよ。ティナさん、涼香もカウントしてるなんて言いませんよね?」

 

僕の疑問にティナさんは笑顔で……

 

「もちろん♪ スズカちゃんも含めてよ♪」

 

そう言い切った……

当の涼香はと言うと……

 

「お兄ちゃんと一緒にいられるの~?」

「ええ♪ ユーリ君と一緒にいられるわよ♪」

「わーい♪」

 

キャッキャッと喜んでいた。

これには僕達4人も苦笑いしかなかった……

まぁでも涼香もファイトする時は性格がガラリと変わるくらいだし、

その辺は大丈夫だろう。

 

「大会の詳しい内容が分かったら、また追って伝えるわ。連絡事項は以上よ♪」

 

 

教室に戻り、

残ったのは僕と涼香の2人だけ……

他の3人はと言うと……

 

未柚ちゃんは月見屋の営業に。

 

夏々は羽沢珈琲店という喫茶店でバイト。

 

そして心結は未柚ちゃんのお手伝い。

 

 

「キュウイィィィィ!! ホッホッホッホッホッホッホッ……♪」

 

涼香は僕の膝に座りピグモンとベムスターの玩具で遊んでいた。

そんな時に携帯の着信音が鳴った。

メールかなと思い、携帯の画面を開くと、

友希那ちゃんからだった。

内容は……

 

 

件名:この後空いてる?

 

 

 

お疲れ様。

 

この後空いてるかしら?

 

リサがショッピングモールに付き合って欲しいって……

 

良ければ悠里も一緒にどう?

 

ちなみにリサは先生に何故か捕まってるわ。

 

返信待ってる。

 

 

 

というお誘いの内容だった。

てかリサちゃん……なんで先生に捕まってるの?

せっかくだから涼香も連れて行っていいか訊いてみようかな……

なんて打とうかな……?

普通に"知り合いをもう1人連れて行ってもいい?"でいっか。

詳細はそっちに着いてから説明しますっと……

 

(…あ。もうメールきた……てか打つの早いな、友希那ちゃん……)

 

書かれていたのは、

"構わないわよ"の一言と待ち合わせ場所だった。

 

「涼香、今からお出かけしよっか」

「お出かけ~? お兄ちゃんと~?」

「うーん……正確には、僕と僕の友達2人とお出かけって事になるかな? それとも嫌?」

「お出かけ行きたい♪」

 

お出かけと聞いた涼香は大喜び。

最近構ってあげれなかったからね……

善は急げという訳ではないが僕達2人は鞄を持ち、

友希那ちゃんが指定した待ち合わせ場所に向かう事になった。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

「はぁ……」

 

湊友希那は溜息を吐いていた。

理由は悠里とのメールでの事だった。

 

(リサが一緒とはいえ……悠里と出かけるなんて、いつ以来かしら?)

 

そう。

実は彼女、音楽やヴァンガード以外の事で誰かと出かけた事が無い。

正確には、そういう事抜きで純粋に友人と遊んだり何処かに出かけたりするのは久しぶりの経験なのだ。

 

(今更だけど……待ち合わせ場所をカードショップにして良かったのかしら?)

 

友希那が待ち合わせ場所を指定したのは、

大会参加の受付をしたカードショップだ。

現在、彼女が何をしているかというと自分が使ってるクランの入ってるストレージボックスで何か変わったカードで新しい戦略はないか模索している最中だった。

 

(これも中々捨てがたいわね……でもそうなると……)

 

気になったカードを何枚か見つけ、

スキルを読んでいた時だった……

 

「ヒャッハー! ここが噂のカードショップかー!!」

 

何やら30%くらいガラの悪い男が入って来た。

 

「兄貴! JKがたくさんいますぜ!!」

「よく見たら、羽丘女子高と花咲川女子高の生徒が多いでっせ!」

 

恐らく男の連れなのだろうか……

来店していた女子生徒は怖いのか怯えてた……

 

「馬鹿野郎! お静かにって注意事項が書いてあるだろうがっ!!」

「「すみません兄貴!!」」

 

一番うるさいのは、

お前だと言いたかった友希那だが案外まともな事を言ってるので、

その辺は黙っておく事にした。

 

「店員のねーちゃん! 誰かフリーファイト募集してる人とかはいねーかい?」

「え、あの……えーっと……」

 

完全に男の迫力にビビってしまってる店員。

周りを見渡すが誰もファイトしたくないと言わんばかりに首を横に振っていた……

そりゃあ、大抵の人はそう思うだろう。

()()1()()()()()()()……

 

「あの……私で良いなら相手しましょうか?」

「おう? お嬢ちゃんが俺の相手をしてくれんのか?」

 

友希那だった。

何故ファイトを申し込んだかというと暇で暇で仕方なかったからだ。

悠里とリサが来るまでの腕慣らしと割り切ってしまえば相手がガラの悪い男でも問題ないと判断したからだ。

 

「ヒャッハー! 久しぶりの対人ファイトだ!! やってやるぜー!!」

「「良かったですね!! 兄貴!!」」

 

男はファイトができると聞いて大喜び。

それを見た友希那は……

 

 

(やっぱり関わらない方がよかったかしら……?)

 

 

ファーストヴァンガードをセットし、

デッキをシャッフルしながら半分くらい後悔していた……

 




読んでいただきありがとうございます。
次回はファイト回になります。
頑張って執筆しますので、よろしくお願いします。


次回『友希那(ゆきな)儀式(リチュアル)


※オリキャラの簡単なプロフィールです。


神無月未柚(かんなづきみゆ)

容姿イメージ:『のんのんびより』の宮内れんげ

年齢:13歳(スリーサイズですか? 挽き肉にしますよ?)

誕生日:8月8日、しし座

血液型:A型

一人称:未柚

使用クラン:???、???(作中で公開)
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