紗夜ちゃん、日菜ちゃん、誕生日おめでとう。
今回は紗夜ちゃん視点にしてみました。
内容は今回の話と次回の本編と合わせて2話に分けようと思ってます。
何気に紗夜ちゃん視点は、この作品が初めてですので不安でいっぱいですが……
楽しんでいただけると嬉しいです。
それではどうぞ。
「おねーちゃん、早く行こーよ」
「そんなに慌てなくてもいいでしょ……」
私、氷川紗夜は、
双子の妹の日菜と2人で出かけている。
何故こうなったかというと……
ーー遡る事10分前ーー
放課後……
特に風紀委員の仕事もなかった私は、
今日は早めに帰ろうとした時……
「あ! おねーちゃん! やっと来た!」
「ひ、日菜っ!? どうしてここにいるの!? 学校は!?」
「えーっとねー、早めに終わったから、おねーちゃんを迎えに来たのだ☆」
そういえば、
日菜が通ってる高校もヴァンガードの大会が近いから早めに終わるって言ってたのを思い出したわ……
「でねでね? 今から一緒に出かけよーよ!」
「あなた1人で行けばいいでしょ?」
「えー!? あたしはおねーちゃんと一緒に行きたいのー!」
「だから私はそんな気分じゃ……」
「フライドポテトの割引券の期限が今日までなんだよ~ 一緒に行こーよー!?」
ふ、フライドポテトの割引券ですって……!?
「し、仕方ないわね…… そこまで言うなら一緒に行ってあげてもいいわよ」
「ほんと!? やったあー♪」
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そして結局、自分の好きな食べ物に釣られてしまったという訳です。
まぁ…後は放課後に日菜と出かけるのも悪くないかなと思ったので……
「それで日菜? どこまで行く気なの?」
「ショッピングモールだよ。そこじゃないと割引券が使えないんだ」
それ以前にショッピングモールに、
フライドポテトの割引券が使える場所なんてあったかしら……?
疑問に思っていると……
「おっ! 紗夜にヒナじゃん!」
「あっ! リサちーに友希那ちゃん、悠里くんだー!」
今井さん、湊さん、悠里さんに会った。
「2人でどっか行くのー?」
「おねーちゃんとショッピングモールに行くんだー♪ リサちー達3人は?」
「アタシ達もショッピングモールだよー。それと3人じゃないんだよねー♪」
それってどういう意味なんでしょう……?
今井さんはそう言うと、
何故か悠里さんの方に視線を向けた。
「涼香ー? いったん僕の背中から降りてくれない?」
「うゅ…… はあい~」
すると小さい女の子が降りてきました。
「お兄ちゃーん、このおねえちゃん達だあれ~?」
「…ん? 僕のお友達だよー? 髪が短い方が氷川日菜ちゃん、長い方が日菜ちゃんの双子のお姉ちゃんの氷川紗夜ちゃんだよ」
あの……小首を傾げながら目をパチクリするなんて反則過ぎませんか?
女の子は私と日菜を見るなり……
「ぅにゅ……は、初めまして……水無月涼香です……7歳です……」
礼儀正しく挨拶をしてきた。
「うっわ~♪ 悠里くんの妹めっちゃめっちゃ可愛いー♪」
「うゅ?」
「ちょっ、ちょっと日菜!?」
日菜は涼香ちゃんを抱っこし始め頬擦りをし始めた。
私は慌てて止めようとしたが……
「
「わー♪ あたし初めて"おねえちゃん"って呼ばれたよー♪ あれ? おねーちゃん、どうしたの?」
な、なんでしょう?
"おねえちゃん"という言葉は日菜で慣れている筈なんですが……
涼香ちゃんの場合、破壊力が違います。
理性と言えばいいのでしょうか? 呼ばれる度にそれごと吹っ飛びそうです……
例えるならそうですね……トリプルクリティカルされた感じですね。
「紗夜」
「な、なんですか? 湊さん」
「もしかして紗夜も涼香を愛でたくなった?」
「…正直に言うとかなり愛でたいです。もしかして湊さんもですか?」
「ええ。気づいた時には何故か身体が勝手に動いて涼香を抱っこしてたの」
「その気持ち、なんとなく分かります」
ともあれ、私と日菜は、湊さん達のご厚意で、
一緒にショッピングモールに行く事になりました。
読んでいただきありがとうございます。
紗夜ちゃんの口調……難しかった。
日菜ちゃんもだが……(HP1)
間に合って良かったです。
次回は、この話の続きになります。
本日はありがとうございました。