千聖ちゃん、誕生日おめでとう。
楽しんでいただけると嬉しいです。
それではどうぞ。
どうも。水無月悠里です。
今日は天気もいいので散歩をしています。
(……昨日は大変だったなぁ、ほんと……)
何が大変だったのかって?
友希那ちゃんと紗夜ちゃんを宥めるのにだよ。
ショッピングモールでのファミレスでの一件の後、予定通りに近くにあったカードショップに寄り、6人でファイトしたんだけど……
ーー遡る事、昨日。ショッピングモール内のカードショップにて……ーー
「「…………」」
「友希那ー? 紗夜ー? 大丈夫ー?」
リサちゃんが落ち込んでる2人に声をかけるが返答なし。
……ダメだ。ただの屍のようだ。
2人が落ち込んでる理由、それは……
「……悠里の妹だからって油断してたわ」
「湊さんに同意です。本当に7歳なんでしょうか?」
僕の妹、涼香に負けたからです。
しかも完膚なきまである。
ちなみに友希那ちゃんと紗夜ちゃんは涼香に対して、手は抜いてない。
「それ以前に!! 友希那と紗夜も小さい子相手に
「だ、妥協は必要ないかと思って……」
「そ、そうですよ! 今井さん!」
「そういう問題じゃないでしょ!! 少しはハンデをあげてもいいでしょって、アタシ言ったよね?」
うわぁ、リサちゃんが珍しく怒ってるよ……
しかもめっちゃ怖い。
友希那ちゃんと紗夜ちゃんが正座してるし……
「少しはヒナを見習いなよ!」
ズビシッ!!という効果音が付くくらいの容量でリサちゃんが指差したファイトテーブルを見ると……
「うーん、久しぶりにGユニット8枚のハンデでやると、るん♪ってくるな~♪」
「ヴァンガードにアタックー♪」
「おっ♪ そう来たかー、じゃあ衰微の女神ヘルで完全ガード♪」
日菜ちゃんがGユニット8枚、涼香がGユニット16枚でファイトしていた。
というか2人とも楽しそうである。
「リ、リサちゃん? そ、その辺で……」
「とにかく友希那! 紗夜! デッキを構えてそこに直れ!! アタシが2人纏めて相手してあげる!!」
……ダメだ。聞いちゃいない。
────という事が昨日あった。
そこから先はとにかく凄かった……
一言で表すなら、スーパーリサちゃんタイムだった。
しかも友希那ちゃんと紗夜ちゃん2人相手に勝ってしまうという光景を見せてくれました。
「あら? 悠里?」
「ん? あ、ちーちゃん」
そんな事を思ってたら、
ちーちゃんこと、千聖ちゃんと遭遇した。
「こんな所で会うなんて、偶然ね?」
「そうだね。もしかして、ちーちゃんも散歩なの?」
「ええ。私も、っていう事は、悠里も?」
「うん、僕もだよ」
「せっかくだし、一緒に散歩でもどうかしら?」
「じゃあ、お言葉に甘えて」
ちーちゃんと一緒に散歩する事になりました。
「今日は、お仕事はお休みなの?」
「ええ。正確には、大会の開催期間の間ずっと休みよ」
彼女は幼い頃から子役として活躍してる若手女優さん。
ここだけの話、僕は普段、ドラマ等はあんまり観ないんだけど、
ちーちゃんが出てるドラマ等は録画して視聴してる。
本人には内緒だけどね?
「そうなんだ? じゃあ当分の間は学校に行くだけになるね?」
「そうなるわね。パスパレの活動もお休み扱いだし」
「…あー、そういえば、日菜ちゃんも昨日そんな事言ってたっけ。明日……もとい今日か。おねーちゃんと遊びに行くぞーって」
「ふふっ♪ 日菜ちゃんらしいわね」
「今頃、紗夜ちゃん、日菜ちゃんに色んな場所に振り回されてそう。それで……」
「はしゃいでいる日菜ちゃんが紗夜ちゃんに宥められる。確かに目に浮かぶわね♪」
「……でしょ?」
一方その頃……
「へっくしょい!」
「日菜? 風邪?」
「うーん? 誰かが、あたしの噂をしてる気がする…… ま、いっか♪ おねーちゃん、次はクレープ食べに行こーよ♪」
「あなたは少し落ち着きなさいよ……」
案の定、悠里と千聖の予想通りな展開になってる氷川姉妹の姿がそこにあった。
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「…あ、この紅茶すごく美味しい。香りもいいね?」
「そうでしょ? 実は、この喫茶店、花音が見つけたの♪」
「えっ? そうなの?」
現在僕達2人は、
喫茶店でお茶をしています。
なんでも最近、ちーちゃんがハマってる場所らしい。
「ええ。なんでも迷子になって困ってたら、目の前にこの喫茶店を見つけたそうなの」
「…なんていう偶然。いや、花音ちゃんらしいっちゃらしいけど……」
「花音も恥ずかしがってたから、本人には内緒よ?」
「…言える訳ないじゃん。それ聞いちゃったらさ……」
ある意味、
花音ちゃんの必殺スキルだ。
この喫茶店、外観は木で構築されており周りは森というか、
森林に混じっていて、いかにも隠れたお店ですよ感を出していたからだ。
しかも気づきそうで気づかない位置にあったので、僕も言われるまで分かんなかった……
「悠里、久しぶりにコレで遊ばない?」
デッキを持ちながらそう言った。
つまりはそういう意味である……
「…ん。そうだね」
ちーちゃんと遊び感覚でファイトするのは、
久しぶりなので、自分のデッキを出し、受けてたつ事にした。
side千聖
「バトルフェイズ。10000のスーパーアイドルリヴィエールでヴァンガードにアタック」
『スーパーアイドル リヴィエール』POW 10000
「ノーガード」
「ドライブチェック」
1『ハートフルエール ファンディ』引
「ドロートリガー。メイリーンにパワー+5000して、1枚ドロー」
『リンピッドコーラス メイリーン』POW 9000→14000
「…ダメージチェック」
1点目『スチームメイデン ウルニン』
「ランチメーカーアイカのブースト、メイリーンでヴァンガードにアタック。自身のスキルでパワー+2000」
『リンピッドコーラス メイリーン』POW 14000+7000+2000=23000
「…23000でアタックヒットしたらソウルチャージとカウンターチャージか。ノーガード、ダメージチェック……」
2点目『スチームメイデン エルル』
「アタックがヒットしたからメイリーンのスキル発動。今回はカウンターチャージできるカードがないから、ソウルチャージだけね。ターンエンド」
こうやって悠里と遊びで
ファイトするのって、数年振りね……
昔は仕事が休みの時は頻繁にやってたけど……
「ルール変更がされたみたいだけど悠里は知ってる?」
「…うん。知ったのは昨日かな? 『スチームライダー シャルム』にライド。『ヒストリーメイカー・ドラゴン』を右前列にコール。最初はてっきりカードのエラッタか制限カードの追加かなと思ってたよ、ヒストリーメイカーでメイリーンにアタック」
「ファンディでガード」
SLD 5000、ガード成功
「…あ。チョコレート、凄く美味しかったよ。アルルのブースト、シャルムでヴァンガードにアタック」
「な、なんでそれを今言うのよ…… ミレーナでガード」
「だって言わないと、ちーちゃんに会えるのいつになるか分かんないし。…トリガー出てもガード成功か、とりあえずドライブチェックっと……」
な、何か話題になりそうな話はないかしら……?
そうじゃないと平常心を保てないわ。あ、ドロートリガーみたいね。
手札を増やさせちゃったけど……
「ね、ねぇ悠里? 紅茶のおかわりが無料でできるんだけど一緒に頼まにゃ……コホン! 頼まない?」
「…え? う、うん。せっかくだし頼もうかな。すみませーん!」
とりあえず話を逸らせて良かったわ……
でも噛んじゃった。うぅ……///
────数十分が経過……
「ターンエンド。悠里は……最近どうなの?」
「スタンド&ドロー。…どうって?」
「無理……してない?」
「…………ライド。『幻想の時乙女ウルル』 …ジェネレーションゾーン
超越コスト
『スチームブレス・ドラゴン』
「ストライドジェネレーション。『フルスロットルメイデン ウルニン』。別に無理は……してないよ、どうしてそう思うの?」
「私が気づかないと思ったの? あなた、隠し事する時は大抵口数が減るじゃない。昔からそう……」
「…………ストライドスキル、ヒストリーメイカー・ドラゴンを
V『フルスロットルメイデン ウルニン』
中央後列『始まりの時乙女アルル』
右前列『スチームメイデン エルル』
右後列『スチームメイデン メラム』
「…更にGゾーンのフルスロットルメイデンウルニンのスキル。表のこのカードの枚数分、前列の《スチームメイデン》と《時乙女》のユニットのパワー+2000」
V『フルスロットルメイデン ウルニン』POW 26000→28000
右前列『スチームメイデン エルル』POW 11000→13000
「…メラムのブースト、エルルでヴァンガードにアタック」
『スチームメイデン エルル』POW 13000+7000=20000
「リプスでガード」
SLD 10000、ガード成功
「…正直に言うと…倒れない程度には……かな。体調管理には気を付けてるつもり。アルルのブースト、フルスロットルメイデンウルニンでトップアイドルリヴィエールにアタック」
やっぱり無理してたんじゃない……
パワーはブースト込みで33000、私のダメージは2……
ここは……
「ノーガード」
「トリプルドライブ……」
1『スチームライダー シャルム』
2『クロノボレー・ラビット』☆
3『スチームメイデン サドゥム』☆
「…ダブルクリティカルトリガー、効果は全てヴァンガード」
『フルスロットルメイデン』POW 33000+5000+5000=43000 ☆1→3
3点目『Chouchouミレーナ』治
4点目『トランセンドルアイドル アクア』
5点目『マーメイドアイドル リヴィエール』
「……ターン終了時、ウルニンのスキル発動。エルルを選択し、裏向きでトリガーゾーンに置く。1枚置いたので、1枚ドロー。更にこのターン、自分のリアガードが2枚以下なので相手は手札を2枚、山札の下に置く。……流石に決めきれないか、ターンエンド」
トリガーが2枚乗ってパワーが43000、クリティカルが3、おまけに私の手札を2枚ランダムで山札の下に送るという置き土産つき……
もしかして悠里って、私の予想していた以上に強くなってるんじゃないかしら?
「スタンド&ドロー。」
「…それより、ちーちゃんだって無理してない? 君も人の事をあんまり言えないと思うけど……」
「そうかしら? お互い様だと思うけど? ジェネレーションゾーン解放」
超越コスト
『トップアイドル リヴィエール』
「ストライドジェネレーション。『Chouchou リリーネル』。メインフェイズに移行、『リンピッドコーラス メイリーン』を左前列にコール」
V『Chouchou リリーネル』
右前列『リンピッドコーラス メイリーン』
右後列『ランチメーカーアイカ』
左前列『リンピッドコーラス メイリーン』
「バトルフェイズに移行、左前列のメイリーンでヴァンガードにアタック。スキルでパワー+2000」
『リンピッドコーラス メイリーン』POW 9000→11000
「ノーガード」
4点目『ヒストリーメイカー・ドラゴン』
「アタックがヒットしたので、カウンターチャージとソウルチャージ。次はリリーネルでヴァンガードにアタック」
『Chouchou リリーネル』POW 25000
「……アルリムで完全ガード」
守護者コスト
『スチームメイデン ウルニン』
「もう! そこは通してくれたっていいじゃない!」
「そんなむちゃくちゃな事言わないでよ……」
1『スーパーアイドル リヴィエール』
2『衝撃の出会いリプス』☆
3『衝撃の出会いリプス』☆
「こっちもダブルクリティカルよ、効果は全てメイリーンに」
『リンピッドコーラス メイリーン』POW 9000→19000 ☆1→3
「アイカのブースト、メイリーンでヴァンガードにアタック。スキルでパワー+2000」
『リンピッドコーラス メイリーン』POW 19000+7000+2000=28000 ☆3
これで悠里が必要なガード値は20000!
「…ジェネレーションガード、『遡る時乙女ウルル』。スキル発動、今捨てたヒールトリガーとノーマルユニットを山札の下に置いて、シールド+5000」
SLD 15000→20000、ガード成功
「ふふっ♪ ターンエンド♪」
ほんとはね?
今日、悠里が散歩に行くのは知ってたのよ?
昔から天気が良いと決まって散歩に出てたわよね……
それに知らないでしょ? 私が悠里にチョコレートをあげた理由とかも……
(ほんと……鈍いんだから……)
でも、そういう所も含めて私は悠里の事────
大好きよ♪
読んでいただきありがとうございます。
千聖ちゃんの口調……難しかった。
軽くファイト回も混ぜてみました。
千聖ちゃんが使うクラン? つまりはそういう事です!
次回は本編になると思います……多分。
こんな作者ではありますが、今後もよろしくお願いします。
本日はありがとうございました。