全てのクランのタイプが発表されましたね。
リンクジョーカーのタイプが『フォース』という事に驚きました。
どちらかというと、『プロテクト』でしょうよ……(苦笑)
そして気づいたのですが、スターゲートのクランには何故か『プロテクト』が存在してませんでした。
…この流れだと、新しいクランが出そうで気が気でないんですが……。
さて。
今回は前回の続きの話になります。
楽しんでもらえると嬉しいです。
それではどうぞ。
「どうしてこんな事に……」
そう呟きながら、ある人物を待つ悠里。
現在、彼は穂乃果の部屋にお邪魔している。
何故こうなったのかというと……
────遡る事、数分前。
穂乃果を無事に家まで送り届け、目的である和菓子を注文した後、和菓子が出来るまで周辺を歩いて時間を潰そうかなと思い、ドアに手をかけた矢先……
「あら、悠里くんどこか行くの?」
穂乃果の母に声をかけられた。
「…あ、いえ。ここで待ってると、営業の邪魔になるかもしれないので、その辺を歩いて時間を潰そうと思って……」
「それなら穂乃果の部屋で待ったらどうかしら?」
「お、お母さん!?」
突然の母の提案に戸惑う穂乃果。
「だってこんな雨の中、外で待たせるなんて悠里くんが可哀想でしょ? それに穂乃果を送ってくれたんだし」
「そ、それは……そうだけど……部屋、汚いし……」
尤もな事を言う母に何か言いたそうな穂乃果。
そんな娘をニヤニヤと見ながら、とんとん拍子で結局、穂乃果は悠里を自分の部屋に案内
する事にした。
そんな2人を見送りながら、「今夜は赤飯と何にしようかしら♪」と呟く穂乃果の母の姿があったそうな……
────という事があり、今に至る。
座って待っていると、この部屋の主の穂乃果が戻ってきた。
「お待たせ。ゆうちゃん、オレンジジュースでよかった?」
「……うん、大丈夫だよ」
ここで穂乃果はある事に気づく。
悠里の隣に座ったのはいいが、この後、何を話せばいいか分からなくなってしまった。
(ど、どどどど……どうしよう!? 成り行きとはいえ、ゆうちゃんと二人きりになれたのは嬉しいけど、何話せばいいの!? わーん!! 何を話せばいいか分かんないよー!!)
いつもだったら何か話せる話題が見つかったのだが、今回ばかりはそうはいかなかった。
何せ、自分の好きな人が隣に座っているのだ。
その姿はまるで、初めて彼氏を家に連れて来た乙女のよう。
「あ! そうだ!」
「…ど、どしたの?」
悩みまくった様子から一変、何かを思い出した穂乃果。
その様子に悠里は、若干だが驚いていた……。
「今日の昼休みね? 海未ちゃん達とファイトしたんだ」
「そうなんだ? どうだったの?」
「それがねー? 穂乃果、弱いから
その言葉に悠里は違和感を感じた。
実際のところ、穂乃果は弱い訳がない。寧ろ強いの部類に入る。
海未やことりもそうだ。この3人は日に日に強くなるタイプなので、『ダークホース』という称号を悠里が与えている。無論、口には出さないが……
(ほのちゃんの言い方から察するに、圧倒的な負けという感じじゃなさそうだな……)
穂乃果が負け続ける理由を考えてみるが、どうも思い浮かばなかった。
「…ほのちゃん、デッキを見せてもらってもいい?」
「うん。いいよ。はい」
「…ん。ありがと」
穂乃果から許可をもらい、彼女のデッキを1枚づつ確認していく。
するとここで、悠里は穂乃果が負け続けてしまう理由を見つけてしまった。
「…ほのちゃん、他のカードって入れた事ある?」
「ううん、ないよ?」
「一度も?」
「うん。昔ゆうちゃんに作って貰って以来、変えてないよ?」
「…大事にしてもらうのは僕としても嬉しいけど、流石に今のデッキのままだと負け続けるよ?」
「えっ? じゃあ穂乃果が勝てない理由って、もしかして……」
「……カスタマイズしてないからですね。はい」
穂乃果が負け続けた理由。
それはデッキのカスタマイズを一切、行ってないという事が原因だった。
トライアルデッキ仕様といえばいいだろうか。デッキの中身はまさにそれだった。
Gユニットも、悠里が幼い頃あげたのが1枚と、Gガーディアンが1枚の2枚だけ。
幸いは、完全ガードと、超越サポートの『パドミニ』がいた事ぐらいだが……
「うぅ。でも穂乃果、デッキ改良なんてやった事ないよー……」
「……なら一緒に作る?」
「ほ、ほんと!? 一緒に作ってくれるの!?」
「うん。ちゃんと動かし方も教えるよ」
それを聞いた穂乃果は大喜び。
はしゃぐ彼女を落ちつかせつつ、デッキ構築に入ることに……
早速、穂乃果の為にデッキ構築をする事になった悠里。
彼女が使用してるのは『ネオネクタール』
同名ユニットが揃う事で様々な効果を発揮するクランだ。デッキ構築自体は簡単と同時に難しいクランでもある。
具体的にどこが難しいのかというと、各グレードの枚数調整だ。
「…ほのちゃんは数学は今でも苦手なんだっけ?」
「あ、あはは……えっと……苦手」
舌をペロッと出しながら苦笑いする穂乃果。
その仕草を見た悠里は可愛いなーと思ったのは内緒である。
「じゃあとりあえず慣れるまで、数学が苦手なほのちゃんでも大丈夫尚且つ勝てるデッキ構築にしておくね? Gユニットは、ほのちゃんが選んで? 分からない事があったら僕に訊いてね?」
「うん、分かった」
元気よく返事をすると、穂乃果はGユニットを選び始めた。
(さてと。アーシャがメインとなりつつ、ほのちゃんでも扱えそうな構築は……やっぱり
手慣れた手付きでメインデッキの構築を進める悠里。
意外な事に穂乃果はネオネクタールのカードを殆ど持っていた事が判明。Gユニットもである。これには悠里も驚いた。
もしかすると、穂乃果はネオネクタールに好かれてるのでは?と思った程だ。
「……ん。こんな感じかな」
悠里が穂乃果の為に割とガチで作ったメインデッキが完成した。
そのデッキの中身は……
グレード3
ラナンキュラスの花乙女アーシャ:4枚
矢車菊の花乙女イーネス:4枚
グレード2
理想の乙女トゥーリア:4枚
日車の乙女ラウニ:4枚
佳花の乙女アネルマ:4枚
グレード1
開墾の戦乙女パドミニ:4枚
快音の乙女イマルート:4枚
桜吹雪の乙女リルガ:4枚【守護者】
グレード0
桃園の乙女エルミ:2枚【FV】
花園の乙女マイリス:4枚【☆】
孔雀草の銃士ラケーレ:4枚【☆】
メイデン・オブ・ディモルフォーセ:2枚【☆】
ウォータリング・エルフ:2枚【醒】
カラーの妖精キトリー:4枚【治】
という、これなら大丈夫でしょ。というデッキになった。
メインデッキが完成したので、穂乃果を呼ぶ事に……
「はい。僕なりの構築してみたけど……」
「わー。ゆうちゃんすごーい! 前のと中身が全然違う」
「これだったら、みーちゃんとことちゃんとファイトしても大丈夫だと思うよ。流石にトリガー構築は悩んだけど……」
こればっかりは、ネオネクタールの宿命なので仕方がない。
「ねぇねぇ、このデッキってどうやって動かせばいいの?」
「今からそれを教えるよ。と言っても時間は有限だけどね」
その後、注文した和菓子が出来るまでの間、悠里は穂乃果に構築してあげた新しいネオネクタールデッキの回し方や注意点やその他色々と教えてあげたという。
読んでいただきありがとうございます。
穂乃果ちゃんのメインデッキは、物語が進むにつれて変わってきます。
……と言っても、あんまり変わりはしないのですが(苦笑)
次にファイトをするのは、穂乃果ちゃんの予定になっています。
ただ、2~3話くらい先になりそうですが……(苦笑)
ファイト回を楽しみにしてる皆様を待たせる事になってしまい申し訳ありません
次回の投稿はリサちゃんの誕生日が近いので、その日になると思います。
本日はありがとうございました。