月の少年の休日日記   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
友希那ちゃん、誕生日おめでとう。
公式サイトが新しくリニューアルされててびっくりです。
今日のカードの3種類の『アルテミス』を見て思った事……"神装ゲージ"って何ぞや?
たちかぜの"武装ゲージ"と似てますが、違うようです。
新しいジェネシスにも期待です。

拙い内容ですが、楽しんでもらえると嬉しいです。

それではどうぞ。


特別編 友希那の誕生日

────これは悠里が燐子の家に行ってる間の話である。

 

「いやー、やっと終わった終わったー」

「…そうね」

 

間もなく昼の羽丘女子学園。

午前中に学校が終わり、帰宅する生徒もいれば、学校に残り時間を潰す生徒もチラホラ……

そして校門から出る2人の少女。

リサと友希那である。

 

「にしても、ひっさしぶりのお泊り会だねっ♪」

「…………」

「えっ。なに、その微妙な顔、リサちゃん傷つく~♪」

 

お泊り会について楽しそうに話すリサに対し、友希那は微妙な顔。

そして溜息を吐き……

 

「もう高校生よ。一晩くらいどうってことないのに」

 

子供じゃないと言わんばかりに呟いた。

 

「ダメダメ。ほんの数日とはいえ、旅行に行くお父さんとお母さんから、大会の練習とかで家に残るならアタシとって条件出されたんでしょ?」

 

そう。友希那の両親が旅行で不在なので、条件付きでリサとお泊り会する事になったのだ。

友希那は1人でも平気だと言うが実際はそうはいかないのである。

その理由の一つがリサの口から開かれる……

 

「それに友希那、家事ヘタじゃん?」

「ヘタ……うちは分担制で、料理はおか、母の係なのよ」

「ふーん? で、友希那の係はなんだっけ?」

「…………洗い物は……たまにできるわ」

 

洗い物なら偶にできると仰る友希那。

実際は殆どできないのだが…………

 

「まぁいいじゃん。今日はアタシが友希那の好きなもの作ってあげるから、期待してて♪」

 

そして2人はスーパーに行く事になった。

偶々やってた昼間の食品の激安イベントでリサが張り切ってたのはご愛嬌。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「それじゃあ、友希那リクエストのシチュー作りま~~~す♪」

 

友希那の家に着き、スーパーで買った材料でシチューを作る事になったリサ。

何故シチューになったのかというと、カレーと同じく作り置きが出来るからである。

 

「私だって手伝いくらいできるわ。……皮むき、とか?」

「ええっ。ウソ、本当に!? 友希那も大人になったんだね~。リサちゃん、感動っ♪」

 

友希那の言葉に感慨深そうな声を上げるリサ。

 

「じゃあアタシは他の事やっておくから、ジャガイモの皮むき、よろしくね。はい、ピーラー♪」

 

ピーラーを渡されたはいいが、友希那は正直言って皮むきもあまり得意じゃない。

何せ、包丁で食材を切るのですら自信がないのだ。

咄嗟に言ってしまったとはいえ、やるからには本気でやるのがポリシーの友希那はピーラーを持ち作業を始めた。

 

「そういえば昔はしょっちゅう、友希那んちのお父さんお母さんが遅い日、悠里と瑠菜と璃夢(リム)の5人で夕飯作って、お泊り会したよね」

「そうね……今と同じで、ほとんどリサと悠里が作っていたけど……私以外の4人は昔から、料理が上手かったから」

「え、えへへっ。まあね。うちはお母さんと一緒に作る家だから。と言ってもアタシは悠里が作ってくれた料理が美味しくて本格的に料理を覚えようとしたのがきっかけだけどね……」

 

リサが料理を本格的に覚えようと思ったのは、悠里が作ってくれた料理が美味しかったからである。そしていずれは作ってくれた本人に食べてもらいたいと思い、母に頼んで覚え始めたのがきっかけである。

 

「…疑問に思ったのだけど、悠里は何をしてるのかしら?」

「なになに~? 友希那、寂しくて悠里に会いたくなっちゃった?」

「ち、違うわ! べ、別に寂しいなんて……」

「うんうん♪ つまり寂しいんだね♪」

「リサ!」

「はいはい♪ アタシが悠里に電話をかけてみるから♪」

 

友希那をからかいながら、スマホに登録されている悠里の電話番号を探す。料理を作っている最中なので、聞きやすいようにスピーカー状態に設定しながら通話ボタンを押す。

電話に早く出て欲しいのか、友希那はそわそわしていた。ピーラーを片手に持ちながら。

 

『…もしもし?』

 

7コール目あたりで悠里が出た。

 

「やっほー悠里☆ 友希那が寂しくて悠里の声を聞きたいっていうから、かけちゃった☆」

「り、リサ!?」

 

いきなり電話の向こう側にいる本人に何を言ってくれてやがるんだと言わんばかりに動揺を隠せない友希那。

 

「ゆ、悠里!? さっきリサが言ったのは悪ふざけであって決して私が言ったわけじゃなくて!? で、でも悠里の声が聞きたかったのは本当よ!?」

『あー……うん。はい……』

「引くような声を出さないで!? ほんとだってばぁ!」

 

あたふたしながら電話の向こう側にいる悠里に必死に弁明する友希那。

その光景を隣で見ているリサは笑いをこらえていた。

これ以上は少し可哀想かなと思ったリサはフォローをしてあげる事に。

 

「悠里ー? アタシなんだけど、友希那も悪気があって言ったわけじゃないからさ? 気にしないで」

『…まぁ、気にしてはないけど』

「そっか☆ でさ、悠里って今何してんのー?」

 

もし暇だったら、友希那の家でお昼ご飯を3人で一緒に食べようと誘おうと思っていたリサだったが……

 

『…ん、今? 燐子ちゃんの家にいるけど……』

 

思わぬ言葉が出てきた。

その言葉に友希那とリサがピタッと動きが止まる。

正確には"止まった"というより"固まった"の表現が正しいが。

 

「な、なんで燐子の家にいるの?」

『それがさー、燐子ちゃん、デッキ調整を2日前からやってて、今日までご飯とか食べてなかったみたいだから、ちょうど今からお昼ご飯を作るところ』

「へ、へぇー……そ、そうなんだー……」

 

燐子の意外な一面を知ったと同時に悠里も人の事を言えないじゃんと思ったリサ。

チラッと友希那を見てみると……

 

「…………むぅ」

 

頬を膨らませていた。

恐らく燐子が羨ましいと思っているのであろう。

 

「燐子は部屋にいるの?」

『僕のすぐ横にいるけど?』

「「…………は?」」

 

悠里の何気ない答えに間の抜けた声を上げるリサと友希那。

てっきり、燐子が近くにいないと思っていた。もし電話をかけた最初から燐子がいたとなれば……

 

「えっと~……悠里? もしかして友希那との会話の時にさ、燐子って……」

『…驚いてたね。今もだけど』

「あっちゃ~……」

 

一連の会話を燐子に聞かれてしまったのである。

しかもRoselia内でもリサと悠里にしか滅多に見せない友希那の素の口調をである。

 

「…悠里」

『…何? 友希那ちゃん』

「今すぐそっちに行くから逃げないで待ってなさい」

『…え? いや…逃げる以前に僕、燐子ちゃんにお昼ご飯を作ってあげなくちゃいけないんだけど……』

 

そしてスマホの通話ボタンを切る友希那。

 

「さあ行くわよ! リサ!」

「いやいや、行くってどこに!?」

「燐子の家に決まってるじゃない! 早くしないと悠里が燐子に取られちゃうかもしれないのよ!?」

「それはアタシも同感だけど、友希那、燐子の家知ってんの?」

「知らないわよ!」

「……はぁ。アタシ、前に燐子の家に行った事あるから支度して行こっか……」

 

悠里の事になると暴走する友希那に、リサは溜息を吐きながら燐子に一応メッセージを送りながら、向こうに着いた時に友希那がどうなるんだろうと考えていた。

 




読んでいただきありがとうございます。
いやー、間に合って良かった……(苦笑)
ファイト回ですが、次の話が終えてからになると思いますので、もうちょっとだけお待ちください……(土下座)
次回も頑張りますので、よろしくお願いします。
本日はありがとうございました。
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